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炉端焼きってワクワクするよね 海鮮

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。

今日は何を飲もうかな。

うん。今日は炉端焼きの店で飲もう。


札幌の南北線すすきの駅北口から36号線を西に向かって徒歩2分。1階入口に燦然(さんぜん)と輝く金色の卵が目印のビルが目的地。意味不明だがオブジェというものはそーゆーものだ。


なぜビル入口に金色の卵?しかも殻が開きかけでサ○エさん一家が卵の中から殻を支えながら登場して踊り出しそうな感じ。ツッコミどころ満載だがそーゆーものかと思わせる存在感。芸術とは理解出来ないものなのだな。と強引に納得させるような(たたず)まいに「アレだよアレ。金色の卵のオブジェがあるあのビル」と場所を説明できるのは有難い。そうか。ランドマーク、つまり「すすきので金色の卵があるビル」と言えば「あぁあそこね」と認識して貰える場所。それ自体は素晴らしい。その1点だけで評価して良いのかも知れない。


しかし本日は違う。1次会でそのビルの店に行くのだ。これはもうすすきのを全て把握したと言っても過言ではないのではないか?(クイズ番組で良く聞く不正解の音が鳴り響く)


そして到着した目的の店。最上階に位置する「夜景のみえる北海道原始焼き酒場ル○ゴカーニバル」


もはや伏字の意味が無いだろとツッコミを受けるレベルなのは自覚してる。気にするな。脳内でダダ漏れしてる駄文をアレンジしてるだけなので仕方ない。そーゆーものだと思ってくれ。脳内文章の垂れ流し。それが本作の特徴なので自分には合わないと思った人はそっと離脱して欲しい。批判も甘んじて受ける。おっと、くれぐれも批判する時は、貴方が刺した先には生きて感情がある人間がいることを忘れるな。一丁前どころか人並み以上に傷付く自信があるので表現は柔らか目で頼む。


まだ入店前なのにこのボリューム。さぞ面倒くさいヤツなのだろうと思ったそこの貴方。大正解だ。表面上は柔和でコミュ力があるように見えているらしいが内面は全くそんなことは無い。皆さんもそのような側面があるだろうが、私も仮面。いわゆるペルソナを演じている。


考えてみて欲しい。集団内での立ち位置によって役割を演じない人の方が少数派ではないだろうか。


家族、親戚、友人、学友、先輩後輩、同僚、上司部下、恋人、知人、店員、客、初対面など様々な人間関係において全くブレなく同じ行動、言動をする人はどれだけいるだろうか?これらの周囲の人々に対して全く同じ言動、行動をする人間は少数派と思われるし、もしいたとしたら忌憚(きたん)の無い意見を言えばそいつは「自分のことしか考えない、社会性が希薄なヤベェやつ」と認識されることだろう。いわゆる異端と判断されるヤツだ。人間は文明の利器を持たない生身の状態で生きるには弱すぎる生物なので、集団生活に馴染めない・馴染もうとしない社会性が希薄な人物は生き延びることが難しい種族と認識している。


何を言ってるか分からなくなってきた。本作は美味しいツマミで旨い酒を飲んで幸せを噛みしめるコーナーだ。脱線しすぎにも程がある。元に戻そう。酔っぱらいの戯言と見逃して欲しい。


最上階に位置するこのお店。ガラス張りの店外はすすきのの街並みが一望できる。

見ろ。人がゴミのようだ。とム○カごっこをしても良いだろう。各々楽しんで欲しい。


しかしながらこの店の特徴は何と言っても炉端焼きを模した厨房だ。

それは店の中央にドドンと鎮座している。


とは言え、さすがに消防法その他諸々のしがらみがあるのだろう。

あくまで「炉端焼き風」の焼き器が鎮座している。(機器の中で炭火?が煌々(こうこう)と燃えているので、パッと見は炉端焼きで食材に火を通してるように見える)


「炉端焼き風」だから「原始焼き」なのだろう。

コンプラに厳しい昨今だ。各企業の法務部門の苦労を思うと涙を禁じ得ない。


まずはビールを注文。乾杯!(終わりの始まり)


ここでは珍しいことにお通しにピンポン玉サイズの貝が出てくる。

画像検索したところ「エゾタマガイ」という名前らしい。デカい。美味い。

お通しが美味しい店は期待できる法則。ワクワクしながらメニューを見る。


筆文字で特徴的なフォントで書かれている。どう見ても手書き。

店員さんが書いているのだろうか?書道を(たしな)んでいる店員さんがいるのは驚きだ。


書道と言えば一昔前にドラマ化もされた「とめはねっ! 鈴里高校書道部 」という漫画をご存知だろうか?


その名の通り書道を題材とした漫画なのだが、マンガと言えども侮ってはいけない。正直知らないことばかりで勉強になりまくるからだ。


例えば祐筆(ゆうひつ)という名称を聞いたことがあるだろうか?私は初耳だった。簡単に言うと筆で文章を代筆する人のことを指すらしい。この店のメニューも、もしかしたら社外の祐筆(ゆうひつ)に依頼して出来上がったものかも知れない。いわゆる代筆屋さんのことを指す言葉だ。


そのようなワケで漫画から学べることは実に多い。

気になる人は(新書はもう取り扱いが無いらしいので)古本屋または電子書籍でチェックして欲しい。


また脱線してしまった。

今回頼んだメニューはこちら。


・長芋キムチ

・パリパリピーマン

・牡蠣とニラの玉子とじ

・あん肝ポン酢

・焼魚(桜マスのカブトとハラス、サーモンハラス)


長芋キムチ。間違いない美味さ。チビチビつまみながら飲めてしまう。

パリパリピーマン。1/4サイズにカットされた生ピーマンに味付け味噌が添えてあるだけだがまぁコレが旨い。まずピーマンが肉厚かつ新鮮でパリッパリ。それだけでも美味しいのに味付け味噌の旨いこと。有名どころで言うと金山寺味噌があるが、似たような感じのまさに食べる味噌。相性が良すぎて食べる手が止まらない。思わず追加注文したレベルだ。


牡蠣とニラの玉子とじ。これも美味。牡蠣は火が通りすぎると縮むし固くなる。また玉子も火が通りすぎると固くなるしボロボロと崩れ食感も悪くなる。しかしながらこの店は火の通し加減が絶妙で牡蠣、玉子ともにふわっふわ。客席に到着した時に最適な火の通り具合となるよう計算し尽くされたかのような調理技術。スタンディングオベーションを捧げざるを得ない出来映えだ。


あん肝ポン酢。これも間違いなく美味い。日本酒が欲しくなる。


そして待望の焼魚。この店に来て毎回思うのは、炉端焼き風の焼いてる風景を観たくてカウンター席に座るのに、飲んでるうちにお喋りに夢中になって焼き途中の姿を全く見ていないことだ。焼魚が到着してから毎回焼いてる姿を見逃したことに気付く。エンタメとして用意してくれているお店に対して申し訳ない気持ちになる。次回こそきちんと観るので見逃して欲しい。(フラグ)


それにしてもこの店は本当に火の通し方が素晴らしい。


遠赤外線で焼いてるおかげか表面はパリパリなのに中はふっくらジューシー。脂ものっており美味しいとしか表現出来ない。この店は天才の集団か?周囲から360度見られるシチュエーションでこれだけのクオリティを安定して供給出来る技術と度胸には称賛しか無い。


ということで店外も店内も、そして料理全てが楽しめる良店。

気になった方は是非チェックして欲しい。また来ます!


ごちそうさまでした。

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