テレビ塔そばで 町中華
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はテレビ塔そばの町中華にしよう。
札幌市営地下鉄東豊線大通駅から東に向かって徒歩1分。
東京五○番 大通西1丁目店だ。
こちらは大通公園のシンボルであるテレビ塔すぐそばにある地下街直結の店舗で、悪天候でも気にせず来店できる好立地なお店だが地下街から見えない位置に店舗があるので初見で分かりづらいのが難点と言える。おそらく喫煙可能店とすることで一定の需要を見込んでいるのだろう。生き残るためには色々頑張る必要があるのだなと思う次第だ。
それにしても札幌にあるのに東京とはどういうことなのだろう?
店のホームページで確認したところ、どうやら明治時代に外国人居留地の五十番館に住んでいた中国人が店名に住所を入れたことが由来とのこと。またその後働いていた人達がのれん分けや独立することで五十番の屋号を掲げる中華料理屋が増えたらしい。だから聞き馴染みがあったのかと納得。
増えていった中の神田五十番が札幌に進出したということで東京の名前を入れてるようだ。なるほどと思うと同時に札幌で店舗展開するのに店名に東京を入れると分かりづらくて混乱させるのでは?と思うのは私だけだろうか。
とりあえずビールで乾杯!(終わりの始まり)
それにしても今回調べたから店名の由来が分かったが五十番って正直パッと見の印象としてはランキング下位と思われそうだが問題ないのだろうか?それとも既に中華料理と言えばという感じで認識が広まり済みだから問題ないということなのだろうか?店名というのはお客さんに抱かせる印象および客入りにも影響するだろうから慎重に付ける必要があるように思うので他人事ながら心配してしまう。コレで問題ないとした経緯をどなたかにインタビューして頂きたいところだ。
名前と言えばキラキラネームの改名も一時期話題になったことを思い出した。
個人的にはそもそも漢字の読み方と無関係な当て字を使うなと言いたいところだが全てを禁止するのも柔軟性に欠けるということなのだろう。しかしモノには限度があると思うのは私の頭が固いのだろうか。
インタビュー記事を見たところ、キラキラネームを付けられた本人も自分の名前を嫌だと思ってる子と気に入ってる子に分かれてるのが印象的だった。嫌だと思う子だらけだと思ってたので意外に思ったのだ。世の中は多様性に満ちていると感じると共にまだ将来に被るであろう様々な苦難を想像することが出来ないのかな?とも感じて妙な気分を味わった。
名前を間違えられる度に訂正するのを苦に思わないとか就職時や大人になってからも苦労しないというのであればそのままで良いだろう。しかしながらキラキラネームであることで不利益を得てると感じるのであれば遠慮なく改名を検討頂きたいと思う今日この頃だ。
脱線した。元に戻ろう。
こちらはセットメニューがお得ではあるのだが量が多すぎてハラいっぱいになるので飲むには適さない。なので単品一択だ。ちょい呑み用の晩酌セットが好きな酒+好きな一品料理+焼き餃子3個なのでこちらを注文することに。
頼んだメニューはこちら。
・晩酌セット(ビール+青椒肉絲+焼き餃子3個)
・ザーサイ
青椒肉絲。味が濃い目なのでツマミとして丁度良い。美味い。こちらはこの店で数少ない旨いと思えるメニューのひとつ。
焼き餃子。うーん。コレは普通(笑)でもビールが進むので良し。
ザーサイ。油でしつこくなった口をサッパリしてくれる。旨い。
昔はかなり値段が安くコスパが良いことで有名だったが最近は値上げでお得感が薄れてしまったお店。喫煙可能な点と提供速度が早いことが売りと言って良いだろう。味は正直一部の炒め物以外は普通といった感じなので熱烈にお勧めするような店ではないことは確かだ。辛口で申し訳ないが昔ながらの町中華で現代に合わせてあまりアップデート出来てないという印象。ただその分肩肘張らずに来店できるのは良いところだろう。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。