序章 時空間の狭間
文章、文字誤りがありました教えてください。
あの出会いから15年
出会ったのは、8歳のときだった。
そんな僕でも、そのときの記憶は脳にしっかりと焼き付いている。
滴る雨の中ただ一人、橋の上で佇んでいる君の姿、
初めて声をかけたとき見せた、冷たい視線、悲しみを隠している瞳。
家に連れて行き、初めて僕の親を見た時の彼女の視線、何かを警戒している様子だった。
何もかもこの15年間忘れることがない思い出だ。
一緒に過ごした一年・・・
僕は君の事を姉のように、いや姉として慕っていた憧れていた。それは今でも変わらない。
君はまるでイルカでクジラのような存在だった。
優しく振舞い、どんな時でも助けてくれる。僕が不審者に襲われそうになったときも助けてくれた。
その姿はまるで大きなクジラで僕のヒーローだった。
そして、僕が抱き付き、近づくとイルカのようにじゃれあって遊んでくれた。
だけど、どんなに近くにいても、どんなに近くで寄り添っても何も見てこない深い闇。
何か、深くて悲しい『物』、苦しい『記憶』を隠している。
そんな風にあの頃の僕は感じていた。
●
ある朝、ふと起きると君が居なくなっていた。
そのとき、初めて大切な『物』を失う辛さがわかった。
彼女が抱えていた『深い闇』の理由がわかった気がした。
心にぽっかりと穴が空いた。
彼女も恐らくそうだったんだろ。
だからこそ、私は彼女をー
小説を書くのは初めてです。拙い文章ですがよろしくお願いします。
あと、作品はあくまでも自身で考えていて、幾つかの小説、アニメ、ゲームはあくまで参考にしているまでです。ご理解ご協力お願いします。