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落ち着く空間 昭和を感じる居酒屋

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は昭和を感じる居酒屋にしよう。


札幌大通駅(おおどおりえき)の地下街西側の突き当たりにあるビル地下1階。

そこはちょっとしたグルメ街となっており、その中に位置する1店舗。

それがこのお店「大衆酒場 俺○」だ。


大通駅と言えば地下鉄南北線、東西線、東豊線(とうほうせん)すべてが乗り入れている札幌で唯一の駅。ビジネス街でもあり観光地や飲食街でもあるこの土地。乗り換え含めた乗降客数が多いのは言うまでもないだろう。そのような駅から地下街直結で行けるここは、アクセスの良さだけでなく値段の安さやお店の雰囲気含め大人気の居酒屋だ。


まずここは外観から素晴らしい。濃いめのこげ茶開き戸に暖簾(のれん)。定番の赤提灯(あかちょうちん)に天井付近を隙間なく飾るサ☆ポロの提灯の数々。そして入口からビール瓶の空き箱が積み重ねられていることが見える。入店前から否が応でも期待してしまう。


入店すると同じくビール瓶の空き箱を土台にしたテーブルと椅子が鎮座してる。すべてがビール瓶の空き箱で建て付けられているワケではないが、あえてこのような雑多な昭和風コンセプトを維持してくれてるのが嬉しい。ホスピタリティを感じるし何より非日常感にテンション上がる。大人のテーマパークというヤツだ。もちろん椅子には座布団が括り付けられてるから座り心地も問題ないので安心してくれ。そして壁一面にビッシリと貼られたメニューの数々。文字だけでなく写真のメニューもあるのが有難い。文字だけのメニューで想像を膨らませるのも良いし、実際の写真を見て比較検討するのも楽しい。正直メニューが多すぎて何を頼むか迷ってしまうレベルだ。ふふ。さすがこの店は酒飲みを分かってるな。最初も迷うけど酔っぱらって来たらとりあえず目についたメニューを注文してしまう習性を上手く利用してる。商売上手で素晴らしい(笑)しかしこちらも気持ち良く酔っぱらってるから無問題。WinWinというヤツだな。


そしてやはりこの店の素晴らしいポイントは安いところ。

なんと毎日、何時でも、何杯飲んでもドリンク全品220円なのだ。


これはソフトドリンクだけではない。ビール含めたアルコールすべてがこの価格。信じられるか?激安すぎ、価格破壊と言っても過言ではなかろうか。(ふところ)に優しい価格設定なので仕事帰りのサラリーマンが多い。疲れた心身をアルコールと喋りで癒してくれる。心のリラクゼーションルームと呼んでおこう。


早速ビールが到着。乾杯!(終わりの始まり)


ここはビールも含め各種メニューの提供速度が早いことも特徴のひとつだ。たまにあるが、頼んだ飲み物がいつまで経ってもなかなか来ない。料理もずっと待たされる。酷い時は呼んでも店員が来ない店もあったりする。そのような店は星ゼロ再訪なし確定だが、この店は凄い。牛丼屋?と思うレベルで早いことが多い。高評価ポイントのひとつだ。


あとビールがサ☆ポロ クラシ○クというのもポイントが高い。


やはり札幌と言えば代表格と言えるクラシ○ク。

これを飲まずに北海道を堪能出来たと言えるだろうか?否。言えまい。


初めてサ☆ポロ クラシ○クを飲んだ時の衝撃は忘れられない。それまでビールはほろ苦いのが良いのだよと思っていたが、クラシ○クを飲んで衝撃を受けた。確かにほろ苦さは無くはないのだが、それ以上にクリーミーで包み込むような甘味でマイルドに仕上がっている。苦味と刺激を前面に押し出していない。なのに美味い。それまでは苦味と刺激的な炭酸のシュワシュワがビールの美味さと思ってたので、その概念をぶち壊したあの味わいは衝撃だった。それ以来、長年のクラシ○クファンである。


さてさて。何を頼もうかな。


名物メニューの元祖ザンギは美味しいことは分かっているのだが如何(いかん)せんサイズが巨大すぎるのが難点だ。何せ冗談抜きで拳大近くのサイズなのだ。何だ?ここはくたびれたリーマンが来る店じゃないのか?オッサンはそんなに食えねーぞ?あ、そうか。大学も近いっちゃ近いから学生向けメニューでもあるのか。しかし本日は胃袋が小さくなったオッサン1人での来店だ。ザンギ1~2個でハラいっぱいになる未来を確信できるので今回はパス。(ザンギ6個くらい入ってるので、下手したら2人で来ても食い切れるか自信が無いレベルw)


今回頼んだメニューはこちら。


・鬼冷奴

・たたききゅうり

・赤ウインナー

・ハムカツ


間違いないメニューと、マイナー気味なメニューをチョイス。


まずは鬼冷奴。どうやら現在はメニューから外されているようだが当時は看板メニューのひとつだったと記憶している。ピリ辛味噌が載ってるタイプの冷奴だ。記憶違いだったらすまぬ。


これがまぁ美味い。ちょびっと舐めるだけでぐびぐび飲める。間違いないツマミというヤツだ。


そして次にたたききゅうり。定番の味。旨い。


赤ウインナー。懐かしさポイントもあり美味さ倍増。これもビールに合う。


ハムカツ。こちらも現在はメニューから外されているようだが鬼冷奴と同様に看板メニューのひとつだったと思う。ただしこちらのハムカツは私が好きな薄切りではなく1cmほどの肉厚なハムカツだった。味は美味しかったのだがエモさポイントが足りなかったのだけが残念だ。


他にも色々メニューはあるがハラいっぱいになったので今回はこれで終了。

やはり複数人で行って色々注文してシェアするのが一番良い。また来ます!


ごちそうさまでした。

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