空から エピソード5
TUたちが戸惑った。
何故かというと、逆光になっていて、リーエとおひるねこの姿が光の中へと消えていて見えなかったからだ。
リーエは一体、一体、とTUを切断していった。
「ふはははっ、遅い!! そのまま寝ていろ!!」
緑色の液体で地面が染まるほど、リーエはソードエネルギーで斬撃を繰り返した。TUたちはバタバタと倒れていく。
だが、斬り損ねた一体だけのTUが、兵器運搬所とは逆のアベンジャーズ・ザ・ウィメンズの本部の方へと逃げ出してしまった。
「ふん! だから、貴様らは遅いと言っている!!」
リーエはプラズマショットガンで狙いを定める。
一発の電気的な発砲音がした。
プラズマカートリッジが一つ地面に落下する瞬間。逃げたTUが高電圧のプラズマによってバラバラになっていた。
「それでいい。ずっと、寝ているんだ……」
早撃ちもできるリーエは、マントを翻して缶詰を食べ終わったおひるねを連れ、本部へと向かった。
――――
大型エレベーターで本部のエレベータールームへと戻ったリーエは、血相変えて走っていた女性軍人を捕まえ現状を報告してもらった。
今、アベンジャーズ・ザ・ウィメンズ本部内は凄まじいSTFSによる空襲を受けて壊滅的な被害を被っているのだそうだ。
リーエは舌打ちをした。
さすがにおひるねこも自分も空は飛べない。
どうすることもできないでいた。
「そうだ。フラングレー司令官はご無事か?」
「ハッ! 現在クリス少佐と遺伝子工学研究所へ向かっております!」
「どうして?」
「ハッ! そこには全人類の希望があるとのことです! まだ未確認でありますが、そこには人類全ての遺伝子が保管されているのだそうです! 人類の存続にフラングレー司令官は賭けました。とのことです!」
「……もう、ここまで来てしまったというのか……最終局面だな……了解だ。ご苦労さんだったな」
「ハッ!」
「そうだ。遺伝子工学研究所の場所は……?」
「ハッ! 南西部の砂漠の砂粒の谷より更に……」
と、突然。
おひるねこが女性軍人の後ろへ威嚇をした。




