札幌で ビストロ
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はビストロにしよう。
札幌市営地下鉄南北線さっぽろ駅から南に向かって徒歩2分。
札幌フコク生命越山ビル1階 ビストロ B○N タブロイドテーブルだ。
札幌市営地下鉄東豊線さっぽろ駅からも西に向かって徒歩5分。
JR札幌駅からも南に向かって徒歩6分なので好立地と言って良いだろう。
札幌駅前通りを挟んで赤レンガテラスがあるが、お店は駅前通りの反対側にあるので残念ながら美しい姿を見ることは叶わない。その分内装がお洒落な造りをしてるのでそちらで目の保養をして頂ければと思う。
こちらはお洒落な内外装をしてるので初見では敷居が高く感じるが値段は一般的な居酒屋とそんなに変わらないので安心して欲しい。こんなお洒落な店なのに飲み放題メニューがあるのも呑んだくれとしては嬉しいところ。もちろん飲み放題一択。ビールで乾杯!(終わりの始まり)
サラリーマンもいなくは無いが、お洒落な店だからか女性やカップル客が多い。少々居心地の悪さを感じなくもないが飲み始めてしまえばオッサン同士でも話に夢中になるから無問題というヤツだ。さてさて何を頼もうかな。
そう言えばビストロという名前は聞くものの一体何を指してるのだろう?
どうやらフランス語らしく気軽に普段使いできるカジュアルで庶民的な料理を楽しめる大衆食堂という意味らしい。なるほど。だから見た目のお洒落さの割に居酒屋と変わらない価格設定となっているのかと納得。
バルと何が違うんだろう?と思ったところバルはスペイン語とのこと。庶民的な料理を楽しめるカジュアルな飲食店という意味ではビストロと同じだが一日に何度も寄ることが出来る場として親しまれてる辺りが違うようだ。
朝から夜までふらっと立ち寄れるのがバルの特徴とのこと。カウンター形式が多いので回転率も高いらしい。なるほどと思うが日本で営業してる以上、例によって日本向けにローカライズされていることだろう。
そもそも日本は食に対する情熱やこだわりが強いことで有名なようだが日本の中でも地方により違いがありすぎると思うのは私だけだろうか?最近は食べられることも少なくなったかも知れないが正月に食べられるお雑煮だけでも各地で異なるのは有名だろう。味付けや食材だけでなく餅の形状や焼く煮るなども違うらしい。
どれだけローカライズが好きなのだと思うのと同時に交通網が発達する以前の時代は狭い地域で文化が発展していったし各地ごとに特産品も違うからこそ地域ごとの特色が出るのだろうなと感慨深さすら覚える今日この頃だ。
そう言えば今は特に違和感なくスルーしてるが学生時代までは「全国大会」という名称に強烈な違和感を覚えていた。全部の国から集まって大会するのであれば日本以外の国からも参加者が来るものだと思うのだが日本国内からしか集まっていないではないかと。
働くようになってから時代小説を読むようになったのだが、その際に江戸時代以前は藩で分かれてたしそれぞれを国と呼んでいたのでその名残から全国と呼ぶようになったのだろうと思っていたがどうやら違ったようだ。
日本という国全体を指す言葉として全国と呼ぶとのこと。ヤフー知恵袋の回答者による「”全世界”と表現することもあるけど世界が三つも四つもあるわけでは無いですよね」との説明が一番しっくりきた(笑)ぐうの音も出ないとはこのことか
しかし日本語以外を母国語とする方々には理解するのが難しいひとつのように思う。「人一倍」が実は二倍を表しているとか「商売あがったり」は売上が上昇してハッピーではなくネガティブなことを表現してると知ったら混乱することは想像に難くない。
発音も数字をカウントアップする時とカウントダウンする時で「四」の読みが異なるなど無意識レベルで使い分けてることまで含めたら気が遠くなるかも知れない。つくづく日本語は学ぶことが難しい言語だなと改めて思う今日この頃だ。
盛大に脱線した。元に戻ろう。
頼んだメニューはこちら。
・鶏白レバーのパテ
・季節の魚のカルパッチョ
・生ハム&サラミ盛り合わせ
鶏白レバーのパテ。バゲットに付けても単体でも物凄くクリーミーで旨い。正直これだけで最後まで戦えるレベル。
季節の魚のカルパッチョ。肉料理が多かったけど魚介の気分だったのでカルパッチョを注文。間違いない美味さ。
生ハム&サラミ盛り合わせ。こちらも定番だが間違いなく旨い。
どうやらこちらの店は肉料理が美味いことで有名のようだ。店員さんの接客も良いし提供が早いことも高ポイント。女性客が多くて少々居心地の悪さを感じなくもないが値段も手ごろだし地下街直結でもあるので天候に左右されないのも素晴らしいところだ。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。