表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この野郎魔王ぶっとばす~勇者目指して~  作者: 雪
~第一章~ 魔法
3/5

新たな仲間

 「謝罪ですか?それは無理ですね。」

 「なっ、なぜそんなことが言えるんですか!?」

 「実のところ魔王は最近やけに暇をしているそうなんですよ。なので強くなって謝罪しろよといっても   はぁ?何のことって逃げるに違いません」

 「そうか・・・やっぱり倒すしかないか・・・」


そう悩んでいると隣のベットで寝ている零が起きた。零は怯えていて身を隠していた。


 「大丈夫だよ、もう魔王はいねぇよ」

 「そのことじゃない!!ここはどこ?」

 「ここはレイアン地方ですよ」


零は話を聞くと「はぁっ・・・」っとため息をした。蓮は零が家に帰って早くゲームをしたいんだろうとなんとなくわかった。

そこである異変に気付いた。


「あっ、そういえば手に持っていたインジェスト・オブ・ヴァルキリーがねぇな」


そういうと、零は落ち込んだ。そしてぶつぶつと「もう私の人生は終わった・・・早く殺して」っと何回も語っている。

そして気を取り戻したのか、突然立ち上がり、「そうだわ!!あれもこれも全部魔王のせいよ!あいつ絶対にぶっとばしてやるわ!!」と言った。

そこで蓮と零の情熱に知ったのか少女はうらやましそうに言った。


 「あの!魔王も倒しにいくなら私も同行してもよろしいでしょうか!」

 「・・・大丈夫なのか?親に反対されるぜ・」


蓮が少女に大丈夫かといったのは、まだ幼いことと、この子の親が心配するだろうと思ったからだ。


 「はい!大丈夫です。私は回復魔法が得意なので皆様のお役に立てるとおもいまして!」

 「そうか、まぁいいか」


蓮が連れて行くと決めた理由は二つあった。

一つ目はこの子は回復魔法が使えるからパーティにとっても不足はないと言う事。

もう一つはこの子の両親が常にいない事。これは勘だが、音がぜんぜんなっていないのだ。たぶんこの子はその事を知られたくなくて親のことはいわなかったのだろう。っと思っているとドアが突然開いた。

 

 「おお!旅の者達、目を覚ましましたか!!もしもういってしまわれるのであればこの子も連れて行かせ  てください!!」


蓮の予想は外れた。しかも親から連れて行ってほしいと言われた。もうこれは連れて行くしかないだろう。


 「分かりました!お言葉に甘えて娘様を頂戴致します」 

 「な!?それは私を嫁にもらうとの事で!?」

 「違います。パーティに連れて行くということです」

 「わーいおにぃちゃん達と同じパーティになったー!!」


少女の笑顔はまるで天使のようで、こっちろ微笑ましくなった。


 「そういえば名前聞いてませんでした」

 「あっ、はい!私の名前はレイン・ドルインです!!」

 「よろしく!レイン」

 「はい!」


新たにパーティが加わった。

ヒーラーということでかなり使えると確信した蓮は、家の人達と話をしてすぐ近くの森に向かった。


(あっ、そういえば俺、魔法使えない...)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ