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当年11さいのお子さま、なんだもの。

生きてる。

ちゃんと生きてる……!

生きてる、アタシ……生きてるんだ。


むちゃくちゃだよ。特攻。しかも、山より大きな炎の塊に突っ込むとか、自信過剰が過ぎるっての。

死ぬ、死んだ。そんな風に何度思ったか解らない。

あの死地にまずどうして舞い降りる必要があったとゆーのか。

四六時中問い詰めたい。だいたいね、サタン。君ね、満足に魔法使えないの解っててだよ?強い、と解ってる化け物の居るあそこに行ってみようと思うわけ?レッツパーリィーな単純な頭してるってあんなの丸分かりだよ。

聞き分けのない幼児と一緒だよ、後先考えてないもの。

今、生きてるからいいけど……良くないけどっ。本気の度合いとゆーかこっちの熱意伝わって無かった?焦っちゃうくらい逃げてって言った。ね、そう言ったよね?次は逃げてって言ったらすぐ逃げて。本気で!


『ふん……約束は守っただろ?今こうして、傷ひとつないまま帰れているのが証拠ではないか?』


サ、タ、ン??


守ったんじゃないよね、あのどデカい炎の塊を消してみた。それだけで、……じゃあ、消えてなかったとしたら?消せなかったらどうなってたか頭の隅にでも考えた?ねえっ!


『そんなもの。毛頭無いにきまっている!消せぬはずがない、消えぬ筈がない』


はぁー……。


今。こうしてあの死地を抜けてサタンの非を責めてる。灼熱にさらされた。業火に焼かれるギリギリだった。

魔法とは思えないくらいの火球がすぐ目の前まで飛んできてたって事は事実。消えたからいいだろ、なテイストで鎮火を探るサタンの背でアタシは地団駄を食らわしながら言い聞かせてる。

もう二度とこんな目に合わせないでよってことをだよ。


怪我しなかったからいいとか……手離しでこの状況で言われたって到底納得出来ないの……当然でしょ?何か間違ってますかねえ?


あの時。魔法を消されてすかさず、魔法陣を再び浮かび上がらせた彼女の鼻先へ特攻してはね飛ばしたサタン。大きさが大きさだし、旅客機サイズのサタンがすぐ近くを掠めるように飛ぶ。そんな翼の羽ばたきだけでも風力は相当なものだと思う。


こっち、防御壁……なバリアー的なので守られててアタシにはその風力はどんなものか解らないから思うってだけなんだけど。

だから羽ばたきだけでも転げてしまって吹っ飛んじゃうってゴロゴロ。目の前で見たからそれの凄さが把握出来たってワケで。


ドラゴンのなりをしたサタンがまずどうしたって桁違いにサイズが大きいもの。彼女に向かって飛ぶって時点でそのこと自体に無理があったとゆーの。


旅客機クラスの飛行機みたいな大きさあるんだからさ、地面スレスレを超スピードで飛ぶってまず間違ってるし……下手したら地面激突してたっておかしくない。彼女の向こうには地面があって、当然風は地面に当たって跳ね返ってくるんだし……あーでも、そうか。


サタンてば風力やら揚力で飛んでるわけじゃないんだ。


ファンタジーな理由で飛んでたわコイツ。魔力だ、魔力。


だから、まあ揚力が風に押し上げられたりしても真っ直ぐ飛べるとか摩訶不思議な事実があるのか。風に煽られたりしないものな……。バランスを風力のせいで崩されたりしないし、揚力をもろに翼に受けて機首を上げて尾翼を地面にぶつけて倒れることもない。機首なんて、ドラゴンには無いから……首かな?尾翼も尻尾と置き換えてもらうと位置関係くらいわかって貰えるかも知んない。


『横やりを入れた方がいいのか?』


ほっといて。ちょっと、真面目に考え事してるんだから。空気読もうぜサタン。


『貴様が何を言っているか解らない。出来るから出来る。旅客機とはと言うのは何なんだ?ファンタジーと言うのはなんだ?魔法のことか?それとな、俺様を卑下した見方をしてるだろう。俺様にも感情てあることを失念していないと言い切れるか?』


うーん、ファンタジーね。……魔法て言えば魔法なことです?

質問はこれ以降しゃっとあうとしまーす。ゆっくり考えたいからそっとしといて!


ドラゴンのなりをしたサタンは風とか空気抵抗全シカトできても、足で地面に立ってて当然、まともに風を食らう彼女はそんな真似は出来ない。浮かされるように風に持ち上げられて。そのまま派手に二転三転ころころりん。

もともと立っていた場所は焦げた街の残骸からそこそこ離れた見通しのいい原っぱだった。

ありていに言うと、なんだ……街の外にいた。

だからどうしたというわけでもないけど。だけど、桁ちがいの恐ろしい魔力を持った彼女を誰がすっぱにしたのか。

誰が真っ裸に出来たのか。うん、謎だ。まあ……それはいいとして。


彼女が転がった先が緩やかな傾斜があったお陰で少し時間が稼げて一気に舞い上がれた、そんなわけなんだけど。


追ってくるんだ。真っ裸の少女。さすがと言うか、なんというか。

『………………!』


魔力量は伊達じゃない。速度はそれほどじゃなかったし、振り切れないなって危険信号も感じなかったけども。


『×△──っ!』


バリアーの外で何を叫ばれてもねー……こっち側に、バリアーの中にはかすかていどにも聞こえないし。もちろん逆だってそう、声が届かない。口を開いて何か言わんとしてるのは受け取れるんだけど。何といっても無音の空間。当たり前にあるはずの風の音も入ってこない。


それより何より飛べる、って事の方がびっくりとゆーか……。

単独で飛んでる、ドラゴンを追って。空中戦もいけるのかよ、この子。

ドラゴンの姿をしたサタンが飛ぶスピードはきっと早い。景色がすっ飛んでいく。

その具合だから、それに追いついてくる彼女が改めて凄いと思えた。きっと彼女も、バリアー的な風の抵抗をものともしない何かで全身を覆っているようにアタシの瞳には映ったんだ。


そうじゃないとすっぱには風とか空気抵抗とか温度差のこと色々辛いはず。寒さに震えて、凍え死んでもおかしくない空間なんだ、飛行機が飛ぶ速度の空間というのは。

温度だって地上と空中で全然違う、それを踏まえて少女の事をアタシはこんな風に感じてしまった。ありがちな表現だと思う。ベタだけども。

それは電気クラゲか、某スーパーサイ人みたいに体の周囲がビカビカッと光っていて。……静電気の超ハイパーverちっくな。触れたらビリビリッてきそう、痺れないのかな?彼女。


『反転するぞ』


うっ、うえ?

サタンめ。いきなりなにしてくれちゃってんの、もうっ!


念話が届くか届かないかの同時にうわんっと周りの空間、つまりサタンの張った防御壁の中が引っくり返る。一度、ぴたっ。という擬音が聞こえてくるくらい固まって、すぐ。


スローモーションの様に視界がゆっくり動く。


サタンが反転して天地逆に飛んだんだ、きっと。派手に落ちた。サタンてば尻尾で巻き付けて受け止めてくれたのはよくやっただけどあまりにも、だよ。行動が行きなり過ぎ。

展開に着いていけなくて天地逆転した瞬間、引っ張られるみたいに防御壁の天井を突き抜けて落ちるかと思ったじゃない。死ぬかと、思ったじゃない……怖かったよー。

なんというか、そんなことがあった。だから、謝らない。

気付いたら彼女を見失っていた。何が起こって振り切れたかってゆーのとサタンが何したっていうのを見ていない。いつの間にか周りには海が広がっていて……って海?

あの子の事も気になるけど、今は取り合えず引き返しなさいって。


陸は右手方面に一応見えている。だから、沿岸までサタンが飛んできたとゆーのをなんとなく把握した。今日はもうサボりなのはまあ、いい。

ジルリットやゼリエに心配されることも無いかも知れない。二人の顔を雲に思い浮かべてみる。こちらを見て黙ったまま、いやらしく微笑んでいるドヤ顔ジルリットがまず浮かんで。隣に、こっちに指差してバッカでー。と嘲るバカ面ゼリエ。

深いため息をついて妄想の産物の二人の顔をかき消した。二人にはオーウェンありきでアタシがあるわけでそんな態度でも当然だけど、アタシ自身あの二人に対してそんな感情しか無いんだなって改めて気付いたんだ。敵か味方かってこともどっちかわかんないしな、今はまだ。


だけど、帰る。帰らないと…………………………お腹空いた。もう、ぺこぺこ。


───アタシはどうしたって、まだ自分で何が出来るかってのもそれすら決めれない、当年11才のお子さまなんだからして。


オレンジ色の太陽が海に沈んでいく。と、同時にその後ろには虹の橋が架かっていた。

キレイ。そう思う心をまだ保っていたけど素直に感動できるだけの余裕は残ってなくてさ。体の方より、精神面のライフがエンプティ。死にかけたんだってゆーの。当然じゃんね?

くたっとサタンの背に倒れ込んじゃっても変じゃない。もう何も起きませんように、世界が平和でありますように、と祈った。この時には冗談じゃなく洒落でもない、必死だったし心からのマジな祈り。

祈りは届いたのか。


そんなことがあって。帰ってきましたよ帝都。辺りはすっかり夜だし。

足元の地上には比較的ひくい山と開発の手が入ってない森が拡がっていて……学園の奥に見える森だ、コレ。

と、思ってたら見慣れたオーウェンの屋敷の上空。近くまでくるとあっとゆーまだねぃ。って───そのままで降りてくのー?ドラゴンのままでー?きぃやぁぁぁあああー!!!


旅客機の着陸態勢みたく。速度を落としつつ屋敷目掛けて降りていく。その瞬間。ドラゴンの姿をしていたサタンの周りをたくさんの小さな光の粒みたいのが飛び始めて。サタンは変身した。マルス様の姿に変わった。ショタちっくなとゆーか王子様然とした少年の姿に。で、そうなるとアタシはどうなってたかとゆーと。


こうなってました。サタンてばどうしてな、そんなとこに手を!マルス様の姿になってもサタンらしいとゆーか、もうっ!

肩に背負われてます。右手はアタシの膝裏。左手はお尻。その態勢でしゅるるると降りていったのは屋敷の一角。膝の辺りまで草の生えた草原といっても間違いじゃないとこ。うん、間違いではないね。この家の庭なかなかの広さあるもん。敷地の壁側には樹こそ植えられてなくってゴルフのコースにでも使えそうな広さの空間が拡がっている。手入れをすればだけど。で、手入れがされてない今その空間はちょっとした草原の一部みたいになってる。少し距離を置いて、壁とは逆側……左側には樹が立ち並んでいるからファーグラウンドみたいで余計にゴルフコースみたい。あ、ゴルフしたことないんですけどね。

そんな草のクッションのうえにふわりと舞い降りた。


『あー。疲れた』


風のバリアーはもうないのに念話でサタンったら。

と、思った瞬間。ごろっと草のうえに放り出された。アタシの体が自由落下。ざさっという音が聞こえて次にそうでもない痛みを伴う衝撃。最後まで面倒見てよ……いつつつ、ってあれっ?サタン?居なくなった……。消えた?戻った?

と、まあ……そんなことがあって学園はサボり。屋敷に帰るとゼリエに関節技を極められ、ジルリットには壊れた塔の説明を求められたりした。でも、でも、疲れたんだよ。ドラゴンの背にのってただけだけど。時差ぼけとかかも知んない、これって。どこをどう飛んだかも誰にもわかんないけど、あっちこち飛んでたんだし。


本当に大変なのは次の日からだった。ドラゴンが飛んでたのを見ただなんて噂が聞こえてくるようになった。勿論、サタンがやった一連の行動が原因で。アンダルヌ邸あたりに現れて、アンダルヌ邸あたりで消えた……なぁんて。ま、その通りなんだけど皆さんよく空なんて見てたよ。その時間だけは見てて欲しく無かった。取り合えず、アタシは知らないって。言い切った。そう、きっぱりと。

この問題はそれっきりじゃなくて思い出したように話題にあがるようになった。かんべんしてよ、もうっ!




●●●●


一方、その頃。帝都にあるゼバイン王宮では一人の貴族が報告を受けて目を細めてそのバカげた報告を聞いていた。


「では、帝都の空を飛んでたと言うのだな?……本気か?ドラゴンだと?」


「は。そのように市井では真しやかに噂されていると。報告書に書かれております。自分が書いたものではありませんので、ことの審議は解りかねます」


報告書を持ってその貴族を訪ねたのは文官らしく、痩身痩躯の戦にはことのほか向いていない体つきの青年だった。

貴族はそうかと頷くとそのまま青年を下がらせる。

この貴族、名前をトレロ。ヴィサンテ伯爵の位を持つ貴族である。その姿形は一見するとオーウェンに似ているが似ていない。血縁ももちろんのこと無い。その体は一目みたものの感想は樽で出来ているかのようで、背丈はホビットかドワーフのように見える。要はその伸長はすこぶる低いというわけだ。ロマンスグレーの胸まである髪を三つ編みにして片方に纏めて寄せるのが彼だった。眼は良くは無いようで彼の低くない鼻の上には常に丸いレンズの眼鏡が乗っている。

彼は魑魅魍魎の跋扈するとも言って差し支えないここマルゴ王宮で派閥をもたない。


貴族の大多数が利権に取り付かれどっちに転べば美味しいのかを見極めようと躍起になっているこの局面にあって彼だけは一番に持ってくるのは利権などではなく常に国そのもの。そんな彼だからこそ、戦争が起こってぴりぴりした空気にまみれている王宮でも戦争など大したことではないと落ち着き払っていた。

そんな彼が反応したのは、昨夜のことを報告で聞いてだった。

帝都に北から侵入したドラゴンが帝都上空を滑るように飛び、そして消えたという報告を聞いたからだった。


「大きな蝙蝠の羽が生えた蜥蜴を見た……か。ドラゴンということなのだろうが、今この世にドラゴンとはな。とは言え……タルタの戦が一進一退であるだけに……欲しがるよなあ。将軍たちは」


審議はどうあれ、ドラゴンということは充分な戦力になる。取り込めれば、という追記が必要になるもののそれは魑魅魍魎の住まう帝国のこと。何とでもなるのだ。

暫く考えこんだトレロはペンをとって紙を広げる。唸りながら筆を走らせ文をしたためるとドアの向こうに控える家臣を呼んで手紙を持たせた。


だが……、トレロが探させても消えたドラゴンはまず見つかるはずが無かったので、捜索は暫く続いたがその内に打ち切られることになる。

トレロが言うようにタルタで上がった戦乱の火の手はまだ鎮火には至っていなかったのだ。ライクルゾール侯爵、ゼルノート王家、ウィコット大公らが援軍を送ったにも関わらず下に見ていた獣人たちの用いる神出鬼没の戦略に中央突破出来ずにいた。帝国には守るべき要所が多すぎるためである。


タルタで上がった戦火はタルタにとどまることを知らず、周辺に限らず飛び火した。


中でも。最悪な状況に立たされたのは帝国範図最大の獣人居留地のある帝都の遥か南のエシュベリートでは鎮火をするべき戦力が足りていない。

帝都の屋敷にふんぞり返っていた南部の貴族たちも続々と討伐のために帝都を離れたわけだが。焼け石に水。

そんな湧き水のような兵力では、紙に等しいとでも言ってしまえる。人口がひっくり返ってしまっている帝国南部では帝国民より獣人のほうが遥かにずっと多い。時間をかけて各地の兵力は束にするぐらい万全を期して乗り込むくらいでないとたかだか人間の兵士の集合体である、軍隊など暴風のように暴れまわる怒り狂った獣人の群れを抑え込むには全然足りない。

個々では数十くらいのコミュニティーしか持っていない獣人だからこそ、今まで監視し、牙を抜いて大人しくさせていられたというだけだったのだから。


そんな意味で一進一退すら生温くこの地では日に日に範図が塗り替えられているという報告があがっていた。

それでいて、帝国は騎士団派遣、帝国軍本隊の南征を本来下さなければならないのだが、それが難航していた。獣人を下に見ている、それが重大な見落しなのだがそれに気付けない貴族たちの上からの声で他の貴族は押し黙ることになってしまっていた。

ようは、事態は刻々と悲惨なことになっていくのだがそれに対して何ひとつ対策が帝国には取れなかった。

議会は皇帝抜きで話し合いが行われるようになって久しい。

決定力がなく、先回し先回しに何事もされてしまって事態を好転させる材料がなかった。派閥同士が一歩も譲らないことも議会停滞の理由でもある。現在、帝国は皇帝に仕えて来た名だたる名門からなる王権派と、古臭い世襲からなる名門に対する対抗馬でもある側室派とが熾烈な利権争いを行っていた。

そんな側室派も蓋を開けてみれば、名門と言われる家柄の貴族もちらほらと抱き込んでいるわけで、そうなるとまともな議会になるわけがないのである。足の引っ張り合いにしかなるわけがなかったのだ。

実権はそれでいて側室派に傾きつつあり、王権派は建て直しに躍起になっていた──そんな折りにこの獣人たちの一斉蜂起。

それは側室派の追い風になって王宮を吹き抜けていく。名門に名を連ねる大領主は、戦争が始まると嫌がおうにも帝都を空けて戦争に目を向け赴かなければならず、その順番が回ってくるのが遅れる成り上がりの帝都周辺の小領主たちは戦争に向かった名門たちの空いた穴を塞いで勝手に政を自分達で回してしまえる、そんな状況になりつつあった。

皇帝さえ大樹のようにしっかりと立ち続けていればこのような事にはならないのであるが、今、当の皇帝は政よりも重大なことがあった。正室に男児が一向に授からないことなのであるが。

このため皇帝は色事に体を縛り付けられたようにいっそう政には口を出さなくなり、次第に姿を現す回数も減り、ついには議会そのものから足を遠ざけてしまっていた。皇帝が政に目を向けなくなる、軍事から離れる、その凶事のつけが大きくなって今の帝国全体にのし掛かっていたのだった。


トレロはそんななまぐさい王宮にあって正常な方だった。そんな彼が、ふとっちょの大きな腹を揺らして椅子を立ち上がって傍らの窓きわに歩み寄る。

窓からは外の景色が見えた。ちょっとした森の向こうは、帝都が広がっているのも窺える。


そんな景色を見ながらぽつりと呟く。


「全てはお妃さま次第。正当な世継ぎさえ生まれてくれたら、……この不毛ないさかいも笑い話になるでしょうに。姫さま方にも苦しい道を歩ませることも……いや、失言でした。誰が聞いているやもわかりませんし、止めることにしましょう」



次回は、戦争の戦況とか。

て、わけで久しぶりにごみくずが出てきます。わーぱちぱち。お楽しみに。他、ドラゴン騒動の余波と戦争の余波が帝都に。なんて感じかな、と。魂のリンクの弊害……に動き始めると学園生活が希薄になりそうだから、今いじょうに。そろそろ……舞台は冬になるくらい、です。内政パートになりそうな予感……いや、どうかな……

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