第二回木材集め競争の結果
最初に戻ってきたのは、マーヤとハルだった。
「ハァハァハァハァ、ホント大変だったけど前回よりは体力もついて力もついたからたくさん持ってきたんだから」
「ハルは、そこまでしてフグオを独り占めしたいと」
「当たり前じゃない。助けてくれて恋しちゃったんだもん」
だから何度も言ってるんだけど君たち僕のこと虐めてた悪い女の子だからね!俺が虐め返すためだけにそばに置いてるんだからな!君たちのそれは一緒に死線を潜り抜けた男女が陥るという吊り橋効果だから!まぁ、マーヤが15本。ハルが20本ってところか。まぁ頑張ったんじゃない。次に戻ってきたのは、ボムっ娘フレアだな。さぁ、初めての結果はどんなもんだ。
「ボム、頑張った。木、触った。消し炭になった。成果ない。うっうっうっ」
「いや、木炭も色々使い道あるから、ほら見せてみろ」
「殿、優しい。これ」
復元できないから正確な数はわかんないけど20本以上は行ってる気はするけど木材ではないからな。失格扱いになるな。
「ありがとう。色々使うよ」
次は背中にマミちゃんを乗せたバニーが帰ってきた。ちゃっかりハニーとシャインと後ろについてる。マミちゃんのことを守ってくれてたんだなきっと。
「マミね。たくさん集めたの。これでお兄ちゃんを独り占めするの〜」
一本の木を渡してくれた。うん、もうマミちゃんが優勝だよ。それで良いよね。こんな可愛いんだから。娘を持つ親ってこんな感じなのかな。バニーは10本。ハニーは8本。シャインは6本。この少ないのはマミちゃんの御守りと気にかけてくれてたからだろう。
「あらバニー、私より10本も少ないじゃない。ウケるんですけど〜」
「ちょっと調子が悪かっただけだも〜ん。次は負けないんだからぁ〜」
ハルはホントすぐマウント取るからな。顔は良いのに性格がダメダメすぎる。
「ハルよ。それぐらいで勘弁してやってくれい。バニー以下の妾とシャインが小さくなってしまうであろうが」
「あら〜そうだったわね。でもシャイン、良かったじゃないビリは回避よ。といっても失格っていう不名誉な娘がいるだけだけど」
「ボム。頑張った。ハル、酷い。嫌い」
「フレア、気を落とさないで欲しいのですぅ。マスターさんがきっとフレアの集めた木炭を有効活用してくれるのですぅ」
「シャイン、ありがとう。ボム、その言葉で救われた」
そうだぞ。こんな楽しいお祭りで、マウント取ろうとするハルが悪いんだからフレアは気にしなくて良いぞ。次に帰ってきたのは、マミリンだ。
「マスター殿、取り敢えず目に着く木を切り倒し束ねて引きずってきたがこれで良かったか?」
えっ、ハルの2倍以上はある。ざっと50本ってところか。これは2時間のハンデがどう響くかだなマリン・ピグミィに。
「あぁ、合ってるよ」
最後に帰ってきたのはマリンとピグミィだ。
「ふぅ〜今回もたくさん集めたのだ」
「マリン殿?どこにも見当たらぬのだが」
「では、成果を発表するのだ」
そういうとマリンは身体に溜め込んでいた木を次々と吐き出していく。その数60本。2時間のハンデがあってもハルの3倍だ。
「何でよ。マリン、アンタズルしたでしょ。2時間のハンデがあって、こんなに集められるわけないでしょ」
「ハルは2時間のハンデがあってもたった20本なのだ。弱々なのだ。マミのことを守ってたバニーたちのがよっぽど偉いのだ」
出たーマリンの逆マウント返し。しかもちゃっかりバニーたちのフォローまでしてる。これには、そうだよな黙るしかないもんな。形勢不利だもんな。
「マリン様にまた勝ってしまいました。どうしましょう。アワワワワ」
ピグミィが持ってきたのは65本。マリンより5本多かった。でも、腰に巻きつけて50本を引き。両手に15本も抱える様は、とてもメイドには見えないが。
「また負けたのだ〜ピグミィが1番なのだ。マスターのこと持ってけドロボウなのだ」
「やりました。今度こそ御主人様を独り占めさせていただけるのですね」
「だからお前たち何度言えばわかるのじゃ。ダーリンの許可していないことなのだから無効だと言っておろう」
「そっそんな、がっ頑張りましたのに」
「こんだけあったら暫く大丈夫だな。みんなありがとう。第二回木材集め競争の優勝者はピグミィだ。でも今回は努力賞があるぞ」
「どっ努力賞じゃと」
「努力賞は一本の木を頑張って運んだマミちゃんだーーーーー」
「マミ。努力賞もらえるの。ヤッタなの〜」
「良かったわねマミ」
僕はマミちゃんに努力賞のマミリン人形を渡した。
「マミリン、そっくりの人形なの〜すっごく嬉しいの〜」
「これは、マスター殿、何だか恥ずかしいのだが」
「ずっと大事にするの〜。一緒に寝るの〜」
「うんうん」
良かった女の子だからぬいぐるみは喜んでくれると思ったんだよな。それも自分を助けてくれた憧れのゴブリンことマミリンのぬいぐるみだ。でも、喜ぶ姿を見るとやっぱり嬉しいな。
「住むところだけでなく。マミにこのような高価な物まで、本当にどうお返しすれば良いか」
「いえ、良ければパピィに王都でのことを話してあげてください。記憶が混濁しているらしく。覚えてないこともあるのです」
「王女様が、わかりました。私で良ければ」
「ありがとうございます」
では、ちゃっちゃと作りますか。2度目ということもあり、皆でテキパキと作ってしまうのだった。
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