庶民の味方 イタリアンレストラン
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・店・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
え?似たメニューを知ってる?それは偶然です。偶然ですってば。
さて今日は何を飲もうかな。
やはり定番のあそこ。庶民の味方イタリアンレストランかな。
何が良いって安いのに旨い。ボリュームも満足。店内の清潔感も良い。
そして重要なのが飲む時の周りの雰囲気。
ココは何と言っても誰も周りを気にしないし放っておかれる距離感が心地良い。
うん。これだよこれ。つかず離れず。猫の距離感と名付けよう。
まずは酒だが、お気に入りは発泡赤ワインのランブルスコ・セッコ(辛口)
人気動画サイトの人気料理研究家がオススメしてたので飲んだらハマった逸品だ。
騙されたと思って試してみるのが人生の楽しみを広げる第一歩だね。
さてさて。酒が決まったところでお次はツマミを選ぼう。
まずは「ほうれん草のソテー」定番の一品。
そして今日の気分は「若鶏のディアボラ風」コレも定番の逸品。
さて。店員さんに注文用紙も渡したし、あとはのんびり待つだけだ。
今はスマホで何でも出来るから良い時代になったよね。
電車で夢中になりすぎると乗り過ごすから要注意だ。
と、早速ワインが到着した。フルボトルだが私には丁度良い。
ふふ。さっそく頂くとしますかね。
トクトクと音と泡を立てながらコップに注がれる赤ワイン。
うん。相変わらず深く美しい赤色だ。高尚な表現は知らん。
自分が美しいと思えばそれで良いのだ。
香りを嗅ぎ、赤ワインを口に含む。相変わらず美味い。
こちらも同じくソムリエ風な表現は知らん。美味ければ正義なのだ。
しばらくワインを味わっていたら「ほうれん草のソテー」が到着。
サッパリしてるのにバターの油と絡まって旨い。うん。ワインが進む。
話は変わるがここ最近というか約10年、ほぼ電子書籍しか購入していない。
本当は紙の本の方が良いと思ってるが、物理的な場所を大幅に取られる、
引越しの際に面倒臭い、書籍ごとの大きさが異なって収納が大変etc...
諸々の問題があるのと、電子書籍だと旅先にも手軽に書籍を持ち出せる
利便性の誘惑に負け、今ではすっかり電子書籍ファンとなった。
まぁ本の良さも分かる。手触りもそうだし、どの辺に何が書いてある。
ってのも紙の本ならではだしね。(電子書籍はどうしてもその辺が弱い)
随分と脱線してしまったが、そんなわけで私は普段から暇さえあれば
スマホで電子書籍を楽しむ生活を送っている。
飲んでいる時ももちろんそうだ。
そんなワケで今日も今日とてスマホで電子書籍を楽しみながらワインと
ソテーを楽しんでいたら「若鶏のディアボラ風」が到着。良いね。
コレは鶏のローストにネギダレをトッピングした逸品だ。
両方を合わせて食べるとたまらなくジューシーで美味しい。
私はいま美味しいを味わっているのではない。幸せを味わっているのだ。
そう思えてならない。
え?何を言ってるか分からない?うむ。私も分からない。気にするな。
それが酔っ払いというものだ。
若鶏だが、結構固めなのでナイフで何度かギコギコと切る必要がある。
最初から切り分けててくれたら楽なんだけどな・・・と思わなくもないが
肉汁を閉じ込める意味では今の提供方法がベストなのだろう。
おかげで美味しい鶏肉を味わえて幸せだ。ありがとう。
付け合わせのポテトとトウモロコシもまた旨い。
主食に合うモノは酒にも合う。これは間違いない。宇宙の法則だ。
そんなこんなでツマミを全部食べ終わったがワインが余ってしまった。
バランス良く飲み終わるのが難しい。私の課題だ。
そしてお会計。こんなに大満足なのにたったの1800円。安すぎる。。
企業努力に感謝!
ごちそうさまでした。