六章のまとめ(ネタバレあり)
あらすじ
一部のファンから熱狂的な支持を誇るインディーズアイドルひめかはある日、大人気地下アイドルの少女に出会う。全てが反転したようなお互いの姿と在り方。少女はとある提案をするーーー「コンビを組んでみない?あなたがツッコミね」「いや、お笑いかよ」
○主要キャラ
夜弦…記憶喪失の青年。二十代。外見は好青年。中身は戦闘狂。キラーマシーン。情緒不安定。いろんなものを思い出していっぱいいっぱい。どうしようか、これから。
所長…二十九。スキンヘッド。色んな人にいろんな隠し事をしていたけど、もう限界。感情はでにくいけど普通の人間。もっと早く、もっと深く狂えたら楽だったのにね。
城野姫香…十八~二十。ミステリアスガール。友達が欲しい。境遇が似ている彼女とならもしかしたら分かり合えると思った。傷ばかり作ってる。生きてることが罪なの?
椎名百子…二十六。情報処理担当。とある理由から女装している。事務所メンバーをつなぎとめたい。でも力不足も自認している。ほどほどに、ほどほどに。
前原咲夜…二十三。常に首元を隠している無表情ガール。今回あんまり活躍してない。何が起きてもそれなりの覚悟はあるつもり。
○今回の人たち(名前あり、そこそこ重要だった人のみ)
『かみさま』/鏡花/白い少女…アルビノの可愛い女の子。歳は15歳そこらだが、中身はそれよりかなり下。社会性がないよ。人との繋がりを他人には見えない糸とその色で知ることができる。自分のは見えない。すごくいい子。悪意も害意もないし、知らない。外では致命的なほどに。
坂本…『選ばれし仕え人』。それまさか自分で考えたの?センスが…。家具のセンスもない。全体的にセンスないよね。かみさまを拾って利用していたりした。もともとは犯罪者たちの逃げ込む場の提供をしていた。長谷と面識がある。というかうざいと感じてた。
三澤…狂信者。強い。めちゃくちゃ強い。かみさまのことをすごくすごく信仰している。だからお願いごとされるとあまり影響がないやつなら叶えてあげちゃう。甘すぎ。でもかみさまからは怖がられてる。ドンマイ。
近藤…信者。指めちゃくちゃ折られた。ひどい。みせばがことごとくひどい。
竹刀持ってた人…信者。竹刀持ってた人。まあまあ強い。
案内人の女性…信者。全身白。旧ゴリウス教時代から在籍していたので、当然ここがアレなのも知っていたが見て見ぬ振りしていた。話術がうまいというか、まるめこむのが得意。今はどこへ行ったのか。
岩木さん…夜弦と同じアパートの住人。可愛い。まともな人。ヒモの彼氏を甘やかしている以外は。元は心理学科にいたらしい。
○次回予告(予定)
城野探偵事務所が、かつて三人だった時代。城野が所長になる前の話。もしかしたら幸せだった時代。もしかしたら続いたかもしれない世界。血に濡れたダンボール箱が、城野の未来を決めたのか。
間章『グランギニョル』