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異世界2日目


私と同室の女の子はアリスという名前でした。

金髪にブルーの瞳。白いエプロン。ぴったりすぎてアリスじゃない名前のほうが驚きのかわいらしい女の子でした。


いや本当のアリスは黒髪おかっぱらしくそういう意味では私がアリスなのかもしれませんが。


いやいや。あのイメージは大事です。


あなたがアリス。


そういう意味をこめてにっこり笑い返したら、にっこりしてくれました。うまくやっていけそうです。ここで下働きとかしながら衣食住が確保できないものか、そう思っていたら全く違う展開が待っていました。


朝ごはんを食堂で食べたあと、修道院の一室で勉強会のようなものに連れていかれました。

そこでシスター見習いさん達はみんな白魔法を学ぶのだそうです。


掃除とか洗濯じゃないなんて。


魔法?そんなこと私にできるのでしょうか?


「あなたの魔力は白いイメージがあるから大丈夫よ。魔力は人並みにあるし、練習すればすぐできるようになるわ」


シスターの言ってることがよくわかりません。なにも大丈夫ではありませんが、なんだか、その魔力の色とやらで修道院においてもらえているようならやってみるしかありません。


私は、文字通り無一文です。


ここで放り出されたら、お腹がすいて死ぬかもしれません。そうでなくても、この世界にいるという魔物に襲われるとか、山賊に殺されるとかであっさり死にそうです。偏見かもしれませんが、この世界、治安が悪そうなので。


時々会話にわからない単語が混ざるし、なにがなんだかわからないうちに白魔術を学ぶことが決定しましたが、衣食住のためにがんばることにしました。



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