素材を売り払うと!やってくるアイツら
洞窟の魔物たちの素材を売りに素材屋へと向かった。
「いらっしゃい。何かをお求め?それとも売りに来てくれたのかしら?」
売りに来たを選択。
「あら、売りに来てくれたのね。何でも買い取るわよ」
相変わらずの定型文だ。生身として、生活しているとこの煩わしさが鬱陶しく感じる今日この頃である。
「ゾンビの腐肉は、1つ20Gで買い取るわよ」
「スケルトンの骨は、1つ40Gで買い取るわよ」
「ダークバットの羽は、1枚60Gで買い取るわよ」
「ヴァンパイアレディの血は、1つ200Gで買い取るわよ」
「サーベルレオパルドの皮は、1枚700Gで買い取るわよ」
この世界は、素材のが売値が高い。料理用のアイテムは10分の1の値段なのに。ゾンビの腐肉を20・スケルトンの骨を20・ダークバットの羽を20・ヴァンパイアレディの血を20・サーベルレオパルドの皮を1枚売った。合計の売値は、5100Gを手に入れた。これで所持金が14400Gとなった。人外娘たちのお陰でお金に困らなくなってきたな。まだ暫くはこの辺りを拠点にする事になる。拠点建築をする必要があるかな。ファストトラベルという移動時短コマンドがあり、一度入った街・ダンジョン・作った拠点に瞬間移動が可能となる。拠点でしかできないことがあるため拠点の建築が急務だ。その前に新しく人外娘として加入したキャサリンの服・それにボサボサの髪は可哀想なので、美容室の辺りに向かう。先ずは、美容室へと入る。
「らっしゃい。どんな髪型をご希望でい」
魚屋かここは!!とツッコミたくなる。現実世界での魚屋さんってなんか元気いっぱいな人多くない。そう思うのって僕だけかな。思わず笑いそうになった。キャサリンを選択して、好きな髪型を選んでもらう。ドリル髪と言われる縦ロールを気に入ったらしい。キャサリンの長い髪によく似合うだろう。仕上がるまでの間、待たせてもらう。といっても一瞬だ。うん、現実世界だと髪切るのだけでだいぶ待つからな。こういうところも異世界ならではだな。綺麗に整った髪にキャサリンも大満足のようで、僕も嬉しくなった。
「お代は、500Gでい」
だいたい5000円か。相場的にはこんなものなのかな?僕は女の子では無いので、女の子の髪型の相場はわからない。払って外に出る。
「毎度あり、またのお越しを待ってるでい」
外に出てマリンにお金を渡す。
「マスターどしたの?」
「キャサリンと服屋に行っておいで」
「まぁ、服を頂けるのですか?」
「うん。マリンとキャサリンのお陰で、生活できてるからね。御褒美だよ」
「わかった。いってくるの〜。キャサリン、こっちこっち」
「マリン、お待ちになってくださいまし」
マリンに引っ張られてキャサリンと近くの服屋に入っていく。さて、付けられてるのには、気付いていた。2人がいたから手を出すつもりはなかったのだろう。
「いるんだろ?気付かないと思った?」
「あら、キモヲにしては鋭いじゃない」
「前回のリベンジをさせてもらおうと思ってね。キャハ」
「その割には、僕の仲間に怯えて、仕掛けてこなかったみたいだけどw」
「キモヲ、テメェ勘違いしてんじゃねぇよ。こっちだったらアタイらより立場上だとでも思ってんの?テメェは、アタイらのオモチャなんだよ」
「そうそう、今日は勇者様がいるんだ・か・ら」
「そうそう、覚悟してよね。キャハ」
「コイツが、俺のハニーたちに手を出した不届きものか」
「そうなのよラディッシュ、最強の勇者様のコテンパンにする姿が見たいな」
「任せておけ、さっさと終わらせて、宿屋に向かうぞ」
「はぁーい」
俺が作った最強の勇者ラディッシュだ!誰かが乗っ取ってるのか?一応、相手の情報を見させてもらおう。
名前 ラディッシュ
職業 最強の勇者
LV.99
HP999
MP999
力99
守99
速99
賢99
攻撃力500
守備力500
所持スキル 雷撃の一閃(消費MP50で敵全体に攻撃力3倍の雷属性の防御貫通の一撃)レジストの構え(常時発動。攻撃をくらった際2倍の反撃ダメージを与える)エリアヒーリング(消費MP40で味方全体を特大回復)魔王の衣(常時発動。魔王装備を装備時発動受けるダメージを4分の1にする)勇者の光(消費MP100で敵全体に光属性の賢30倍の防御貫通ダメージ)乱れ舞(消費MP10で敵ランダムに力3倍の防御貫通の8回攻撃)王者の風格(常時発動。全ての状態異常を無効にし、属性攻撃を吸収する)
グハッ。流石最強勇者、人間で彼に勝てるものはおろか魔王ですら勇者の光でほぼほぼ致死ダメージとなる。我ながら恐ろしい化け物を作ったものだと感心する一方。改めて人外娘の恐ろしさを思い知る。これらを食らってもHP3分の1程度残るもんな。マーヤとハルについては、別に良いだろう。次会うことがあったら紹介するよ。
「じゃあ、バトルスタートね」
「仕方ない」
防御を選択。どうせ何を選択しても僕だとワンパンチだから。ラディッシュの乱れ舞、フグオに297の8回ダメージ。フグオは、死んだフリを使った。
「回数攻撃でも戦闘が終わらないの?チートよ。今度こそチートよ」
「はーいナビゲーターのアイリィンだよ。フンフン。相手プレイヤーによる不正は検知されません。ということで続行です」
「もう、何なのよ。早く倒して、金を分取らないとアイツらが」
「マーヤ、今なら勇者様がいるんだし、ワンチャン」
「ハル、そうね。キモヲにとっても切り札みたいだし、コテンパンにしちゃおうかしら」
「うんうん、その後は、私のペットにしちゃおうっと」
騒ぎを聞きつけ、やってきたキャサリンとマリンは、鬼の形相をしていた。
「また、おねぇちゃんたち。懲りないのね。栽培してやる」
「マリン、それを言うなら成敗ですわよ。でも、私も許せませんことよ。マスターにこんな不埒を働いて、フルボッコですわ」
「前と同じと思わないことね。こっちには、最強の勇者がいるんだから」
「可愛い女だ。俺のハーレムに加えてやろう」
「キャアーーーーやっちゃって、勇者様ーーーー」
マリンとキャサリンが戦闘に加わった。マリンは、触手乱れうち(消費MP0で敵全体をランダム20回攻撃)というスキルを新たに覚えた。キャサリンは、死兵配備(常時発動。毎ターン、ランダムなゾンビを呼び寄せる)というスキルを新たに覚えた。キャサリンのスキル死兵配備によりゾンビ将軍が召喚される。キャサリンのスキル漂う死臭により、敵全体に猛毒を付与。
「勇者様にも猛毒が入ってる!何で、状態異常無効よ。チートよ」
「はーいナビゲーターのアイリィンだよ。成程成程、珍しいスキルだね。状態異常を無効にするスキルだよ。ということで問題なしだね」
「何よ、それ!」
「お仕置きの時間なのだ。触手薙ぎ払い」
勇者に200の4回ダメージ。マーヤに999の4回ダメージ。ハルに999の4回ダメージ。マーヤとハルは倒れた。
「あらあら、弱いですわね。最強の勇者?聞いて呆れますわ。覚悟なさい噛み付きですわ」
ラディッシュに375ダメージ。ラディッシュは消滅した。フグオたちは、戦闘に勝利した。経験値を0。お金を1万G獲得。今のうちにこの場を離れよう。
ここまでお読みくださりありがとうございます。




