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大通で 気楽な交流のバル

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は気楽な交流を中心としたバルにしよう。


札幌市営地下鉄東豊線(とうほうせん)大通駅から西に向かって徒歩2分。

オサレで有名なカフェが目立つ地下1階の大通りwaiw○iバルだ。


東西線、南北線からも同様かつ丸井今井の裏、札幌パルコの1ブロック隣という好立地だ。


残念ながらこちらも閉店してしまったらしい。コロナ渦が原因で閉店したのか不明だがこのような店があったということで紹介しておきたい。


店名から分かる通りこちらはフラっと立ち寄ってワイワイすることをコンセプトとしたお店で、男女の出会いも無くはないがもっとカジュアル寄りと言って良いだろう。今回108エピソード目だったのでたまには煩悩にまみれた話題を提供してみようと思った次第だ。え?いつも飲みまくりで煩悩垂れ流しまくりだから今更ですと?ふふっ。たまには私のモテスキル、エピソードを紹介しても良いかなと思っt(ダウト回数限度越えのため大爆発→髪の毛チリチリ煤だらけで再登場)


昔からの飲み仲間がこちらの店を発見したので様子見してみようとのことで訪問したワケだ。け、決してやましい下心なんか無いよ?(目を泳がせながら)


私はどの居酒屋に行っても、話しかけて大丈夫そうなお客さんが隣にいる場合、割と気軽に声を掛けるので初対面の人へのハードルは低い方なのだがこのようにあえて前面にワイワイしようぜ!のような店は初訪問なので逆にハードルを感じてしまう。何だろう。学生時代の行事でパリピメンバーに「盛り上がって行こうぜ!」とか言われると逆に引いてしまうあの感じと言えば良いだろうか。自分のペースで楽しみたいのに良く分からない空気感というかノリに合わせなければならない気持ちにさせられる気がするのだ。被害妄想が強いことは認める。


あとこのような前面に出してる店やコンセプトが苦手な理由のひとつとして学生ノリの延長線上な印象を受けるのが個人的に受け付けないのだ。それが悪いワケではない。そのノリを楽しいと思う方も当然いるだろうしお店を継続出来ている以上、世の中に求められているひとつの形であることは間違いないと思うからだ。しかしながらオッサンにはそのノリは厳しいというだけだ。逆の立場で考えて欲しい。オッサンのノリを強要されたら拒絶感を覚える方も多いのではなかろうか。それと同じことだ。棲み分けは大事だと改めて思う今日この頃だ。


当初の目的通りこちらの店でガッツリ飲むというより様子見に伺っただけなので軽く飲むことにする。一応飲み放題はあるが珍しく控えておくことに。単品ビールで乾杯!(終わりの始まり)


せっかく来たのだからと初対面のお客さん達と話すのだがどうもノリが合わない。年齢層がやはり学生からせいぜい二十代中盤くらいが中心で、話題はサークルやゼミ、友人や先輩後輩との飲み会での話や失敗談などオッサンには付いて行けない話題ばかり。うん?失敗談と言えば飲み過ぎて寝過ごした話や睡魔に負けて駐車場で寝てたら警察官にドナドナされた話、外国語喋れないのに外国人と肩組んで飲んだ話やシラフなのにう○こ漏らした話とか持ちネタいくつかあるけど誰も聞きたくないですかそうですか。


そんな感じで予想通りアウェイ感を味わっていたが飲み仲間は結構楽しんでる様子。まぁ楽しめてるようなら何より。私のようなオッサンは早いとこ昭和レトロな居酒屋でガッツリ飲みたいとのことで早々に退散。ツマミは何か頼んだと思うけど全く味がしなかったので覚えていない(笑)もちろん私の心の様相が味を感じさせなかったことは言うまでもない。


そんな感じで私には苦い思い出となったのだがどうやら飲み仲間は気に入ったらご様子。その後も何回か訪問したらしい。


詳しくは覚えてないがよさこいソーラン祭りか何かだったと思う。大通公園でお祭りがあったのでその飲み仲間と合流してお祭りを楽しもうという話となったのだが早めに到着したので独りでまた来店したとのこと。随分お気に入りになったねと思いながら喋るも様子がおかしい。一時間ほどしか飲んでないハズなのに足元がふらつくレベルで泥酔してるのだ。


彼は朝までずっとニコニコとビールを延々と飲む印象だったので酔っぱらって陽気になることはあっても泥酔する姿は珍しく思わず「大丈夫?」と声掛けしたレベルだった。しかし酔っ払いに大丈夫?と聞いても無意味なことは周知の事実だろう。ニコニコ笑いながら大丈夫を繰り返しつつベタベタ触ってくる。うわ何?初めてだぞこんなに泥酔してる姿。普段から紳士然とした態度でセクハラと無縁な彼なのにその日は私の腰にまで手を回してくる始末。おいおい。一時間と思えないレベルに泥酔しとるやんけどれだけ飲んだんだ。。


恥ずかしながら私も酔っ払う度にセクハラしてた時期があり、その都度正座で説教タイムに突入という、いま考えると説教だけで済むだなんて何て甘い時代だったのだろうと改めて思う次第だが、私がシラフでセクハラされたことなど一度もない。あ、いや違う。一度だけあった。


あれはまだピチピチ(死語)二十歳の頃。当時住んでた横浜方面に帰宅してたのだが、その電車の中で裸の大将のようなランニングシャツを着た小太りのオッサンに物凄く気持ち悪い感じで腰から腹にかけてサワサワと触られたのだ。


女性が痴漢に合う話は枚挙に暇がないが男も痴漢に合うの?と驚愕したと同時に、自分の意思を無視して思うがままに触られることの気持ち悪さを心底実感。一気に両腕に鳥肌が立ち、丁度横浜駅に到着したのでヒジで思い切り押し退けながら脱出して事なきを得た。痴漢ダメ絶対。(セクハラもダメ絶対)


取っ散らかりすぎて何の話をしてたか分からなくなった。そうそう。お祭りに参加した話だ。


彼はいつもシャイな性格なのだがその日は泥酔してるのでいつもと異なりスターを獲得した無敵マリオ状態だ。そうか。泥酔してはしゃぎすぎると周りからこのように見えるのか。。(反省はするが改善には繋がらない)


噴水のある広場では法被を着た面々が噴水の周囲を回りながら楽しそうに踊っている。見物客に対して「皆さんもどうぞ一緒に踊りましょう!」と元気よく声掛けしてるが参加するのはごく一部。私もその日はシラフだったので写真だけ撮っていたが彼はノリノリで参加していた。


この日の話は滅多に見れない泥酔話として未だに語り草となっている。皆さんも飲む際は節度を守って楽しく飲んで欲しい。(自らの行いから目を逸らしながら)


残念ながらこちらの店は世代やノリが合わなかったが、個人的には気やノリが合う方であれば初対面でも盛り上がるので大歓迎だ。オッサンのノリで楽しめる店がオープンしたらまた来ます!


ごちそうさまでした。

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