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異世界生活10日目


砦から兵士さんが来ました。


怪我をすると、修道院に来て治してもらうらしいです。


修道院兼病院のような感じです。というか、メインが病院ですね。


だから修道院でも男子禁制ということもなく、兵士さんがウロウロしているのは時折見かけます。


皆さん武器を携帯していらっしゃいます。

いかにも戦えますといったそれを見るたびにぎょっとしていたのですが、大分慣れてきました。

・・・見るだけなら。


それで、怪我をした兵士さんの姿に

またどこかで戦闘が?

と身構えたのですが、今度は戦闘で負った傷ではなく訓練で、とのこと。


良かった、というのは変ですが、まぁ良かったです。


それもあまり大きな怪我ではありません。

同じく良かった、というのは変ですが、まぁ良かったです。


これくらいの傷であれば、シスターがすぐに治してくれます。


と傍観者をしていたのですが、私がやってみることになってしまいました。


昨日治癒魔法が使えるようになったばかりで、もう実践です。ここの教育方針はスパルタです。


実はなんで魔法が出来たのかもわかっていません。昨日は出来たけど今日できるとは限らないし、こんな初心者にまかせていいんですか。不安です。・・・だめだったら他の人にかわってもらえばいいか。

なんてことを思いつつ、緊張を隠して怪我に手をかざし、呪文を唱えます。


ぼうっと白い光があふれ怪我が治りました。


自分でやっておいてあれですが、自分が一番びっくりしています。

なぜ出来ている!


自転車のようなものでしょうか。一度乗れるとなぜか乗れるようになる感じ。

自転車に乗れるようになったばかりの子供の頃を思い出しました。


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