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ええ、遠足って…………こんなじゃ無い方がいい

「───貴族のガッコにもあるんだねー」


「王族だろ?遠足に行ったような事がある風にいうけどなー。離宮から出てこない王族だろ?

どこにいってたんだ?王族って家庭教師じゃ、なかった……教育係ってやつに教わるんだってな。だいたい、教育係が好き勝手できる訳ねーだろーし。王様が街に出てくるってだけで長い列が続くんだぜ」


「ばっかねぇ、バグラート。王族だって……え、遠足くらいいくでしょ」


「王族様のなさることはしもじもには皆目検討も付くはずございませーん。って、ホントだよなー、……知る機会が無いって、そんなの。俺の会った王族とかさー。ティルフローズ、お前くらいなんだぞ」


アタシはつい口を挟んでしまった。

リズの記憶に遠足なんてないのに、やっちゃったなー。

バグラートが言うのも一理ある。ごもっともだ、と心の中で頷くしかない。

お忍びで街に出るのにも、ぞろぞろ何人か護衛と側付きの侍女同伴がキホンな生活基準だったのに遠出なんて馬車何台?馬いっぱい引き連れて大移動ってのが眼に浮かぶね。


ちょっとしたパレードみたいなものが頭を過っていって、遠足がこれじゃ楽しめないな。ギスギス感ったら、ぱないんじゃないの?


十何人姉妹が居て、他にも側室の子供だっているとなると護衛の騎士だったり、衛兵だったりがどんだけ苦労こうむるんだよ……遠足なんてのはいろんなしがらみの絡む王宮じゃ無理っぽいか。

……ってね、ま、なんてーか暇だったんで。ついついね。

そんな感じで。


バグラートと、クラスの子達が話合ってるとこに首つっこむ、つーか興味を示しちゃったのは。


いつも通りそこにある、整然と並んだ長机。

本日の授業も残りあとひとつになった時のこと。


そう、あとひとつが問題でさ、苦手なんだよ……帝国歴史という長い名前一覧がずらずら出てくる名誉授業。


必要あるのって疑心を持ちつつ、その帝国歴史を教える教師待ち。

机の上に頬杖を付きながら、開いた歴史の書にもやもやしてしまう。

ついつい、視線が外れていくのはいつものことだ。


理解できる事には、好意を持つからスラスラ頭に入ってくるような気もする、んだから今さらの、単純で、平坦で、盛り上がりに欠けて、退屈な授業も何故だか耳に入ってくる。


だけど、帝国歴史……お前はダメだ。

登場人物、事件、功績……全くわからんの。

基本的な授業って、遠く昔になんとなく教わってて、スラスラ解けるとゆー、他でアドバンテージを持ってるだけに。


人の名前……英雄だったり、将軍?そんな、軍隊の偉いさんの名前を覚えたりが記憶の引き出しを開ける作業して皆に着いていってたり、アタシが神か!ってくらいに圧倒的に先に行ってたりする高い教育レベルの中、唯一劣ってんのよねー。


それはもう、天と地の差、けちょんけちょんなほど教師から評判が悪くって、微妙な顔をされるくらいにアタシは知らない。覚えられない。


リズが知らない、興味を持ってなかったよーな事は頭のすみっこにも入ってないらしくって……どーするよ、コレ……。

そんななんで5分も帝国歴史とにらめっこできないんで、ゼリエの虚像を目の前に結んでイメージトレーニング絶賛バトルちう。


なんてったってね、一度も勝ったことのないゼリエ相手にだと……たかが虚像じゃん?


その、たかが虚像にも勝てないのはなんでだろね?

そんな感じで、何回目かの惨敗で嫌になって、目の前からゼリエの虚像を揉み消した頃に耳に聞こえてきた懐かしい単語。


イメトレちうには一切、雑音が入ってこないくらいに集中できるよーになってたのが急にガヤガヤと雑音が蘇って届く感覚は、居眠りから覚めてふいに周囲を見回す感覚と似てた。


椅子に座ったバグラートが後ろの席に向かって話してるのはクラスの他の子。

誰だっけな、名前も知らない同性の子。


その子たちと仲好さげにバグラートがはなしてるのは、近々あるという遠足がどこへ行くとかそんな話だったらしいんだけど、さ。


横やりを入れたアタシにバグラートが予想外に食い付きよくって……面食らってます、アタシ。


王族。王子やお姫様だって学園にはパイプを作るために通う。

それは決して色恋だったり、気のおけない親友を作るまでにはいかない学園生活らしいの。

うん、そう。


既に婚姻済みで、学園に通ってくるなんて王族に限らずにまず居ないみたいっぽく斜め上の行動を取るアタシみたいのは珍しい、ということで更にそうあるケースじゃないんだってことを把握してる、なんとなくだけど。


王族なんてさ、もっと、うわべだけの付き合いってゆーか……つりあいの取れた当たり障りのない、薄っぺらで授業も休みがちで勉強なんてほぼ教育係に教わりきってて……そんな退屈な学園生活、あ……って妄想と聞きかじりを頭の中で総合するとせんな感じになったってだけだよ。

実際はどうかなんて知らないんだよ。


リズも結構上のお姉さんは学園に通ってた様に記憶があるんだわ、でもね、……やっぱり急速に結納やら婚儀やらが進んでろくな学園に通わずに自主退学したんじゃなかったんじゃ。


3年で上の方のお姉さんが丸ごと王宮から厄介払いされちゃってんだから、それはもうサクサクと結婚相手なんかも割りあてられちゃって僅かしか、学園には通ってないんじゃないのんて想像してしまってもおかしくないでしょ?


「遠足、たのしみー♪」



隣で体全体で喜びを表して嬉しそうにはしゃぐキャシャリンの声は脳内へんかん。

そのままフィルターを通さないで、耳で聞いちゃうと、何を言ってるか言葉をわかるまでに時間つかうから。


「あのね、キャシャリン。遠足ってゆってもただだだっ広いあの森に足を踏み入れるってだけのイベントなのよ?何かたのしみー、な要素ってあるー?」


キャシャリンは声だって可愛らしい。中身だって可愛らしい。

銀色した前髪の隙間から輝く黒いダイヤにも似た煌めきを見せられたら女子なんだからちゃんと男子が好きなはずで、しかし、後から思い出してもこんなに胸がきゅんと疼くのってなかなかなかったくらいに、アタシの胸にさくって突き刺さった。

う、これは母性……きっと母性。

そうじゃないとしても、可愛いものを守りたいと思う庇護欲。

恋とか、恋愛とか、生臭い性癖じゃないと……信じたい、信じてあげたい……アタシのことをアタシが信じてあげなくちゃ誰にも信じて貰えないよね?きっと。


「は、はじめてだから……」


訛りは、……とっても変。


「はじ……はじめてだから、っか。でもね、森でお弁当広げて。騒いで。それで帰ってくるだけじゃない?

そんなことに何かいい加減さを感じるんですが。アタシとしては」


遠足のしおりも無いの?

あれが無いんじゃ遠足とは呼べないんじゃないかなぁ。

耳に届いてきた単語を並べていっても特に内容も無いから思うんだけど、ただの気晴らしでしょ?


「上級生とも知り合いになれるかも!」


相変わらずよくわかんない。


「上級生とかどうっでもいーいー」





「早速だけど。ティルフローズ、きみに決闘を申し込む!」


うーん、こうなるんじゃん。

遠足とはなんだったのか。


あれから、数日が経ち。

アタシたちは学園をすっぽり包みこんでいる広い深い森に遠足に来ていた。

小さい小川、それに掛かる手すりも付いてない小さな橋を渡ってそこから小道に入って、砂利の敷かれた林道みたいな青々とした木立のトンネルを越えて、そこからぐんぐん奥に入っていくと急に目の前がぱあっと拓けて、沢の流れ込む泉に出た。

野球場くらいに広くて平坦な広場。

ここが今日の目的地になる。

キャシャリンやバグラートその他ときゃっきゃうふふと……な、わけないけどふつうに賑やかなお弁当タイムがあったり、教師連中の魔法の見せびらかしに話がシフトしていってそんな風にわりと楽しく遠足は過ごせてたんだけど。


「ティルフローズ、……て。アタシじゃん!」


そんな時、あのキラキラした奴が来たって訳で、さ。

それって迷惑行為としか思えないっつーか、アタシはサロンの時だって礼を尽くしてメンツは潰さなかったつもりなんですが、何?

どうして、そーなる?


──決闘だってさ。

周りがざわつく。色めき立つバグラート。

じゃあ……代わりに代役に立ててやるからさー。

おまえさ、行ってきてよ。


決闘、果たし状、判んないけどそーゆーのアタシ、タイプじゃないじゃ無いですかー。

ボロボロにやられるのもヤダ。

相手をボロボロにして怒られるのもヤダ。

ね?結果出てるでしょ。

やんない方がいいって。


「拒否は受け付けてないよ。きみの事って誰もよく知らないんだね」


そーゆー顔すんなって、困り顔で笑うのって……無理してんなよ。

何って返事していいか判んないよーになっちゃうだろ。

うんって言っちゃいそうになって悩んじゃうだろ。

こんなつまんない事で悩ませないでよ……、頭がぴきぴきってひび割れたら責任とってくれるんでしょーねっ?


「───だから!決闘するのがてっとりばやい!……だろ?」


「拒否したいです……アタシ、虚弱体質で」


てっとり早いって何ですか?

何を知りたくて、アタシを巻き込んでその上でボロボロにしようと思ってんですかー?


平和主義なんですよね、アタシ。


「魔法はこっちは使わない。それでいいね?」


ダメだ。

だめだ、こいつ……アタシのこと的か何かとでも思ってんのかな?

これでもアタシはね。心の通った、清き乙女なんですよ。


あ、何か、今……、言った?

言ってない?そっか……でも、何か……聞こえた気がすんだよなーって、お前が言うな。ってそんな感じな声がそっちの方から。


ホントに、言ってないって誓えますか?


「シカト、ですか。全スルーですかっ!決闘するなんて、一言もっ」


なんて。

つい場のムードっていうか空気ってゆーのか、そんな雰囲気に流されて言葉を荒げたアタシが次にアルトの口から出てくる言葉に凍りついたとして何らおかしくないだろうな。

だって、さ。


「ばかだなぁ……。決闘は、決闘には。拒否することはできないんだよ。受ける以外無いんだ、プライドとプライドを天秤に架けた名誉と誇りを守るために行われるものなんだからね。受け入れて貰うよ!」


「名誉とかっ!誇りとか、ホント!どーっでもいい!その、決闘ってゆーの、アタシの負けでいいから……はい、おしまい!」


拒否権無し。

メンツとメンツをかけての決闘なんだから、受け入れて当然、てな……実に貴族らしい真っ直ぐで解りやすい。


メンツ、メンツってアタシはさー、そんなのこだわらないっつーか……全然、どうだっていい!

困らない、だけどなー……それが大事でしょうがないのが貴族らしい生き方なんでせう。


何がどーしてこーなった?

見えない糸にがんじがらめに絡み付かれて逃げだせるよーな隙も無い風じゃん?


受ける以外……ないのな。

だけど、アタシは抗うよ。


「あ、のな。その態度はなんだっ!どこまで、……キミは。俺を虚仮にしようというのかな?なぁ……ティルフローズ」


きっと府抜けた顔をしてんだろーね、そう見えるだろーね。

深い深ーいため息をひとつ。

足元を見詰めながら吐いた。


虚仮にしたとか、されたとかじゃない。

ただ、どーしよーもやる気が起きないだけなんだって。


「そんな女々しいこと言わなくていいからさ。アタシ、剣だって握ったこと無いんだ、解るでしょう?」


訓練や授業もまだ剣を使ったよーなのは無い。

リズの記憶には、ごく簡単な剣の振り方と型、それにナイフなどを使った護身術ていどの剣の知識はあった。


まあ、嘘……ってほど剣を握ってたわけじゃないし、嘘では無いよね?

それくらいは身嗜みってやつで済ませておけるレベルだと思うし。


「何も……そうか。うん、そうならいいよ」


「いいの?良かった!」


「この棒切れでやることにしよう。木剣は仕舞うことにする、これで良かっただろ?さあ、決闘を───始めようか」


う、ダメかぁ。

決闘からはどうあっても逃がして貰えないぽい。

やる、と決めたアルト。

しょぼーん、と膝から力が抜けるアタシ。

一瞬、喜んじゃったじゃないの!

木剣を放り出したアルトを見たら、さ?

だけど、すぐに木切れのような木の枝を拾い上げてにこっと笑う。


「あのね……ああ、もうっ!好きにしろっ」


やってやる!

どうなったって知らないからね。



「これで良かったの?アルト」


で、結果としましては……。

傷み分けってことかなぁコレは。

アタシとアルトは向かい合ってお互い棒切れを構える。

これが剣の替わりだって……、偉く軽い。

まるで、……そう、チャンバラごっこでも始める感じ。

エアーチャンバラじゃなく、もっと原始的な。

両腕で握って前に構える。

変わってアルトは、片手で半身に体を開いて握ってない左手を前に付きだし、右は後ろに引いて距離を取ってる。


先に動いたのはアルト。

摺り足ですすっと前に出る。

アタシと距離はそれほど離れてない。


右手に握った棒を足を踏み込んで振り下ろす。

降りてくるそれをコンっと音をさせて受けるとそのまま流し。

アタシは棒を手放す。


次の瞬間。

えい、と開いて伸びきった足をしゃがみキック。

アルトの横に回り込んで、払うように放ったそれは見事にアルトを引き倒した。


で、今の状況です。

倒れたままのアルト。

近寄って棒切れを拾ってからすくっと倒れたアルトの横に立つ。

アルトの胸に刺すように棒切れを向けてまいったを言わせたはいいものの。


こんな勝ち方でいいのかな?

やっぱり周りのギャラリーがぎゃいぎゃい五月蝿いしー。

決闘の作法とかあったら、うん。

これって邪法だもん。

正当法じゃあ無いってわかっててやってんだけどね。

正当法でやって、明らかに剣の手解きを受けたアルトには勝てないのわかって正当法なんかを守るつもりも無いんだけど、無いんだけど。


ギャラリーはこんな勝ち認めない、認めるって二方向に割れてるし!

認めると言ってくれてる意見があるだけで救われるよ。


作法なんか知るか、仕掛けてきたのはアルトだもん。そのアルトの方が、さ……有利だったのわかってるくせにぃ。

アタシは清き乙女なんだよ?

こんなのやる意味が無いじゃんか。


ちょっとしたズルしても……許される、よねっ?


「どうしてそんな事をいう?僕の完敗だ。君には参ったよ、今のままじゃ勝てないのを悟った。そんな顔をするなよ、勝ったのは君だ」


「そうなんだけど。やっぱり、こんなのやるべきじゃ無かったのかもって思うじゃない」


一度、棒に視線を移してからポイした。

もう、お前は用なしだよ、お疲れ。

それから倒れたアルトの手を取って引いて起こした。


「……よしてくれよ。おかしな同情はこっちが辛いだけだとわかってくれ。堂々としてて欲しい。勝者が悲しそうな顔をするのは変だろ?」


「解ったわ。……どう?わたしの勝ちよ。これに懲りたら二度と偉そうな顔でわたしの前に立たないで貰えるかしら!」


アルトがそうしろと言ったんだもーん。

しょーがないよね?

アタシらしくしろってさ。

顔を付き合わせるくらいの距離から一歩離れる。

そこでクスッと笑って。

腰に手を左右からあてて仁王立ち。


オーウェンの前でのアタシはこんなやつだったはず。

好かれてるかどうかそれはどうでもいい、アタシが近寄りたい相手はアタシ自身が決める!

勝手に寄り付かれるのはベラボーに迷惑だっての。


「君らしいな。よっぽどそうしてるほうが」


「面倒は懲り懲りよ」


お互い納得してこの場は収まった。

はず、……だった……、だけどー?……おやおやぁ?


周りのギャラリーから抜け出てきて、ずんずんと迫ってくるのが一人。


アタシの目の前には眼を三角にしてきいっと睨み付けるドリル頭の少女。


ええ、と、誰だったかなぁ?


アルトの方の知り合いに確か居た気はするんだよねー、こんな『いかにも貴族』な女の子が。


「アルト、こんな……こんなのって。……次は、わたくしがっ」


「やめろ」


「でも、……アルト」


「やめてくれ。恥の上塗りだよ、リロメーデ。君にやり返す意味はない。その気持ちだけで僕は嬉しいからさ」


そうそう、リロメーデ嬢。

そんな名前してた、この子。


アルトに意味ないよって言われて泣きそうになってる。

いや、ホントだよ。

意味ないって。

決闘自体に大したことなかったんだしさー。


やってたのは、みたまんまチャンバラごっこで。

アタシに至ってはそのチャンバラごっこすら、放棄したんだし。


「だってさ、くるくるドリル。出る幕ないって」


「お、覚えてなさい。……アルトに恥をかかせたことの代償は高くつきますわよっ」


アルトには蕩けそうな表情させてるとこを見せおいて、くるっとアタシの方を向いたらまーた三角に尖らせてるって忙しい子だねー、全く。


「だから、出る幕ないんだっての。わかんないかなー?」


「いいでしょう。個人的にわたくしからあなたを敵認定さしあげますわ」


あちゃあ、ダメだ、この子。

アルトと同じでこっちの話聞いてない。

言いたいことを口走るだけ。


それが貴族って生き物なのかも知れないけど。

他人の意思は全く関係ないって思考してんのかも。

それよか、あっちがこう思ってるんだからこっちも同じ思いなんだ、ってこと?


いやぁ、……そんな訳ある?

皆ひとそれぞれに意思があって意識は別。

それもわかって無いんかも。



「ったるいわー。……アルトがああ言ってくれてるんだから終わりでしょ」


自己チューか、そうか、判ったゾ!

自己チューなんだ。


「なな、なんて言いぐさなの。終わっていい訳がありませんっ、アルトが良くてもわたくしの気が収まりませんわ」


なんだよ、くるくるドリルめ。

敵認定とか勝手にしてくれ。

もう、疲れた。

アタシは疲れたんだよぅ……。


っと……さぁ。遠足って……ねえ?


こんなに疲れの貯まるイベントでしたっけね?


特別、アタシがイベント体質だったとしてフラグ発生が多すぎない?


やだなぁ、この先こんなフラグ叩き折ってやりたいんだけど……。


明日からスルーしてくんないかなぁ、ま、無理なんだろーけど。

そうなんだろーけど。

くっそメンドーばっか降り掛かってくる気しかしない。

アタシは忙しいんだってば。

ゼリエをぶちのめさないと静かに休めない状況です!



せめて、学園では体を休めたいんだよぅ。

当初はさ、対ゼリエの訓練にもならないけど敵対してバトルの日々を送るつもりだったのはそーだけど、今じゃオーウェンいなくてゼリエが好き勝手してるから……まともにベットの上で寝れたら御の字って感じで。


学園では休息を優先したいわけよ、ホント、そう。


だから、……ドロドロな女子ファイトは願い下げなんだって。







遠足って……………………こんなじゃなかった、無かったって思うんだ……。

遅れた理由は、体調不良です。

……たぶん、いや、うん。


決して、DVDの日にいっぱい借りたとか……そんなのが響いてとかじゃあないと思うんです……、あ、でも。

デットプール面白かったにゃー♪



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