スキル
「ぅぅ...。ここは?」
うめき声をあげて起き上がった零を見て蓮は言った。
「今日は、お楽しみでしたね」
「ふぇ?」
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2時間後
「あっ、あそこにトロールがいますね。」
レインが指を指す方向にはすやすや眠っている一匹のトロールがいた。
ートロールー
LV20
スキル;魔法防御
あれ、何だこれ?
蓮の右目に不可解な文字が出てきた。
(相手の名前とレベルか…)
「なぁレイン。あいつLV20だけど俺たち勝てそう?」
「はい?なにを言っているのですか?」
「蓮なに言ってるのLVなんてどこにもないじゃない」
「は?」
蓮はこう考えた。
レインと零には見えなくて俺だけに見えるものとすると、俺が見ているのは相手の情報か。
となるとこの一番下にあるスキルってので俺のは情報収集のスキルなのか。
ふむふむ。 ふむふむぅ。
「ねぇ、蓮!ぼさっとしてないで早くあいつに魔法をぶっぱなしてよ!私、なんか知らないけど魔法使え ないんだから!!」
「は?」
蓮は零を見た瞬間右目に文字が出てきた。
ー岡崎 零ー
LV50
スキル;魔力一斉放出
魔力一斉放出?
ああ、分かった。魔王が使っていたあれと同じか。
…ずるい
だが副作用があるらしいな。たぶん今零がなっている状態だろう。
「早くしてよ蓮!!」
「あせらせんなよ、相手は寝てんだぞ!!」
「だからよ!」
「は?」
「だ・か・ら、今寝ているから倒せばレアドロップがでるかもしれないでしょ!!」
「お前はどこのRPGネット頭なんだよ!?」
だが言われればそうだ。今魔法を打てば相手は寝ているからスキルが発動しないで勝てるかもしれないな!!と思い蓮はファイアボールをトロールに向かって投げた。
「ぶひぃぃ!」
「よし倒したか?」
「ぶっ.ぶっ.ぶひぃ!」
煙から豚のような声をあげてトロールが走ってきた。
「効いてない!?おいにげるぞ!!」
蓮たちは町のほうへと全力の力で走った。
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30秒後
「あれ?この道こんなに長かったっけ?」
「つみましたね!無限ループです!!」
「なんでそんなに嬉しそうなんだよ」
レインはニコッっと蓮のほうを向いて笑った。
これは詰んだ。もう終わった。
せっかくの異世界で魔王を説教させようとおもったのにこんな気持ち悪いやつにやられそうになっている。
もう詰んだな。
もう走るのやめよう..。
「おっと、危ないぜ少年」
後ろを振り返ると20代ぐらいの人がトロールを倒していた。
するとその人はこちらに振り返りこう訪ねてきた。
「俺は、若林 剣象だ。日本からやってきた」
面白いアイデアが思いつかないので一度ここで終わります。
次回は出るか分かりませんが・・・