Prologue.昔々のお話
初心者ですが、よろしくお願いします!
昔々、オリジーネという女神様がこの世界を作りました。
オリジーネは天空の神ルフトゥス、樹林の神セルヴァ、大地の神ガイア、天水の神オセア、風雲の神ヴィエトルと共に様々な種族を作り出し、世界のあらゆる地に住まわせました。
ですがある時、オリジーネに反逆する者が現れたのです。
弟神クヴィスでした。
オリジーネとクヴィスの戦いは三日三晩続き、大地は荒れ果て、止まることのない雷鳴が鳴り響いていました。
三日目の晩が明けるというその時。
オリジーネは自らの血で作った剣、神刺の剣を依り代として自身を剣へと変え、クヴィスの心臓を突き刺しました。
そしてクヴィスは倒れ、神刺の剣は粉々に砕けてしまいました。
あまりに多くの力を使ったオリジーネも、弟クヴィスの死を嘆いて長い眠りへつきました。
その後、ルフトゥス、セルヴァ、ガイア、オセア、ヴィエトルは荒れ果てた地をもとに戻し、人々も元の土地に帰りました。
ですがオリジーネは未だ眠りから覚めておらず、代わりにオリジーネは自身の代理人を世に遣わしました。
それが初代聖人ソラニテと初代聖女ソラニアなのです。
二人は世界各地を回って人々を困難から救い、復興を手助けしました。
その後亡くなった二人は、聖ソラニ大聖堂へ安置されたと言われています。
これが神話時代のお話です。
***
それから約一万年。二人、永遠の時を生きる少女たちがいました。