『 case4 悪口を言う女子』
「小学生の女の子は、同じクラスの男の子に対して悪口を言いました。それは男の子にはどうしようもないことについての悪口だったので、男の子は傷つきました。
・・・か、言っていいことと悪いことってあるよな。」
これに天罰が下るなら、僕がされた時も天罰は下ったのだろうか。そんなことを思いながら『軽度』を選択し、具体的な天罰を見る。
1.授業中に急にお腹が痛くなる。
2.自分も同じようなことを他の子から言われる。
3.これがきっかけでいじめられる。
3はない。絶対にないだろ。ただ悪口言っただけで、いじめられたんじゃ、たまったものじゃない。
2は確か、前回の感じと同じだと思うと、その子が悪口を言われたからといって、傷つくのかは疑問が残ることなのだろう。
それじゃあ、1はどうかと思うけど、痛いにも段階があるし、軽いものなら気にもならないから天罰としての意味合いが薄い気がする。でも、重い症状なら授業を受けるどころでもないし・・・。
今回は選択が難しいなと思いながら、賭けに出てちょうど痛くて困るくらいの天罰が下るように願いながら、1を選択して『決定ボタン』を押した。確認画面に進み、
・対象
女子小学生
・行為
悪口を言う。
・天罰内容
授業中に急にお腹が痛くなる。
僕は内容を確認して『⚡』ボタン押す。
そろそろ見慣れ出したアニメーションの後で、『結果報告』が表示された。
「女の子は、悪口を言った次の時間に突然お腹が痛くなりましたが、手を挙げて先生に言うことができず、痛いのを40分間我慢しました。
今回の評価はDです。経験値を5獲得しました。」
確か現段階ではC評価が一番良かったはずだから、Dということはあまりよくなかったということなのだろうと思って、『評価内容』に進む。
「今回の天罰は、確かに痛みを与えることで女の子に天罰を下した気になりますが、お腹が痛くなるのは普段から起こり得る生理現象なので、天罰としてはあまり認識されず、反省を促す効果はなかったでしょう。
ただ悪口を言っただけでいじめの対象になるというのも、度が過ぎた天罰だったのかもしれませんが、自分の行いを反省するには良い機会だったのかもしれません。
あなたは現在、経験値を合計40獲得しています。
経験値を50獲得すると『神様レベル』が『初心者神様』から『見習い神様』に上がることができます。
次回からも頑張って、早く一人前の神様になれるよう努力してください。」
そうか、あと10経験値を貯めるとレベルアップするのか。
でも、一回の悪口でいじめられてもいいなんてことは無いと思うんだけどな。
っていうか、いじめられていい子なんてこの世にはいないわけだし、このゲームもよくわからないことを言うなと思いながらパソコンを閉じた。
僕がバイトに勤しんでいたとある時、とある小学校でとある女子が・・・
うー、お腹痛いよ。まだ授業も終わらないし、でも手を挙げて保健室行くのもはずかしいよぉー。早く授業終わってよ・・・。




