人間を守る騎士道溢れる女ゴブリン
女ゴブリンと女の子が代わる代わるになっている。それを見て大笑いしてしまう俺。
「ハハハハハハハハハハハハハハハ」
「何がおかしいの。人間がゴブリンを守ることがダメっていうの」
「いや、人間を守るゴブリンがいるようにゴブリンを守ろうとする人間がいでも構わないさ。でも、じゃあそのゴブリンが人間の言葉を完全に話せられるようになる魔法の技があるって知ったらどうする?」
「えっ?このゴブリンさんとお話しできる?」
「あぁ、僕はそのゴブリンを討伐したいわけじゃない。どうかな?」
「信じて良いの?」
「うん。形式上、バトルする事にはなるけど絶対に討伐しないと約束するよ」
「ママ、私、このゴブリンさんにきちんとお礼が言いたい」
「えぇママもよ。本当にそんなことが可能なら貴方の言葉を信じます」
「でもこれは凄く刺激の強いことなのでその娘さんの目だけは目隠しするかして隠してくださると」
女ゴブリンが来ていた布の切れ端を違って、女の子の目を塞ぐ。
「コレテヒヒ」
相変わらず何言ってるか全くわかんない。
「カクコシケル」
いきなりバトルスタート?先ずはゴブリンのステータスの確認だな。
名前 ゴブリン(女)
職業 魔物
LV.11
HP120
MP10
力50
守40
速10
賢0
運0
攻撃力50
守備力40
所持スキル 投石(消費MP1を消費して、石を投げつける。防御している相手にも攻撃力分のダメージを与える)威嚇(消費MP1を消費して、敵全体を5分の1の確率で怯えさせ1ターン行動を制限する)棍棒二刀流(消費MP5を消費して両手に棍棒を装備する。棍棒の攻撃力は武器棍棒と同じく20のため2本で40上がる)棍棒ぶん回し(消費MPの全てを消費して、攻撃力3倍の大回転斬りを行う。終わった後は目を回して1ターン行動不可状態となる) 仁王立ち(開始時、全ての攻撃を一身に受け止める)MP回復小(常時発動。毎ターンMPを1〜3回復する)
そうだった。レベル11の魔物からは極端に能力が跳ね上がるんだった。でも普通のゴブリンには無い技を覚えているな。普通のゴブリンは投石しか覚えてないんだけどな。威嚇に棍棒二刀流に棍棒振り回しに仁王立ちにMP回復小まで持ってる。って、なんか戦闘にめちゃくちゃ特化されてる。でもそうでもなければあの数のゴブリンから母子を守れないよな普通。
「さぁ、始まりました。解説はみんなのバニーちゃんことバニーで〜す。チャンピオンは人間を守る心優しきゴブリン。マリンさん、人間を守るゴブリンなんているんですね〜」
「そうなのだ。魔物の中にも人間と仲良くしたい者がいるのだ。あのゴブリンさんはきっとそういう適性が高いタイプなのだ」
「この能力値のゴブリンを相手にフグオ選手はどう立ち向かっていくのか。ゴブリンさんに可愛い声援も聞こえております」
「ゴブリンさん、頑張ってなの〜」
「人間の女の子の可愛い声援を受けて、能力が上昇しているようなそんな気がしますね〜解説のマリンさん、フグオ選手の立ち上がり、どういうのが予想されますか?」
「鬼化、一択なのだ。それをしないと何も始まらないのだ」
「成程〜フグオ選手は解説のマリンさんのいうことを聞いてくれるのでしょうか?とても楽しみな展開となっております」
うっさいわ。恒例の実況がうっさいわ。そもそも、このクラスを相手にするのに生身とかもう無理やわ。どんな副作用があるかわからんけど鬼化は使う。それはわかっとるんじゃ。おい、そこ、何やってんねん。女の子にソーダ。大人の女性に蜂蜜ソーダ?うまそうやんけ。現実世界のオーロラミンみたいなもんやろってちが〜う。相変わらずシャインとハニーは、もう出来上がってるし、ちゃっかり見に来ましたじゃねぇよダークナイトちゃん。マーヤとハルは女の子の隣に座って、いや俺の応援しろよ。なんでゴブリンの応援してんだよ。あっ一応護衛も兼ねてるのねって。いやダークナイトちゃんの眼光で、魔物が寄ってきてすら居ないから〜。アホらしいわ。ちゃっちゃと鬼化するで。
鬼化の発動を検知しました。
うおっ。身体がどんどん赤黒くなっていくで。いやいや下半身はこれ以上膨張せんでええっちゅうんや。
鬼化状態のみ使えるスキル。慣らしと貫通を覚えた。慣らし(消費MP0で、鬼系の魔物の下準備をするんだよ〜これをやられた後に貫通を使ったらどんな鬼系の魔物でも一瞬で、昇天させちゃうんだ〜これでレッツ鬼ハーレム)貫通(慣らしの後に連続して使うことで使用可能。慣らしでトロトロに溶けた鬼系のアレにズドーンとトドメの一撃を放つんだよ〜)
どんなスキルやねん。鬼になっても結局覚えるんはそういうスキルってかいな。アカンアカン、やってられんでワイはもう。
ゴブリンの投石。フグオに50のダメージ。
おっ耐えれてるってことはステータスに関しては鬼と同じと考えて良さそうだな。やっと冷静さを取り戻したぜ。じゃあ、慣らしを選択っと。えっ、目の前のゴブリンの目がトロンとしてきてるんだけど何か起こったわけでも無いんだが。
ゴブリンは恍惚の表情を浮かべて、次の相手の行動を待っている。
えっええええええ!行動できない感じになるの?じゃあ、貫通を選択で。もう結果はわかってるけど。
「うっうわぁ」
うんそうだよね。なんか不思議な力でゴブリンの方に向かって行って、俺のアレがガッチリと貫いている。筋肉質のゴブリンの動きでもう果てそうなんだけどね。なんか気持ち良いところを探り当ててくるような動き。こんなの耐えられるわけないんだよ。
「あっもうダメだ。イクゥ〜」
「ファッタシモ」
俺のアレを浴びたゴブリンは光り輝いたのだった。
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