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ポチと

ポチと①(ポチ)

作者: まえとら

私は犬が嫌いだった。幼い頃、友達の家に遊びに行ったとき。おしりを噛まれたの。それ以来、犬が嫌い。怖いトラウマ。



ある日、娘が我が家に仔犬を拾ってきた。私は家で飼うことに勿論反対した。娘と夫は家で飼おうという。娘はその犬にポチと名づけた。

私は知りませんよ。あななたちでちゃんと面倒見なさいよね。まったくもう。


ほら散歩にも連れて行ってあげなさいよ。なによそのざまは。それではまるであなたたちが散歩されてるみたいじゃないの。ポチはママと散歩に行きたいんだよって。まったくもう。


まあでも。こうして見てるだけならかわいいわね。


犬が苦手な私に不思議とポチは懐いた。

そんな目で見つめないでよ。まったくもう。


しっぽをふってくるポチとだんだん私は遊ぶことが楽しくなった。ポチの名を呼び。ポチをなで。ポチと走り。ポチを抱きしめた。



壁に飾られたポチとの家族写真を見ると思い出す。まったくもう。

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