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鑑定スキルを駆使し、世界最強の戦力を作り上げる  作者: 城峰朝久
第1章 立志
2/6

胎動

名前をテオに変更しました。

呼びやすく覚えやすかなかったため変更しました。

 ダンジョンで生まれる魔物が討伐され、冒険者ギルドに運び込まれる。冒険者はその討伐した際に落とされるアイテム(時と場合、魔物の種類により様々なものがある)を冒険者ギルドに売却することで生計を立てている人が最も多い。その他、指名依頼や強制依頼などの報酬をもらうこともある。


 テオは冒険者が持ち込むアイテムを鑑定することで、真偽を判明し、ギルドから売却額の数%をもらっている。事実、テオは冒険者ギルドに所属している冒険者であり、ギルド職員ではないのだ。自らの仕事で稼ぐことができず、他の冒険者が持ち込むアイテムがなければ無職同然である。


 この日もテオにとっては何も変わらない日常のはずだった。しかし、ある一つだけ違ったことが起きた。この冒険者ギルドでトップパーティーが持ち込んだアイテムを鑑定した。このアイテムは、生まれて初めて見るもので、実際、鑑定してみると復活草と表示された。


名前:復活草

特徴:復活薬(エリクサー)の原料。


 パーティーは他にも同じ様な草を採ってきていたが、その他は回復草、増力草、増俊草、雑草であった。


名前:回復草

特徴:回復薬など、各ポーションの原料。


名前:増力草

特徴:筋力ポーションの原料


名前:増俊草

特徴:俊敏ポーションの原料


名前:雑草

特徴:生命力が強い 用途がない


 僕の鑑定《スキル》が無ければ、ほとんど見分けがつかないな。

 結局、このパーティーが持ち込んだ中に復活草が1束、回復草が38束、増力草4束、増俊草2束、雑草55束であった。


 これら、全てを鑑定した際、ひっそりとスキルが進化していた。



 復活草についてギルド内が大いに盛り上がった。復活草は希少アイテムで、冒険者の命綱になり得る復活薬の原料であるからだ。それだけではなく、復活草は高価なのである。希少価値に加えて、継続的に不足している復活薬を欲している人は多い。冒険者だけでなく、民衆や貴族、はては王族。不治の病や部位欠損でも完治できるまさに魔法の薬なのである。


 しかし、大きな問題があった。まず、ひとつに復活草が生息している場所がダンジョンの深部である点。次に、復活草と回復草や雑草がほとんど外見上の特徴が酷似しており、余程の観察眼か、その分野に精通していなければ見分けることもできない点。

 二つの大きな問題があった。

 だが、これは、一般的な冒険者に当てはまる事であり、現に復活草を一束であるが採取することに成功しているパーティーはその例に当てはまらない。ただし、効率は良くない。このことは、長年冒険者として活躍しているそのパーティーは理解していた。


「テオ君、一時的ではあるが、私たちのパーティーに参加してくれないか?現状、復活草を見分けることができるのは、君だけだ。もちろん、正規の報酬を約束する。」

 

「僕としては、願ってもないことです。報酬は、売却額の20%で、道中でのアイテムの報酬はいりません。」


「了解した。こちらとしては異論はないよ。改めまして、私はアベル。このパーティーのリーダーだ。ようこそ、金剛旅団へ。」


「よろしくお願いします。」


「早速だか、明日からダンジョンに潜ろうと思う。ここで集合ということで。大丈夫かな?」


「大丈夫です。」


「詳しいことは、明日。では、また明日。」



 テオの物語が始まりつつあった。








ーーーダンジョン 場所不明ーーー


 魔物が討伐されるダンジョン。その成立した原因、理由、目的どれも解明されていない。


 また、魔物が誕生する、原因も解明されていない。だが、ダンジョンから得られるアイテムは社会を発展させ、冒険者という職業を確立させた。


 ダンジョンは人知の及ばぬ場所である。


 グチャッ。 グルルー。

 ダンジョンでは、異質な存在が生まれようとしていた。



 



次話 戦闘の予兆



これからやって欲しい話などありましたら、


どうぞ意見を教えてください。






ーー作者からのお願いーー


面白い、続きが読みたいという


読者の皆様、


評価☆☆☆☆☆を★★★★★に変えていただき、


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よろしくお願いします。




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