大通りで やきとん・浜焼き
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
今日は何を飲もうかな。
うん。今日はやきとん・浜焼きにしよう。
札幌市営地下鉄南北線大通駅から南西に向かって徒歩3分。
徳ち○ん 札幌店だ。
東西線からも同様だし東豊線からも徒歩圏なので好立地と言って良いだろう。
実は当初こちらの店に来る予定は無く、通りを挟んだ「ねぎ○」というお店に行くハズだったのだが予約が取れていなかったので急遽別の店を探すことになったのだが、雪もパラついてるし外観は旨そうな雰囲気を醸し出してたので「美味そうだしココで良くない?」と入店した形だ。
まるで本命に振られたから手近な子で間に合わせようという誠実さを欠いたチャラ男のような行動を取ってしまったが寒いし何より早く飲みたいのだ。鼻先に人参をぶら下げられた馬のように入店した。
外観で決めたようにこちらの店は昔ながらの木造居酒屋を再現したような造りとなっており、入口にはガラスがはめられた木の扉。庇(ひさし)上部看板の左右には縦長の板に手書き筆文字で「浜焼き」「ホタテ」「ハマグリ」「お刺身」「やきとん」「ホッピー」「焼き鳥」「日本酒」と書かれている。更に上部には日本酒の一升瓶が陳列されており真ん中にはなぜかダルマが鎮座して存在感をアピールしてる。当初の目的地ではないが意外と期待できるのではなかろうか。
もちろん飲み放題一択。乾杯!(終わりの始まり)
当初の目的ではないで思い出したが、皆さんも当初の目的とは異なるものを選択せざるを得なかったが結果的に悪くなかった経験はないだろうか?
私も色々経験あるが、その中でも初めての車はその思いが強かった。
当時は新車を買う余裕など皆無だったので中古車一択なのだが、新車と違い選択肢は市場に出てるモノしか無いワケだ。
車種に限らずカラーリングだったりグレード、年式、走行距離、内外装ホイールその他諸々値段まで含めて考えると、完全に自分の好みに一致した車を選ぶというよりどこを妥協できるか?を探る旅と言って良いだろう。部屋の物件探しにも通じるところがあるかも知れない。
当時は走り系の車が大好きだったのでFR車(前にエンジンがあり、後輪が回転するタイプ)を中心に探していたのだが、走り系の車が大流行してた時期だったので軒並み値段が高い。最低でも標準の30~50万以上はプレミア価格が上乗せされてたのではなかろうか。
たまに安いのが提示されてると思って見ると大抵事故車だ。もしくは走行距離がとんでもなく回ってて2~3年乗ったら廃車にするようなレベル。これはもう普通のFF車(エンジン・駆動輪ともに前側のタイプ。現在の車も四輪駆動以外ほぼ全てコレ)を選ぶしか無いのか。とガッカリしながら眺めてたところ走り屋に大人気の車の後継車が手頃な価格で販売されている。こっコレはFF車とは言えど惹かれる案件だ。
早速予約して試乗させてもらったが全然悪くない。ドアの窓ガラス開閉が自動ではなくクルクルハンドルなのが難点だがハッチバック式の3ドアは荷物も積みやすいし個人的にはアリだと思った。なぜ安いのか聞いてみたところ不人気車種だからとのこと。不人気という理由で安いなら買いでしょということで即購入。初めての愛車となったが特に不満を感じることもなく安く良い車を手に入れることが出来て良かったとまさに結果オーライだった。
マニュアル車だったので不慣れなうちはエンストしたり、坂道で信号停車時に後続車が近いとストレスを感じたり、首都高で渋滞に巻き込まれた時はクラッチを何度も踏まないと行けないので疲労が凄かったり、当時はタバコを吸ってたので高速道路の料金所が近くなるとタバコを消しつつシフトダウンしながら財布を取り出しクルクルハンドルで窓を開けるというマルチタスクが必要だったりだの随所にエピソードは発生したが概ね満足していた。一度くらいはドリフトしてみたかったが砂利が敷き詰めてある広場でサイドブレーキ引いてドリフトごっこ出来たので良しとしておこう(笑)
車で思い出したが皆さんオイル交換は定期的にしてるだろうか。
私は車に乗るようになった頃はオイル交換の大事さが分かっていたので何なら通常より頻繁に交換してたくらいだが、初めて原付に乗った頃は全く重要性を知らなかったので完全に放置していた。
車種によって違うが私が乗っていた原付はオイル交換という形ではなくオイルを継ぎ足すタイプだった。オイルが不足すると赤ランプが点灯するのだが重要性を全く理解してなかったので完全無視してずっと乗っていたのだ。
オイル注入せず何キロくらい乗ってたかは不明だがある日突然明らかにヤバそうな金属が擦れ合う異音が響き渡ったかと思うと十秒もしないうちに完全にエンジンが停止してしまった。バイク屋さんによると完全にエンジンが焼き付いており修復不可能とのこと。申し訳ないことをしたものだと反省した次第だ。
その後自分でカブのオイル交換する機会があったのだが、期限内に交換しても引くくらい真っ黒で驚いたことを今でも鮮明に記憶している。オイル交換をケチると百倍以上の出費が掛かる可能性があるので皆さまにはオイル交換に留まらず定期的なメンテナンスを実施して欲しいと思う今日この頃だ。
盛大に脱線した。元に戻ろう。
どうやらこちらの店は人気店らしく地元民らしき人々で溢れ盛り上がっている。メニューを見ると串、浜焼き、刺身、おでん、餃子、肉刺などジャンルを問わない居酒屋という風体。どれも旨そうだが当初の目的である串を頂くとしよう。
頼んだメニューはこちら。
・精肉串
・とんトロ串
・ホルモン串
・ハツ串
・タン串
・刺身盛り合わせ(三品)
精肉串。当初行く予定だった店が物凄く焼き鳥が旨そうだったので比較してはいけないと思いながらもうん。まぁ普通かな。
とんトロ串。普通に美味しい。
ホルモン串。もう少しジューシーさを残して欲しかったとは思うが旨い。
ハツ串。自分で捌いて焼いた方が旨いかなw悪くは無いという感じ。
タン串。こちらはまぁまぁだった。
刺身盛り合わせ(三品)。何が出て来たか覚えてないが刺身は新鮮プリプリで旨かった。
大変申し訳ないが当初行く予定だった店が物凄く旨そうな焼き鳥を出す店だったのでハードルが物凄く高くなってしまったばかりに辛口な評価となってしまったので次回はハードルが無い状態で来訪したい。割とリーズナブルだし人気店なので悪くはないと思う。気になる方はチェックして欲しい。また来ます!
ごちそうさまでした。