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第2章掲載開始)夢見る乙女は、記憶をのぞく。  作者: 七瀬ゆゆ。
第1章・星が綺麗な世界だから。
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第1幕 ― ④「死ぬのは怖くない」

 私はご飯を食べたお店から、タクシーを利用して目的の廃ビルへとやってきていた。

 普段なら自身の身を隠しやすく、色々と行動しやすいように夜を選択したいのだが……建物を燃やされでもすれば情報源になりそうな記憶を覗くことすら出来なくなる。本部へ戻って「何も成果なしです」なんて言えば、それこそ大目玉をくらう。


 だから、今回の任務は時間との勝負になる。


 建物が燃やされる前に、Reliefの痕跡を全て消される前に、潜り込む。その上、きちんと成果を持ち帰らなければならないのだ。

 それに、追っ手という名の同僚も駆けつけることを考えれば、早々に決着をつけるべきだと判断したのだ。



(……とはいえ、想像よりも遥かに大きいわね)



 廃ビルとはいえ、多くても三階程度までの建物と予想していたものの、実際は五階まであるなかなか大きなビル。



(上るのも降りるのも一苦労しそうね)



 私が初めに立てていた作戦は大きくわけて二つだ。


 一つ目は、建物入口で記憶を覗くということ。

 これは最もリスクが少ないものの、見られる情報は入口のものだけで、得られる情報も少ない手だ。


 二つ目は、建物内に潜入するということ。

 各部屋を回り、全ての記憶を確認した上で情報を持ち帰る。これが最も理想だが、部屋の中にトラップが仕掛けられていない可能性も否定できないし、Reliefのメンバーが残っていれば、人数や能力の相性によっては勝敗がガラリと揺れ動く可能性が高い。



(人の気配はないみたいだけど……Reliefが潜伏してる可能性だって捨てきれない)



 想像以上に大きい建物であることから、無難なのはやはり一つ目の案である入口で記憶を覗くということだろう。情報が少しでも得られれば、不明瞭な点が多いReliefに対して大きなアドバンテージを得られると言っても過言ではない。



(だけど生温い情報も、当たり障りのない報告も要らない)



 私はポッケから持ち運び用に小さくした杖を取り出し、呪文を唱えて元の大きさまで戻す。黒と翠がマーブル模様に混ざった魔法石と、体を動きやすくする月のモチーフがキラリと輝いた。

 魔法の属種というのは生まれた時から神によって定められている。そのため魔法使い達は、自身が覚えられる魔法を認識するため魔法学会が生み出した属種判断方法の手順を踏み、それぞれが持ち合わせている適性を判断している。



(……敵がいても相性の悪い雷属性以外の魔法使いでありますように)



 全十種ある内、翠色の魔法石は風魔法のサポートができる魔宝石だ。

 唯一の弱点属性である雷属性は、金色の魔法石に当たる。引き当てる確率はとしては十分の一だけど、最悪の展開というのは常に想定し続けるべきである。


 もちろん、どんな相手だろうと本気で立ち向かう。しかし、Reliefの戦力というのはこの間の博物館襲撃によって恐怖として植え付けられており、相性の悪い相手に当たらないように祈りを捧げたくなるのは必然だろう。


 ギュッと杖を強く握ると、建物へと足を運び入れた。


 建物内は思っているよりも整備されているものの、移動手段は目の前にある非常階段だけ。

 私は迷うことなく階段を上がり、ドアを開け二階へと入る。くるりと辺りを見回すと、階段前にある部屋と、奥側にある部屋の二つの部屋が目に入った。



(人の気配はないけど……)



 階段には出入口として重めのドアが設置してある。音を立てないように閉めたつもりだけど、敵には私がこの階にいることが分かってしまうだろう。



(敵がどこにいるか分からないからこそ、部屋を開ける度に防御魔法をすぐに展開するつもりでドアを開けないと)



 私は階段から一番近い部屋のドアノブに手をかけ、勢いよくドアを開ける。真っ先に視界に映ったのは誰もいない部屋ではなく、黒のパーカーに身を包み、金色に輝く魔法石が着いた杖を持つ人物だ。



(雷属性の魔法使い!)



 相手はドアが内開きな分、相手はドアにぶつからないように、少し下がっていたところに位置取りしており、私自身との距離は少しある。相手も相手で開けられることを想定していたのだから、魔法を繰り出すスピードも早い。


 私は少しでも相手との距離を稼ぐように、後ろへと大きく一歩飛び退きながら、杖を自分自身を覆うようにして右から左へと大きく振った。



「【トニトゥル・フェルルム】!」


「【ウェントゥス・スクトゥム】」



 相手が作り出した雷の刃は止まることなく、一直に私へと飛んでくるものの、私が防御魔法である風の盾を作り出すには十分な時間があった。

 私の前を覆うよう作り出した風の盾は、きちんと作れていたはずなのに、雷の刃に触れるとバキッと大きな音を立てたかと思えば、大きな風穴を作りそのまま呆気なく吹き散った。



(嘘、でしょ……!?)



 雷の刃は勢いのあるまま私の真横を通り過ぎると、嫌な音を立てて壁へと直撃した。


 風の盾は防ぐということを目的にしていると言うよりも、向きを変えて防ぐということを目的とした盾ではある。けど盾に触れた瞬間、大きな風穴が出来るほどの攻撃をぶつけられた。

 雷の刃は、風の盾の役割であった方向転換があったとしてもそのズレは僅かであり、一度盾にぶつかったことで威力が少しでも落ちていたはず。なのに嫌な音を立て当たった雷の刃は、壁に大きな穴を作っていた。



(防御魔法は正直あまり得意では無い、という自覚があったんだけど……)



 どう考えたって魔法の質も量も桁が違う。


 盾によって勢いが抑えられたはずなのに、壁に開いた穴は私が普通に使う攻撃魔法と同等。……いや、もしかしたらそれ以上の火力であり、このまま立ち向かえば、自分自身の結末なんて嫌でもわかってしまう。



(殺される)



 突きつけられた明確な事実が私の身体を大きく蝕む。

 被害は私だけに留まらないだろう。このまま暴れさせれば建物崩壊は逃れられないし、二次被害が出る可能性だって非常に高い。



(入口での情報で妥協するべきだった……!)



 しかし今更後悔したって遅い。

 絶望の色を滲ませた私の思惑なんて露知らず、相手は平然と次の魔法を展開する。



「【トニトゥル・プギオ】!」



 相手が使った魔法は先程の刃とは違って、鋭さと速さを重視した短剣を作り出す魔法。私は防御魔法を唱えることを許す暇なく、一直線に杖を握る私の手に向かって真っ直ぐ伸びてきた。



(狙いは、手……!?)



 すぐに相手の意図を読み取り、せめて回避しようと手の位置をずらそうと考えるものの抵抗しようもしたもののそれは虚しいものだった。相手の魔法は、私の想像をはるかに超えるスピードで私の手に当たる。



(頭の中では次の行動への道筋が立っているのに……!)



 距離がある時と無い時の速攻攻撃の差は、嫌という程効果がある。


 ビリっとした静電気に似ている痛みと、嫌な痺れが素早く手全体に走り、大事に握っていたはずの杖がするりと手から離れ落ちる。

 雷属性の厄介なところとして真っ先に上がるのは、この痺れだろう。痺れは身体を硬直させ、強ばらせ、くらりと体制を崩させるのには十分すぎる効果を持つ。


 ――――魔法は杖が無ければ使えない。


 私は杖が地面に落ちる前に拾いあげようと、必死に手を伸ばしてみるものの、痺れた手は思い通りになんて動かない。必死に手を伸ばし、杖先に指が引っかかった時だった。



(あ、れ?)



 腹部に鋭い痛みが走ったかと思えば、私の視界に映るのは杖先ではなく、自分自身じゃない相手の足。さっきまで拾いあげようと、必死に手を伸ばしながら見つめていたはずの杖なんて目の前になんかなかった。

 痛みとはまた別に、何故か身体が言うことを聞かなかった。



(……あ、私。蹴られたんだ)



 私の身体は勢い殺さぬまま、階段前のドアに大きく身体を打ち付けられた。



「がは……っ!」



 壁に打ち付けられた鈍い音と共に、カランという杖が床に落ちた無慈悲な音が耳に届いた。


 腹部には蹴られた場所から広がるような鈍い痛み。肺が潰されたみたいに上手く呼吸が出来なくて、酸素が足りない身体は慌ただしく呼吸を始める。

 壁に身体を打ち付けた後に、受け身すら取れずにそのまま床へ叩きつけられた頭は、ズキズキとした音が響き残るよう痛みが身体を襲う。



(この人、物凄く戦い慣れてる……)



 足りない酸素を補うために必死に呼吸をしようとするものの、口いっぱいに広がった血の味は、口内を始め喉深くまで粘り着いて離れてくれない。

 本当ならそこに障害物になりそうなものなんてものは無いはずなのに、いつもよりもずっと息が苦しく、呼吸の立て直しが出来なかった。


 相手はきちんと足元に転がっている私の杖を、廊下の奥側へと蹴り飛ばすと、そのままこちらに向かって歩き出した。



「あははっ、誰に言われてここに来たのかなぁ?」



 初めてはっきりと聞いた声は、見えない狂気を孕んだ耳によく残るボーイソプラノだった。

 笑っているのに笑ってない、生きているのに生きていない。感情は何となく伝わるのに、不安定で曖昧な声の形は、耳にベタりとこべりついては離れてくれない。



「教えてよ、おねーさん」



 弾んだ声色が私を呼んだ。

 相手はパーカーのフードをひらりと取り、隠れていた素顔を露わにする。


 フードの奥に隠れていた宝石みたいに深い海のような青瞳は、動くたびに揺れ闇の中でも一際目立輝きを放つ。まさにラピスラズリを瞳の中に埋め込んだみたいな色をしていたが、私の姿を映しているはずなのにどこか虚ろで焦点が合わない。

 灰色にくすんだ青髪は、サイドの髪を軽く束ねてハーフアップ。男が歩く度に肩ぐらいまである長い髪がゆらりゆらりと動く。



「情報聞き出さないと、殺しちゃダメだーって言われてるから、早く話してくれた方が楽になれると思うよー?」



 圧倒的な力と、異様な雰囲気。

 大きな闇を孕んだその姿は、反射的に生唾を飲んだ。



(情報が欲しい。だからすぐには殺さず、痺れという戦術を使ったのね)



 私が初めに使った【スクトゥム】で魔法の差が明白になったから、無駄に魔力を消費することを避ける作戦へとシフトさせた。


 雷魔法という自分自身の魔法特性を使い、速攻攻撃を仕込んだ。私が展開した防御魔法を軽々と壊したこともあって、思考が追いつく時間を与えない。そして、思惑通りに杖を手放せさせた。

 そのまま私の一瞬の動揺を見逃さずに体術で私を制圧し、私を完全に無力化させるために、落ちた杖を蹴って簡単に届かせない所へ追いやった。



(だけど、魔法使いを無力化するのに最も効果的な杖を取り上げる、という方法を実践できる人なんて見たことないわよ……)



 いや、出来る人がいないというよりも、やろうと思う人がいないという方が正しい。


 魔法使いの命に等しい杖、魔力があっても杖がなければ魔法は使えないからこそ、魔法使いは杖を取られないようにと用心する。

 さっきみたいに完全に不意をつけることや、繊細な魔法操作が出来なければ、カウンターを食らって立場がガラリと変わるのがオチだ。



(……いや、実力差が明白になったとしても、普通は出来ない)



 どうしたって、魔法の打ち合いをした方が勝ち目があると考えるのが普通。実力差が明白になったからこそ、勝ちへの道筋は男の中で立っていたはず。



(……考え方の次元が違う)



 人が立ち留まるところで迷わず撃ち続ける、それは躊躇いもなく行動に移せる狂気とも同義で、最もわかりやすい強さの証でもある。言葉で言うのは簡単だけど、実行するとなると一番難しいとされる行為。

 気持ち悪い、対峙したくない、そう思わせるのには十分だった。



(……だけど、情報を聞き出そうとするならまだ会話の余地がある)



 男は私の髪の毛を乱雑に掴むと、自身がよく見えるように私の顔を持ちあげ、私と男の瞳がカチリと混じり合う。男の表情が一瞬闇を宿したかと思えば「もしかして……」と、疑問を口にする。

 男の口は、頭の中に抱いた疑問の答えを求めるように、ゆるりと開かれた。



「おねーさん、【黒曜の舞姫】?」



 心臓がはくはくと、浅く、慌ただしく。口から心臓が飛び出しそうな下手な鼓動を鳴らし始める。

 男は自身の仮説を確認するように、上から下へと瞳孔を動かし続けるその仕草は、どうも見定められてる感じがして、更に慌ただしく心臓が動き出す。



「腰まである長い黒髪に、黒く曇った青い瞳」



 男は反対の手で持っていた杖先を使い、耳元の髪の毛そっと引っ掛け、耳朶を露出させた。



「黒ガラスの砂時計」



 大ぶりのピアスが僅かに髪の毛に引っかかりしゃらりと中の砂が揺れる音が聞こえる。

 男はもう十分必要な情報を得たのか、無慈悲にもパッと手を離し、私の身体は再び壁へと叩きつけられた。



「あーあ、これ紛れもない本物じゃん」



 失望の色が混ざった声だった。



「組織じゃ情報抜き取られるからーって、要注意人物として名前が出てたのに、実際はこんなもんなんだ」



 彼は軽く瞼を落とし、冷ややかな視線を向ける。



「……つまんないの」



 さっきまで向けられていた興味が一気に消え失せた、何もかもを簡単に飲み込むほどの冷たい瞳。そして、失望したと告げる淡々とした冷酷な声。圧倒的な力と、ころころと変わり続ける彼の好奇心というのは、私の身体をこわばらせるのには十分だった。



「組織って……貴方、やっぱりReliefなの?」



 だけど、ここで簡単に引く訳には行かない。

 蹴られたところは涙が滲みそうになるぐらい痛いけれども、骨が折れている訳でもない。

 専売特許というほど上手じゃないけど、杖さえあれば治癒魔法を使うこともできるし、まだ反撃だって可能なはずだ。



「へぇー、こんな現状でも情報が欲しくておしゃべりするんだ」



 男は驚いたように一度、目を大きく見開いたものの、すぐに平然を装いながら言葉を紡ぐ。しかし男はニィっと嫌な形で口角が上がったかと思えば、無慈悲にも再度腹部へと蹴りを入れた。

 もう、会話の余地なんてなかった。



「うん、そうだよ?Reliefの一人」



 声にならない痛みの悲鳴が、口から飛び出す。

 私は壁に寄りかかることすら許されず、男に蹴られるがまま腹部を抑える形で横へと倒れた。

 口の中はもう何も出てこない程にカラカラで、独特の甘さが混じった、血の味とはまた違った嫌な味の中と、生ぬるい空気で満たされる。

 急いで呼吸を整えようと、身を捩るがそれすらも許さないと言いたげに、男は私を逃がさなかった。

 私の肩を足で乱雑に蹴り押せば、意図も容易く仰向けにさせられた。



「その長い黒髪と特徴的なピアスしか、組織内では情報がなかったけど……戦闘にも長けた情報員って聞いてたのに!期待はずれにも程があるよ!!」



 男は私の腹部に足を置いた。



「弱いやつには興味無いんだよ、ねッ」



 男の体重を乗せながら、足に強い力を込め、ぐりぐりと腹部を、踏み揺らされる。

 さっき蹴られた傷に、呼吸が整わない苦しい状況。身体中の血液が沸騰するような暑さに襲われ、耳に届く声は波があって脳が正しく情報処理しきれてない。

 痛みで意識を失うことなく覚醒させられ続けるものの、頭には大きくモヤがかかっているようにぼーっとして、ただただ息苦しさがずっと続く。



「うそつき!うそつき!!うそつき!!!全然楽しくない!!!!」



 男の罵倒は止まること知らない。

 酸素が足りず、頭も正常に動かない。息苦しくて、次に何をすればいいのかすらも浮かばない無力な状況に自然と目尻が熱を持った。



「ここに残れば、もっともっと楽しめると思ったのに!」



 締めだと言わんばかりに一度強く押し蹴ると、私の身体は壁に強く打ち付けられた。

 口からは再度唾液が飛び散り、一時的な痛みからの解放を受けた私は、急いで酸素を取り込む。目の端には、男はあの冷たい瞳が私の姿を見つめていた。



「あー、なんかもういいや」



 光がない、暗い瞳は、どんよりとした重々しい、底の見えない深い海へと沈んでいく。



「上から怒られるだろうけど、連れてくの面倒臭いし。……もうここで、ボクの楽しみを奪ったことを死んで償ってよ」



 深い闇の奥底に映る私は、目尻と鼻が赤く染まっている。



(……滑稽ね、私)



 まだ呼吸が正しく行われてないはずなのに、私の頭の中は自身を非難する過去で埋め尽くされていた。


 Reliefはセキュリティ万全な博物館の職員を全員殺した上に、遺品を盗み出した。テロ予告までして、その自信の理由をもっと深く見つめるべきだった。

 私は無惨にも死んで行ったバカという言葉が良く似合う。


 わざわざ情報収集をしてくれ、みんなに見つからないように送り出してきてくれた同期に、何度も心配して連絡してくれた彼も。たった一人の魔法使いにここまで制圧されてしまったらいやでも実力の差というのが明白であり理解してしまう。



(……Reliefに滅ぼされるのが、世界の結末なのかしら)



 現実はいつだって皮肉だ。

 厄災である薔薇の魔女を倒した勇者一行、世界を平和を願い力を奮ったというのに、また新しい厄災が生まれる。しかも世界の平和を願って戦った勇者を信仰している人たちが新しい厄災として歴史に名前を刻むのだから。



(今のNorthPoleじゃ、Reliefを殲滅するのは無理)



 今の戦いで痛感させられてしまった。

 死を待つだけなんて絶対に嫌、そう思っていたはずなのに、今では男からの死を待つだけの運命になってしまった。



「ばいばい、黒曜の舞姫」



 彼はなんの躊躇いもなく杖先を私の心臓に向ける。

 私は救いを求めるように、何かに縋るように、僅かな力を振り絞って手を伸ばせば、自身の耳元のピアスに優しく触れた。



(大丈夫、死ぬのは怖くない)



 冷たい何かがそっと頬を撫で、私は全ての運命を享受するように瞳を閉じた。



「――――【アクワ・トルメントゥム・レクトゥス】」






閲覧ありがとうございました。

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