札幌エスタで 持ち帰り総菜
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は持ち帰りの総菜にしよう。
札幌市営地下鉄東豊線 さっぽろ駅から西に向かって徒歩2分。
エスタ地下街直結のお持ち帰り専用コーナーだ。
JRや地下鉄南北線からも同様なので超好立地だ。残念ながらエスタ閉店に伴い撤退してしまったが良店だったので紹介しておこう。
と言いながら店名を覚えていない。店舗を訪問する際は店名をしっかり確認してから来訪するし、初回訪問時は何なら外観写真も撮ったりするので覚えているのだが地下街直結の持ち帰り専用コーナー(デパートではないからデパ地下では無いハズ・・・このような場合何と呼ぶのだろう?)だと店が違うことは分かっても店名など気にしたことが無いので仕方ないのだ。
利用したことがある方は分かると思うがアピア側から入ると左側が持ち帰りコーナーで右側がお菓子などのコーナーとなっている。もちろん飲んだくれとしては左側一択。大丸のデパ地下と異なりこちらはかなり庶民向けな価格設定となっており割と頻繁に利用していた。さて本日は何を選ぼうかな。
やはり持ち帰り総菜コーナーと言えばまずは何があるかをひと通り眺めながら候補を挙げて行くことだろう。ファッションに全く興味の無い私としてはファッション系のウインドウショッピングなど1ミリも興味が無いが総菜コーナーとなれば話は別だ。何と心躍るウインドウショッピングだろう。ワクワク感を覚えながら本日のツマミをじっくり見定めていく。
どこで見聞きしたか忘れたが男性は馴染みの店へ行って常連となることやいつもと同じメニューを注文することを好み、女性は新しい店の開拓や新メニューへの挑戦を好む傾向が高いらしい。もちろん人により行動パターンは異なるので全ての人が同じ傾向とは言えないが概ねそのような傾向の違いがあるとのこと。
オッサンである私にはその気持ちは良く分かる。新規開拓したい気持ちはあるものの失敗してガッカリしたくないというのがひとつ。もうひとつはお気に入りのお店の常連となることで家や会社とは異なるコミュニティと繋がる安心感や楽しさが何者にも代え難いからだ。ぬるま湯に浸かる安心感があると言えば伝わるだろうか。行きつけの居酒屋に木曜~火曜まで毎日通ってた私が証拠だ。
しかしながらあまりにも通いすぎるとさすがに同じメニューばかりだと飽きるのは確かだ。何せ一年のうち少なく見積もっても200日前後通うことになるのだ。控えめに言ってクレイジーと言って良いだろう。それには私も完全同意だ。
よほど普段から大量に準備してる店でない限り全メニュー制覇済みの上で数周すると言っても過言ではない。居酒屋で良かったなと思うのは当たり前だけどこちらは飲んでるので余程飽きるほど同じメニューを注文するのであればともかく、1回くらい違うメニューを挟むとまぁ食べ慣れてるけど良いかとなるのだ。なんてことだ。寛容な心というのは飲むことでも実現できるということか。(たぶん違う)
このようにお気に入りのお店をローテーションすることで一定以上の幸せを得られることを学習してるので新しい店を新規開拓する意欲が沸きにくい。ビジネス用語的に表現するとインセンティブが少ないと言えば良いのだろうか。
確かに新規開拓することで更にお気に入りのお店が増える可能性はあるとは思うが失敗してガッカリするリスクや成功確率の低さを考えるとどうしても二の足を踏んでしまう。その意味では旅行などで見知らぬ土地に行った際はどの店が成功なのか不明なのだから果敢に挑戦できると言って良いだろう。むしろなぜ女性は生活圏内にある馴染みの店以外にも果敢に挑戦する気になるのか教えて欲しいほどだ。
盛大に脱線した。元に戻ろう。
散々迷ったがやはりお気に入りのお店の同じメニューに惹かれてしまう。
頼んだメニューはこちら。
・ガパオライス
・カレーザンギ
ザンギが思ったより重たくて野菜必須となるのでキャベツの千切りパックも途中で購入して帰宅。早速いただくとしよう。乾杯!(終わりの始まり)
ガパオライス。アピア側から入ってすぐのところで売っているタイ料理系を扱ってるお店。安定の旨さ。昔はタイ料理はクセがあって苦手だったがいつの間にか好んで選ぶようになってしまった。大人になると味覚が変わると言うが飲むようになってからも味覚や好みが変わるように思う今日この頃だ。
カレーザンギ。中ほどにある餃子や焼売を得意とするお店だがザンギが旨いのだ。その名の通りカレー味がするザンギ。どのようなスパイスを調合してるのか不明だがザンギと絶妙にマッチしており物凄く旨い。ハイボールが進む。今さらだが店舗名が分かった。点○札幌だ。支店は現在も営業中のようなので気になる方はチェックして欲しい。
千切りキャベツと一緒に食べるので結構ハラいっぱいになり総じて大満足。タイ料理の方はその後どうなったか不明だがザンギのお店は現在も絶賛営業中とのこと。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。