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悪魔の悪戯  作者: KEITA
6/7

作者のための設定資料・悪魔

魔族・・・現存するものを動かす意志の力=魔力を糧とし、またその恩恵を大いに受け継ぐ生き物の総称。大抵は魔界に棲む。誇り高き『鬼』、ヴァンパイアなどの『美食家』、契約の力を持つ『悪魔』など。精霊族や霊法師以外の生き物すべてを糧とする捕食の力に秀でており、ごくシンプルな弱肉強食が通識。なので人界や天界からすると悪、暴虐者とされることが多い。


最高位(上・並)

高位(上・下級)

中位(上・中級)

中位(下級)

低位~最低位


…のピラミッドのような食物連鎖があり、強い者ほど単純に正義。暴君ヒャッハーの世界です、基本的には。

※基本どうでもいい情報(そして無駄に文字が多い)なので、読まずとも支障はありません※



悪魔あくま

別称「契約者」。魔族の一種で、量と質の高い魔力を持ち、最高位の実力者が出現する率もそれなりな有力種。能力は多岐だが、純粋な身体能力より行使可能な魔力量に優れる傾向にある。太古より高実力傾向の血統が幾つかあり、「ソリオット」はその一派


能力⇒鍛錬や「食事」そして多種族との『契約』により強さが変化する。特に『契約』は精度・影響度が他魔族と比べ物にならないくらい高い。そしてそれが悪魔の特性でもある

外見特徴⇒人型・獣型・虫型など千差万別。体毛と爪がある場合はそれらが同色となることが多い(ただし擬態も充分可能)。始祖は濁り(瞳孔)の無い赤眼と捩れた角を持つ人型で、それに近いほど高い魔力を有する


魔界に存在する知能を持つ魔族のうち最も多様・総数最多であり、『契約』のため他界に出没することも頻繁にある。特に人界は欲望あふるる人間の界なので『契約』がし易く、悪魔のお気に入り場所。作中は「魔族」というと大抵が悪魔な時代でした。

異種族からは暴虐な野蛮種とされてて実際そうだけど、たまーに弱者に優しかったり気まぐれで親切したり人間に恋しちゃったり()、割とどこでも生活出来る身体の強さもあって、凄く個性的で自由。やつらは否定するけど、「食事」が関わらなければ天使より人間に親しんでくれる生き物である。たぶん。


↓大きく分けて三つの種類↓


①一般種・・・一般的な悪魔。外見や能力に目だった特徴は無くバラけている。悪魔の多くがこの分類。リュシーはここに属する高位下級魔族


②古代種・・・五分の一くらいの確率で生まれる種。明赤眼(瞳孔まで真紅)が特徴の人型。始祖悪魔の血が濃く出た証であり、生来実力も高め。最高位に到達する可能性が最も高いエリート種であり、角を持つものは更に稀少で、誕生する率は数千年に一体程度。生まれた場合は間違いなく魔界を掌握出来る【魔王】の器である。


③亜種・・・なんらかの特殊能力や悪魔に無い性質を保有する種。異種族との交配によって生まれた混血児や隔世遺伝、『魔族化契約』によって転じた元人間・精霊、または非常に稀であるが突然変異体などを指す。混血は割と多いが、殆どが悪魔の血に淘汰され一般種として誕生するため、亜種になるものは滅多にいない。生まれた時から亜種と判明しているもの、またはなんらかのきっかけで後天的に特殊性を持つものの両方がいる。キーリカはここに属する高位下級魔族


--関連用語--


【契約】・・・他種族(人間、竜族、精霊族のいずれか。ただし、魔力と対を成す霊力の塊である精霊族とは相性が悪いため、彼らと契約する者は滅多にいない)となんらかの取引をし、約を交わす魔族特有の能力。代償を支払う代わりに力を得る、力を貸す代わりに報酬を得るなど。悪魔が扱うと飛躍的な効果を発揮することが多い。


↓契約の種類↓


○人間相手○


『召喚の契約』

⇒低位(下級)以上の魔族が可能である一番オーソドックスな契約。自分を上回る量、若しくは質の魔力持つ人間の召喚に応え、その一時的使役となる。中位以下の者は行動を制限され、その人間に絶対服従を誓う形となるが、生まれ持った自身の能力以上の力を得ることが多い。契約破棄方法は、主である人間が命を落とす・召喚主の手で召喚時の契約印を逆に描く・魔力を囮にして魔界に逃げ帰るなど。人間の持ちうる魔力の限界値もあるため大抵は低位の魔族が召喚されるが、ごく稀に高位魔族が召喚に応えることもある。その場合は行動に制限が少ない。

※作中の召喚契約は、これと下述の報酬契約を組み合わせたものです(召喚主の魔力あげる+その場に居た人間食っていいよみたいな)。リュシー達は高位なので魔法師の支配はそれほど受けてない様子(なので途中から勝手行動出来た)


『報酬の契約』

⇒中位(中級)以上が可能。人間に‘報酬’を支払わせ、力を貸す。‘報酬’の内容は魔族側の決定事項だが、それを満たせば人間側の望むまま力を貸さなければならない。この契約は‘報酬’を除けば基本的に魔族にとってのメリットは無い(憑依と違い、その人間が死に至る報酬はNG)ゆえ、わざわざ選ぶ者は少ない。

※リュシーは只人相手にこれを選択した超変わり者です


『憑依の契約』

⇒中位(中級)以上が可能。「報酬の契約」の限定&強力バージョン。自分の魔力を包括し得る許容の人間の身体に魔力を乗り移らせ、力を授ける。憑依した人間の高い精神力に含まれる気を自身に取り込むことにより、自身の魔力の上限UPが可能。極めて稀だが、最高位魔族が戯れにこの契約に応えることもある。もし器である人間の許容量が足りない場合、媒体の一部をその不足分として補う(食う)か、完全に精神ごと食う場合も。なお、最高位魔族はその存在自体が人間の許容量を超えているため、例外なくすべてを乗っ取り人間側の意識は残されない。また、大抵の最高位魔族は脆弱な人間の器を嫌ってコトを成した後はすぐに離れる=精神を食われた人間の身体が残される。それは半死人の状態に近く、その直後衰弱して死に至るケースも多い。魔族側の負担は少なく、人間側の負担が大きい。


『魔族化契約』

⇒下記参照


○竜族相手○


『金龍との契約』

⇒魔の力を内包する龍である金龍に、力を貸す。原理は人間相手の憑依の『契約』と一緒だが、こちらは得られる気が莫大な上に龍の強力な身体もあって、人間とは比べ物にならないほどの力を発揮する。また、最高位魔族も力を貸しやすく、媒体側の精神も食われにくい。ただし、竜族自体が希少種であるためこの例は滅多に無い。


○精霊族相手○


『魔族化契約』

⇒自分の魔力の一部を精霊族の身体に憑依させ、魔・霊力の相殺防護作用を利用して体内で霊力を消滅、精霊族を魔族化させる。一般的に成功率は低い上、失敗すればどちらかの存在が消滅する危険性も含まれる。魔族化を望む精霊族にとっては唯一の手段でもある(ただしそんな精霊族は滅多にいない)。そして、この契約を成功させれば魔族にとっては貴重な‘霊力への抗体’を身に付けることが出来るとされる(高位の精霊ほど抗体度が高い)。尚、人間相手でも可能な契約だが、その場合成功率は格段に上がる(精霊に比べると段違いに低い抗体しか持たないため)。


『精霊化契約』

⇒精霊族の霊力を身体に憑依させ、魔・霊力の相殺防護作用を利用して体内で魔力を消滅、自身を精霊化させる。成功させれば精霊族の体を手に入れることが出来る。上記の契約の逆パターンともいえるが、魔族化よりも成功率は高め。だが魔族には戻れないのでやはり使用する者は少ない。


『命の契約』

⇒魔族側あるいは精霊族側が生命維持の危機に瀕した際、「報酬の契約」を交わすことで成立。完全に対象者同士の信用如何にかかっているので、人間相手の「報酬/憑依の契約」とは少々異なる。相反する異種であっても中間的器を仲立ちとすることで命を救うことが出来、そして絆も育めるという裏技。世界を救う奥の手ともされ、知っている者自体が少ない。「愛の契約」なんていうこっぱずかしい別称があるせいかもしんない(それだ)

※Lilaシリーズに出てくる冥花はこの契約を精霊族エルフのヴァレンと無意識に結び、そして幸せを手に入れたのでした


・・・


まあ、簡単に言うなら拙宅の創作悪魔は、

「盗んだバイクで走り出す程度に厨二だけどそれを後で返しに来たりそのまま本格的にハマって走り屋になったり整備士になったりする割と純粋な厨二」

です。触れると火傷するけど扱い方次第だぜ!w


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