mission3 from the sky (空から)
「ではな! お騒がせしたな! 何かおかしなことが起きたらすぐに呼んでくれ!!」
リーエはマントを翻しおひるねこを抱え、再び通路へと戻った。
アクリル板の通路には人混みができていた。
クリスは壁越しに腕組みをしてリーエを心配そうに見つめていたが、長いため息をついた。
「リーエ……。怒らないで聞いてね。あなた……今、どう見ても……」
「いや、言わないでくれ……その先は……」
「ふうっ……わかったわ……」
クリスはまたため息をついた。
「これは、シークレットミッションだ」
リーエはクリスを置いて今度は兵器格納庫へと向かった。
兵器格納庫はここアベンジャーズ・ザ・ウィメンズ内の地下にある。リーエはエレベータールームから大型エレベーターを使い地下三階を目指した。
大型エレベーターの中は静寂が支配していた。人はリーエしか乗っていない。だが、一体の人型ロボットが乗っていた。
気のせいか。リーエはそのロボットから火薬の臭いがしていた。
「うん? これは……?!」
どうやら、兵器格納庫の警備ロボットの一体のようだった。
「壊れているのか? それに、今しがた壊れたんだ」
誰に撃たれた……のではなく。
どうして撃たれたのか?
と、リーエは考えた。
徐々に寒さを乗せた空気が下から吹き上げてきた。
突然、下の方から銃声がした。
兵器格納庫内の天井はガラス製なので中身が上から見える。
「エデル?! 今、行く!! 待ってろ! いや、持ちこたえろ!!」
エデルが一人で、必死に真っ正面に向かって、銃をめちゃくちゃに発砲していた。いや、立っているのはエデルだけだった。他の女性軍人は倒れているのだ。
大型エレベーターが地下三階に到着した。
すぐさま、リーエは兵器格納庫へと走った。
パネルのカードリーダーに身分証明書用のカードキーを差し込むと、巨大な扉が音を立てて開いた。
リーエは中に突撃した。
所々、兵器を運ぶ機材やベルトコンベヤーがある。広大な兵器格納庫には、血を流して倒れている女性軍人が五人か六人はいる。
未だにエデルは血塗れの床で真っ正面に向かって発砲をしていた。
「出番だぞ! おひるねこ!」




