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異世界生活4日目


あいかわらず魔法は使えません。


ちなみにここではみんな何らかの魔力をもっているのが当たり前です。


魔力が身近なせいか、魔法の授業といっても、あっさりとしか説明されません。

日本育ちの私には先生の説明がとてもわかりにくいのです。


理論が理解できないから実践ができないのか、呪文の発音がそもそも間違っているのか。


私は先生と同じようにやっているつもりなのですが、できないということは何かが間違っているのでしょう。


その何かがまだ全くみえませんが。


アリスちゃん曰く

「目の前にいる人を治したいと思えば、きっと魔法を使えるようになるよ。」と。


そんなことでできるようになるか! 


私はとっさにそう思いましたが、それを口に出すことはできませんでした。


なんとアリスちゃんのご家族は魔物に襲われ帰らぬ人となったそうです。


「だからね、私たちのかわりに戦ってくれる人達のけがを治せるのがうれしいの。」


きっとアリスちゃんは本当に目の前にいる人を治したいと思って、魔法が使えるようになったのでしょう。そして私を同じ境遇だと思ってそんな重い話をうちあけてくれたのでしょう。使命感に燃えるアリスちゃんはきらきら輝いて見えました。


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