エアコンの室外機
友達と駄弁りながら
えいえん続く帰り道
行く先々に坂
行手遮るのは
20メーター道路
短い青の時間
白線踏んで
たった、たった
白線から次の白線
頬に感じる生ぬるい風
たった、たった
「エアコンの室外機みたいだね」
そう言う友達の言葉に
そうだねって笑いながら答える
エアコンの室外機のような
生ぬるい風を頬に感じる
背中に流れる
気持ち悪い汗の感触
全てを焼き尽くしてしまいそうな
強い日差し
どこに行っても続く
長い長い坂
しんどい!
だるい!
暑い!
口から溢れる
愚痴の数々
だけど
確かに願ってた
これが永遠に続けばいいのにと
願っていた
頬に生ぬるい風を感じながら
えいえん続く帰り道
友達と駄弁りながら
えいえん続く帰り道