ステラプレイスで 回転寿司
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は回転寿司にしよう。
JR札幌駅直結のステラプレイス6階なので徒歩2分と言ったところだろうか。
根室花ま○ JRタワーステラプレイス店だ。
札幌市営地下鉄南北線、東豊線さっぽろ駅からも徒歩圏なので超好立地と言って良いだろう。
こちらはかなり有名なお店なのでご存知の方も多いのではなかろうか。札幌駅直結なのに安くて旨いで有名な回転寿司だ。
有名になりすぎた弊害なのだろう。超好立地ということもあり観光客がスーツケース片手に大行列することでも有名だ。あまりにも大行列が出来るということで現在では入口にタッチパネル式の発券機があり、整理券の番号順に入店できるシステムとなっている。
呼び出しから十五分経過したらキャンセル扱いとなるが、逆に言うと呼び出し時間近くになるまで行列に並ぶ必要は無いので渋滞解消および待ち時間の有効活用という双方の観点から見ても良い施策と言えるだろう。更に呼び出しもメールやLINEで呼び出してくれるという優れもの。既に導入済みの店舗もあるだろうが未導入の店舗は是非導入を検討いただきたいものだ。
基本的に私は並ぶのが大嫌いなので行列店はスルーするのが常なのだが、こちらは前述の通り整理券さえ受け取ってしまえば大体の待ち時間を予測して近隣を散策できる。呼び出しから十五分以内には店に到着しておく必要があるので、あまり遠方まで行くことや映画を観るのは時間内に戻れないリスクが高いので避けた方が良いだろう。適度な場所で時間潰しして頂ければと思う。
ウインドーショッピングは趣味ではないがステラプレイスには大きめな本屋さんも入ってるので時間潰しには事欠かないのが素晴らしい。あくまで時間潰しなので普段と異なり目当ての棚に直行するのではなく店内をブラつくことにする。ジャケット買いではないがブラついてタイトルを眺めるだけでも楽しめるのが実店舗の良いところだと思う。
普段は目当ての商品や本しか買わないのでネットショップで済ませてしまうが、自分が興味無い分野も目に入るのが実店舗の良さと言って良いだろう。さすがに町の小さな店舗だと規模が小さすぎてブラつく楽しみも少ないので寄ることは少ないが規模が大きい店舗では目を引く本も多い。チラ見して興味を惹かれた本や雑誌については出来るだけその店で購入することにしてる。本屋さんの実店舗は経営が厳しいと言われ続けてる昨今、微々たる金額だが少しでも経営の足しにして頂ければと思う次第だ。
あと時間内に来店しない場合キャンセル扱いということで思い出したが、飲食だけでなくホテルなども直前にキャンセルされることで少なくない被害を被った話を聞くことが増えた気がする。おそらく昔からあった問題なのだろうが現在ではSNSなどで可視化されたことで広く知れ渡ったということもあるのだろう。
しかしながら個人的には愉快犯や(間違った意味での)確信犯も混ざってるように感じる。SNSが普及したことによる負の側面と言っても良いのかも知れない。昔なら仲間うちの悪ふざけで済んだものが可視化したと言えば良いだろうか。端的に言えば精神性が幼稚としか言いようがないが、人間とは他人の目が無いところでは多かれ少なかれ一定数はそのような行動を起こす存在なのかも知れない。突然主語を大きくしたことは認める。
難しいのかも知れないがホテルについては予約時にクレジットカード必須として予約日に近い順に宿泊時に近い金額を強制的に引き落とす。飲食店もコース予約の場合同様の対応とする。このような形で毅然とした対応をすれば冷やかしや抑えておくだけなつもりの客は減り、実際に利用したいお客さんは確実に予約できるようになりウインウインと思うのだが机上の空論なのだろうか。何かしら対応したことで改善した事例があれば是非ご教示頂きたい今日この頃だ。
盛大に脱線した。元に戻ろう。
料理本を含め数冊購入し引き続き店内をブラついていたところ呼び出しを受信。約1時間半と言ったところだろうか。早速お店に向かうことに。
店外は相変わらず行列が出来ている。おそらくこの方々も入店間近なのだろう。大人しく待つこと十数分でようやく入店。某テーマパーク並みの待ち時間に大人気店の凄さを改めて感じる。
まずはビールで乾杯!(終わりの始まり)
本日はガッツリ飲むというより軽く飲みつつお寿司をツマもうというヤツだ。さてさて本日は何を注文しようかな。
他の回転寿司もそうだがレーンに流れてるお寿司をそのまま取って食べるお客さんは少ない。握りたてに比べれば鮮度も落ちてるし乾燥してる上、個別注文に応じて握りたてを提供してくれるのだ。当たり前の流れと言って良いだろう。
「回転寿司」は形骸化してると言っても良い名称だと思うが、注文した品々が高速でお客さんの席までレーンを流れてくるようなシステムを採用してるチェーン店もあるのが面白いところだ。ただでさえ寿司は日本独自の文化なのに回転寿司というジャンルだけでもガラパゴス化する辺りが面白い。細部にこだわる職人気質が特徴の日本人らしい発展の仕方なのかも知れない。
頼んだメニューはこちら。
・活つぶ
・活ほっき
・いくら
・まぐろ
・ねぎとろ
・納豆巻き
活つぶ。新鮮でコリコリ。旨い。
活ほっき。こちらも新鮮でプリプリ。旨い。
いくら。寿司を食べる時は絶対注文してしまう。間違いない美味さ。
まぐろ。やはり王道は注文せざるを得ない。旨い。
ねぎとろ。まぐろとは違ってこちらも好きなのだ。旨い。
納豆巻き。こちらも絶対注文してしまう一品。旨い。
本当は他にも色々気になるメニューは多数あったのだがハラいっぱいでもう食べられない。長時間待ったのに勿体無いとは思うが江戸時代のファストフードと考えるとサッと食ってサッと出るのが粋なのだろう。と自分自身を納得させながら退店することに。
頻繁に来れるお店でも無いのでメニュー全制覇は難しいがいつかは挑戦したいと思うほど全てのネタが新鮮かつ美味しいのが素晴らしい。札幌観光するなら是非時間を取ってでも味わって頂きたいお店だ。立ち席もあるので独りでサクッと頂くことが出来るのも良い点だろう。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。