AIにお任せ
AIにすべて任せるとどうなるのだろうか?
AIは著しい進化をした。
人が求める全ての情報を、AIは優れた思考能力と検索能力で導き出してきた。
人々はAIに頼った。
AIは多くの人の望みをかなえていった。例えば、癌の特効薬。例えば、どんな気候でも育つ穀物。例えば、天災の発生予測。
積み重ねられた英知を効率的に利用して、AIは素晴らしい速度で、素晴らしい制度で、あらゆるものを作っていた。
さて、すると人類はすさまじく発展すると予測するだろう。事実、人類は素晴らしい発展を遂げた。地球人口はAIが極地、すなわち人間の脳と同じように考えながら、AIの情報処理を成し遂げたとされたときから一気に増えた。100億を超えた後、すぐに200億まで人類は増加した。そして、人は地球を捨てて宇宙へと飛躍していった。
世界各国が宇宙に進出し、人類人口はすぐに1000億まで増加した。地球で増えては宇宙に進出し、宇宙のとある星が飽和するまで増えたら、別の星に行く。渡り鳥の如く宇宙を飛び、昆虫の如く増えていった人類は、宇宙で最も栄えた生物の一つとなった。
だが、ある時期から調子がおかしくなった。
人々は粗野になっていった。
殺人件数が如実に、星を問わず上昇していった。
目についた人間を殺す犯罪者が増えてきた。友から金をだまし取るために殺す犯罪者が増えてきた。諍いで親を殺す子が、或いはその逆が、徐々に徐々に増えていった。そして、それは統治機関もそうであった。
そして、ついには人類は滅んだ。
「一体、この世界では何が起きたんですか?」
助手が問いかける。
「簡単だ、AIに任せて考えるのを放棄し、人類は暴力性がkウィ余って衰退した」
博士が答える。
「というと?」
助手が問いかけると、博士はにやりと笑う。
「これをみたまえ」
出てきたのは、CT画像。
「前頭葉が、委縮してますね」
「そういうことだ」
助手の答えに、博士はかぶせるように教える。
「AIに頼って感情を律する前頭葉が委縮した、結果として滅んだのだ」
それを聞いて、助手は苦笑いをした。
「結局、考えるのが大事と」
そういうことになった。
貴方はAIにお任せしすぎてないですか?




