空から エピソード2
「にゃー!」
「そこだ! ほれ、そっちにもいるはずだ!」
おひるねこの首の向きをリーエは追った。この時、リーエは鼻ではなく感覚的にTUの気配がわかってきていた。後はおひるねこで確認をすればいい。
リーエはソードエネルギーの出力を最大にした。
「リーエ! 良かった!後お願いね!」
エデルが発砲を止め。兵器格納庫のベルトコンベヤーの下へと非難した。
「フフフ、だいたいTUの気配がわかってきたぞ。さあ、ここは狩場だ!! 戦いをしようじゃないか!」
リーエは色々な角度から、目に見えない敵をソードエネルギーで追い掛け斬りに斬り伏せていく。
「VI」
「BU」
「VU」
電光石火の斬撃によって、近づいたTUは即座に切断された。
「ふう、もういないかな……おひるねこ?」
おひるねこは兵器格納庫の奥へと鋭い目を向け、時折首をかしげていた。
「??? 何かいるのか?」
ヒタヒタと歩く音が近づいてきたと思ったら、それはフラングレー司令官だった。
「え?? 司令官?!」
「リーエ! それは擬態よ! すぐに斬って!!」
エデルは即座に銃を構えた。それと同時におひるねこが凄まじい鳴き声を発したことで、リーエはソードエネルギーを構えたが。
「司令官! 失礼します!!」
エデルがフラングレー司令官の胸部を数発撃つと、胸元から緑色の液体が宙を舞っていく。それを見たリーエは少し後ろに後退した。
「エ、エデル? 本物のフラングレー司令官は無事なのか?」
「大丈夫よ。心配しないで……フラングレー司令官は今、最も安全なところにいるから」
「了解」
「それより、リーエ。これから空からの大掛かりな襲撃が来るわ。TUはあなたに全て任せろとフラングレー司令官に言われているの。だから、空は私たちが何とかするわね」
「フフフ……。しばらくは、おひるねこと一緒か……了解だ」
そこまで話すと、エデルがもう安全だと落ち着いたおひるねこを見てからベルトコンベヤーの下から這い出てきた。
「もうすぐ終わるわね。この戦いも……」
「いや、まだだ。まだ始まってもいないんだ」




