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青い花  作者: あおば
1/1

誰も許さなくても、僕が許すよ。

どうか、彼を助けて。

時を超えて、彼を助けたい思いが起こす、ありえない出来事。

パシャー。

私たちの出会いは、枯れたカメラのシャッター音。

その音の先には、知らない男の子。

「なんで、私を撮ったの?」

先に口を開いたのは私だった。考えるよりも先に、口が開いていて私もびっくり。そんな私をみて、かすかに笑う君。

「青い花、覚えてない?」

「青い花?」

青い花?なにそれ。人違えかな、私この場所あんまり来ないし、すごく古いカメラ持ってるし、なんか怖いな。

「人間違えじゃないかな、ここおばあちゃんが住んでで夏しか来ないの。」

君は困ったような、泣きそうな顔でこっちをじぃっとみる。そんな顔されると、めっちゃ焦るんだけど。会ったことあったけ?私が忘れてるだけ?めっちゃ気になるんだけど。

「君の名前は?」

偉い、私。勇気出した。

「彼方、僕の名前は彼方。」

彼方?聞いたことない、やっぱり人違えかな。でも、いい名前だな、心地いい。

「ごめんなさい、青い花もあなたの名前も覚えてないわ。」

そっか、と小さい声で返事をした君を見るとむねがくるしくなった。何か言わないと、すごい気まずい。

「彼方、いい名前!私とても好き」

次は、ポカーンとへんな顔。見てるだけで感情が分かる。少しへんな人。

ごーん、ごーん、ごーん。

「あっ、金の音。私もう行かなきゃ、目当ての人じゃなくてごめんなさい!さよなら!」

「ま、まって!」

ぐいっと、腕を掴まれてびっくりした。痛いとかそういうんじゃなくて、冷たい、夏じゃないみたい。

「また明日、きてくれる?僕待ってるから」

「じゃあ、また明日ね」

「うん、じゃあね、小夏」

あれ?なんで私の名前知ってるの。さっき言ったかな?

見てくださって、ありがとうございます。

どうも、あおばです。

ぜひ、続きも読んでみてください。

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