二条市場の近くで 町中華
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日は町中華にしよう。
札幌市営地下鉄東豊線 大通駅から南東に向かって徒歩5分。
天○(てんぼ○)だ。
東西線バスセンター前駅からも同様なので好立地ではあるのだが二条市場の北東側に位置しており周囲を住宅街と古びたホテルに囲まれてるので若干中心街から外れた印象を受ける立地だ。昔は入口横に中華鍋がぶら下げられておりかなり目立ってたので見たことがある方もいるかも知れない。
実はこちらの店舗は周辺の中華料理屋と比較してもかなりレベルが高く狭い店内にも関わらずいつ訪問しても大混雑してる。基本的に何を食べても美味いのだがランチタイムに来訪するのであれば辛口ねぎみそラーメンがオススメだ。基本的に中華料理屋さんのラーメンはイマイチなのが多いと思うがこちらの辛口ねぎみそラーメンはしっかりコクもありつつピリ辛かつ載せられたひき肉団子?とラーメンの相性が抜群に良く気が付いたら飲み干してるレベルだ。機会があれば是非お試し頂ければと思う。
もちろん近所にある吉山商店の焙煎辛みそらーめんも絶品なのだがこちらは店内で行列してることが多く待ち時間が長すぎるのでランチタイムに訪問するのであればピークタイムである12時~13時を外した時間帯に訪問できそうになければ避けた方が無難だ。私も何度こちらのお店にお邪魔したか数え切れないレベルだ。
いつもランチタイムに訪問していたがたまには飲みの場所として利用してみたい。むしろ旨い中華料理をツマミにゆっくり飲むのは意外と贅沢なのではなかろうか。ということで本日はこちらで飲むというワケだ。
ランチタイムほどではないが夕飯の時間帯となっても結構混んでいる。うーむ結構頻繁にお客さんが出入りしてるし注文もバンバン入ってるのにのんびり飲んで良いのだろうか・・・?と思うもアルコールも普通に扱ってるので問題ないのだろう。遠慮なく頂くこととする。生ビールで乾杯!(終わりの始まり)
個人店なので普通なら店主さんや店員さんとお喋りするところだがこちらは店主さんが寡黙なタイプだし頻繫に中華鍋を振って忙しそうなのでどうしても遠慮してしまう。端的に言えば話しかけづらいというヤツだ。
他の常連さんとは普通に話してることも見かけるので喋ることが苦手というワケでは無さそうだが私は話しかける勇気が出なかった。まぁタイミングや縁というモノがあるということなのだろう。大人しくビールを飲むこととする。
それにしても背中側からしか見れないとは言えカウンター席でプロが中華鍋を振ってる姿を生で見れるというのは割とエンターテインメント性が高いと思う。普通に炎が店主の顔付近まで立ち上がったりするので見てるだけで飽きないのだ。高火力で一気に火を通す姿は単純に格好良いし憧れる。自炊に目覚めた男が中華鍋を振ることに憧れるのも無理ない話だと改めて思う次第だ。
何だったら私は未だに中華鍋を振るシーンが見たい欲があるので動画サイトで中華鍋を振るシーンを見ながら飲むことが多い。見てるだけなのに飽きないのが不思議で仕方ないが洗濯機の水を無心で見るのと相通じるものでもあるのだろうか。黙飯TOKYOというチャンネルはきちんと店舗に取材してる上、余計な演出を挟まずお客さん席は定点カメラ。料理や盛り付けするシーンも画面ブレがほとんど無くじっくり見れるので延々と見れてしまう。有名店以外も取材してるし開店1年未満の店も取材してたりするので取材対象の店舗をどうやって見つけてるのかヒアリングしてみたい今日この頃だ。
脱線した。元に戻ろう。
頼んだメニューはこちら。
・ザーサイ
・焼き餃子
・春巻
・青椒肉絲
ザーサイ。間違いない味。すぐ出るしツマミに丁度良い。旨い。
焼き餃子。多少焼き時間が掛かるが間違いない美味さ。本場中国では水餃子しか出ない?そんなの知ったことではない。よそはよそ。うちはうち。旨ければ正義なのだ。ビールが進む。
春巻。人生で食べた中でもトップクラスに旨い。中のもやしやニラ、肉などの餡が美味いのはもちろん、皮がほどよく肉厚でパリッパリ。値段が少々高めだが頼む価値があると感じた。
青椒肉絲。間違いない美味さ。ランチタイムにはご飯と一緒に食べたがご飯と合うということはビールとも合うということだ。油とビールの相性が良すぎてビールが止まらない。
正直他の炒め物も気になるが一人で来店してるのでもうこれ以上ハラに入らない。やはり中華料理系に来る際は数名以上で来店して少しずつシェアする形が色々楽しめて良いのだなと改めて感じた。長居するようなお店ではないが味は間違いなく旨いので気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。