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菊水の円形歩道橋下で 居酒屋

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は居酒屋にしよう。


札幌市営地下鉄東西線 菊水駅から東に向かって徒歩8分。

流○屋(はや○や)だ。


菊水にある円形の歩道橋がランドマークの交差点と言えば分かる方もいるだろう。まさにあそこの交差点沿いに位置してるお店だ。有名な歩道橋のほぼ真下と言っても過言ではない場所なのでテンションは上がるが若干不便なことは否めない。複数名でタクシーに同乗して来店するのが正しい姿かも知れない。


こちらも同僚に紹介して貰ったお店のひとつだが、こんな場所に居酒屋があるなどつゆ知らずただ通り過ぎるだけだったので驚いた。旨いものを食べ歩くうちに嗅覚センサーが敏感になったということだろうか。高性能ぶりに拍手しかない。


しかし店名にこんな名前を付けるだなんて凄い自信だなと思う。少なくとも私には無理だ(笑)そもそも流行りと言えばジャンルは多岐に渡るものだが特に顕著なのがファッション系ではなかろうか。


ファッションは私の興味から一番縁遠い分野なので全く分からないが大なり小なり何段階かのフェーズがあるらしく、イノベーター理論で当てはめると以下のように流行が推移するらしい。独自見解を含むので正確さは原点を当たって欲しい。


1:イノベーター(革新者)が革新的なファッションを始め

2:アーリーアダプター(初期採用者)がいち早く真似て

3:アーリーマジョリティ(前期追随者)が様子見を経てから真似て

4:レイトマジョリティ(後期追随者)が遅ればせながら真似て

5:ラガード(遅滞者)が流行遅れになった頃に真似る


良く分からないがここで言うイノベーターとはパリコレで見るようなファッションのことを指すのだろうか?


私はアレを見ても綺麗や格好良いファッションとはとても思えず奇抜さ発想選手権としか思えない。芸術は凡人には理解できないということだろう。個人的には周囲にイエスマンしか存在しない裸の王様状態でなければ良いねと思う今日この頃だ。


いや違う。こんな辛口意見を述べるつもりでは無かった。熱くなりすまない。


ここは場所で言うと中心部から離れている上、駅からも離れているので場所としてはかなり不利なハズなのに結構繁盛してるとのこと。ということは常連のリピーターに支えられているお店ということだ。それは期待が高まる。


とりあえず飲み放題で乾杯!(終わりの始まり)


それにしてもこちらの円形の歩道橋を見るとダイエットのためにウオーキングしてた頃を思い出す。何度目となるか分からない第n回チャレンジ。今回はウオーキングで瘦せようという魂胆だ。


当時は麻生に住んでたので何度か南北線沿いを真駒内駅まで往復してたのだが、往復してもせいぜい十キロ程度しかないので若干消化不良を覚えていたのだ。


東豊線も南北線と距離変わらなさそうだしということで東西線で試したことがあるのだが、新札幌駅から歩くと思ったより結構距離がある。白石に着いた辺りでもう若干心が折れておりこの円形歩道橋を見た時には「・・・もう少し歩いたところにあるテレビ塔まで辿り着けたら帰ろう」と心に決めたレベルだった。距離的にはいつもの南北線往復に毛が生えた程度なのだが慣れない道だから心理的な疲労もあったのだろう。それからはモエレ沼公園内を周回するなど心理的安全性を感じる場所をウオーキングするようになった。


そんな中また私の悪いクセが騒ぎ出す。「そろそろ限界突破できるのではないか?」と。


どこにもそんな根拠など無いというのに俄然やる気が湧いてくる。途中でリタイア出来ないよう線路沿いではない方が良いのでは?など自ら盛大にフラグを立てつつルートを立案。小樽に白羽の矢が立った。


ワクワクしながら小樽に到着。成功すれば30キロ弱くらいの距離だ。これは新記録だし挑戦し甲斐があるぞと意気込みながらいざ出発。ルートとしてはほぼ国道5号線沿いにずっと札幌方面へ向かうのみ。これだけだ。


何度も車で往復してるのでルートは把握してる。してるのだが。。これは予想以上にしんどい。


小樽を出発して山道を登り始めの頃は徐々に広く見える海を見ながら楽しく歩いてたのだが、一定の場所を過ぎるとコンビニはおろか立ち寄れる施設は皆無。隣をトラックが頻繫に行き交うので排気ガスは凄いし日差しがずっと右側から照りつけてて首筋が痛い。軽く火傷してるのではないかと思うレベルだ。


そして疲労だけでなく腰、股関節、膝も痛くなってきた。。え?ウオーキングってこんな満身創痍になるモノなの??


初めて長距離ウオーキングに挑戦したがまさか足の筋肉以外が悲鳴を上げるとは思わなかったので驚いたがこんなところで立ち止まるワケには行かない。一応ポツリポツリとバス停が点在してるからソレに乗れば街中経由で帰ることは出来るだろうがそんな中途半端で良いのだろうか?否!最低でも手稲駅までは頑張る!と力を振り絞ってウオーキングを再開する。ただし腰の痛みが看過できないレベルに強くなって来たのでリュックのベルトを最大限まで短くし身体に密着させることで負担を軽減。負担が軽くなったことを確認後、再開することに。


腰は気にならなくなったものの相変わらず股関節や膝が悲鳴を上げ続けてるので怪我人のようにひょこひょこ歩くしかない。果たしてコレが健康的と言えるのだろうか?と自問しつつ歩き進めると少しお店などで賑わう場所へ到達。疲労も限界だったので休憩の意味も含め入店することに。


真っ先に入店したのはラーメン屋。ダイエット?何ソレ新しいトッピングの名前?とばかりに貪り食う。その時食べた味噌ラーメンは涙が出るほど旨かった。久しぶりに座ったのと食べたことでHPとMPがみるみるうちに回復。隣にコンビニがあったのでやけくそとばかりにツマミとビールも購入。もはや何のためにウオーキングしてるのか意味不明な状態である。


しばらくコンビニ前で酒盛りしてたがいつまでも停滞してても埒が明かない。仕方ないのでウオーキング再開したが心とハラは満たされてるもののダメージを受けた肉体は容易には回復しないらしく足を引き摺りながら札幌方面へ足を向けた。


途中でもう無理限界となったので東西線の宮の沢駅から乗車し半泣き状態となりながら帰宅。飲食休憩時間を含め約7時間半約25キロの旅だった。


ハーフマラソンに毛が生えた程度の距離ですらこの満身創痍状態。とてもではないがフルマラソンなど人間業ではないとしか思えない今日この頃だ。


自転車なら50キロでも余裕なのに不思議なものである。(ただし延々と続くヒルクライムは除く)


脱線した。元に戻ろう。


頼んだメニューはこちら。


・麻婆豆腐(中)

・豚キムチ炒め

・地鶏串

・道産豚串

・砂肝串


麻婆豆腐(中)。結構辛いと聞いていたので激辛は止めてこちらにしておいた。中なのにボリュームが凄い(笑)本格的な中国料理屋さんで出てくるサイズの皿に並々と注いである。結構ニンニクの塊が粗みじん状態のまま入ってるのでアクセントとなって美味い。


豚キムチ炒め。こちらもボリュームが凄い。でも美味い。


地鶏串。味がしっかりして旨い。


道産豚串。脂が上質で旨い。


砂肝串。コリコリで旨い。


中華料理系はボリュームが凄いので頼む際は複数名で来訪した時に留めた方が無難かも。アクセスが若干悪いので訪問するにはハードルがあるが一度訪問してしまうと割と何を食べても旨いし店員さんも愛想よく色々教えてくれる良店。気になる方は是非チェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

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