たまにはチェーン店の 弁当
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は弁当にしよう。
札幌市営地下鉄東西線バスセンター前駅から南に向かって徒歩2分。
ほっとも○と 創成橋店だ。
全国チェーンなので場所を特定する必要も無いだろう。皆さんも一回くらいどこかの店舗を利用されたことがあるのではなかろうか。
本日はあまり外飲みの気分ではなかったので久しぶりに弁当をツマミに飲もうというヤツだ。とは言え飲む際にご飯は不要なのでおかずのみを選択。最近おかずのみ購入する方が増えたのか特に違和感なく受け入れてくれるのがありがたいところだ。早速ハイボールで乾杯!(終わりの始まり)
皆さんお昼は弁当派だろうか?それとも外食派?社食という手もあるだろう。私はもっぱら外食派だが、一口に弁当派と言っても弁当屋さんで購入する方もいれば自宅で作って来る方もいるだろう。自宅から作って持参する方々は本当に凄いと感心する。何なら尊敬するレベルだ。
世間ではどうやら冷凍食品を入れるのは手を抜いてるだの色々な意見があるらしいが私に言わせれば弁当箱に詰めてそれなりに体裁を整えるだけでも素晴らしいと思う。忙しい朝にそんな悠長なことする時間があるなら少しでも寝ていたいからだ。
あと弁当箱に詰めるということは食中毒にならないよう配慮したり冷めても美味しく食べられるよう工夫も必要だろう。まぁ弁当用のレシピも山ほどあるからその辺りは心配無用かも知れないがそもそも考えることにリソースを使いたくないのだ。
考えることにリソースを使うのが嫌だと心底実感出来たのは断捨離に近いことをした時だった。
こんまりの愛称でお馴染みの片づけコンサルタントが出版した著書「人生がときめく片づけの魔法」を読んでその通りに片付けをしたことがあるのだが、目から鱗が落ちるとはこのことかと驚くほど部屋が綺麗に片付いた。
著書に書かれている正確な文言は覚えてないが意訳すると「いつか使うだろうは今後も使わない」「自分がときめくモノだけを残せ」「家電の説明書などは全捨て」「重要書類以外も全捨て」などだが自分の中に全く無い考えだったので衝撃を受けたのだ。今までは明らかなゴミ以外捨てることを考えずどのように収納しよう?という考えしか無かったので人生観が変わったと言っても過言ではない。
しかしながらそれ以上に驚いたのは目に映る範囲に余計なモノが無くなったことで心も穏やかになってることだ。部屋が片付いただけで心が穏やかになるとは一体どういうことだろう?我ながら不思議に思ったが事実なのだから仕方ない。
これは推測になるがおそらくモノや文字などが目から入って来ることで無意識に情報を判断しようとして脳ミソが疲労してたのではなかろうか。いわゆる周囲に対する危険察知能力が使われることで疲労感を覚えていたのだろう。運転中や日常生活では危険回避能力として役に立つが自宅の部屋でも気を張ってたら休まる暇が無いというヤツだ。お寺の境内などに極限までモノが置かれてないというのも心の安寧を得るための手段として有効ということなのかも知れない。
また残したモノは全て自分が気に入ってる「ときめくモノ」だけだ。少しでも気に入らないモノは全て処分済みなので目に映るモノは全て自分のお気に入りばかり。それは気分も上がるというものだろう。
更に言えば目に映る範囲だけでなく、収納済みで目に映らない範囲についても中身を全て把握してる上、不要なモノは全て捨ててあるので「何かよく分からないけど隠れてるモノの中に何かやらなければならないことがあるのではなかろうか?」とモヤモヤする気持ちが一切発生しないというのも大きい。まさにストレスフリーと言って良いだろう。
モノというのは増えることはあっても減らすには使って捨てるしか無い。
それを意識してる現在は当時ほど片付いてるとは言い難いがなるべくモノを増やさないように気を付けてるし不要となったモノは躊躇なく処分するようにしてるためそこそこの状態をキープ出来ている。まさにあの著書を読んだことがキッカケと言っても過言ではない。汚部屋で暮らしてた頃の自分に見せてやりたいがそれは叶わないので改めてこんまりに感謝する今日この頃だ。(注:案件ではありません)
盛大に脱線した。元に戻ろう。
自炊しても良かったのだが面倒だったので本日は弁当というワケだ。そのような日があっても良いだろう。店頭で注文すると結構待ち時間が発生するので事前に電話で予約注文しておく。
頼んだメニューはこちら。
・しょうが焼き(おかずのみ)
・肉野菜炒め(おかずのみ)
しょうが焼き(おかずのみ)。甘辛いタレが柔らかい肉と絡んで旨い。ハイボールが進む。
肉野菜炒め(おかずのみ)。外食ばかりだと栄養が偏るので意識的に野菜を摂ろうということで注文。元々野菜好きではあるが旨い。自炊時は枝豆など入れないのでアクセントとしても彩りとしても良いのだなと思いつつ、とは言え今後も自炊時は入れないだろうなと心の中で独りごちながら頂く。
独り暮らしの場合食材が余ったりコスパが悪かったりするので弁当は良い手段だと思う。疲れて何もしたくない日もあるだろう。チェーン店に限らず地元密着型の弁当屋さんはボリュームあったり旨さも段違いだったりするので侮れない。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。