表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
やり直した人生は変えてくれる  作者: あるかり
96/307

96 シスコンと喧嘩

「そうだ!初日だし、自由にモンスター討伐しよ!私たちのパーティーとサーラちゃんたちのパーティー混合で2つグループ作って多く討伐した方が勝ちね?」


サーラと別れるのか。ちゃんと頑張れるかな。


「うーん、年上と年下で別れよっか。年が近い方が話しやすいだろうし」


ということは、俺がさっきから睨みつけてくるユカの方と組むのか。


「それじゃあ、日が落ちてきたらこの辺に集合ね!よーい、ドーン!」


ユナとサーラは一気に駆け出す。


「気をつけてね」


「うん、こけないようにするよ」


サーラに声をかけ、俺らも歩く。


「好きなの?」


始めてユカが話してきた。


「何が?」


「サーラさんのこと」


「いや、いつも一緒だから、離れるのが心配で…」


「好きじゃん、それ」


「そうなのかな…」


俺、この子と話せない…話が続かない…


「ユナさんとは、仲いいの?」


「よく聞いてくれたね!そうなのよー。ユカとお姉ちゃんは世界最強の姉妹なの!私はお姉ちゃんのことをいつも思っていて、お姉ちゃんはユカのことを思ってくれてるの!喧嘩はほんのチョォォォォットだけしちゃうけど、すぐに仲なおりするし、何よりお姉ちゃん、可愛いのよ〜。これだけ仲がいい姉妹はいないと思うわ」


ペラペラとほんの数秒で話していた。


「シスコン?」


「シスコンじゃないし、ただの最強の姉妹なだけだし」


…………気まずい


「とりあえず、何か討伐しに行こうか」


「最初からそういう話だったじゃない!あんたが変なこと言うから!」


そう話していると、目の前にキントヴィーパーが数体出てきた。


「コイツらから倒そっか」


「言われなくてもわかってるわよ」


ユカは炎魔法を使う。


流石に1週間で鍛えたサーラよりは動きが様になっている。


「どんなもんよ!あんた、手も足も出なかったじゃない!」


「俺剣士だし。これは譲ってあげただけだ」


「マジで意味わかんない!どうせ戦えないんでしょ」


ユカは、そう言って笑っている。


「少なくともユカよりは強い」


「気安くユカって呼ばないで!私の何がわかんのよ」


怒らせてしまった。何が悪かったのか?


ユカは走って遠くへ行ってしまった。


俺は必死にそれを追いかける。


サーラとユナが見えたから、すぐに呼んだ。


「そうですか、それは悪いことをしてしまったわ。ごめんね、ほら、ユカも謝って」


「ユカ、悪くないもん。あのガキンチョが悪いもん」


「こら、ユカ!」


ユカはプイッとそっぽを向く。


「そろそろ日も暮れるし、ここらで野営の準備しよっか」


始めての夜が来る。

読んで下さりありがとうございます(`・ω・´)


よければ、ポイント評価や感想を書いていただけると嬉しいです(o^^o)


ブックマークを付けてくださると、私が凄く喜びます。続きが読みたいな、気になるな、と思ったら是非、ブックマークをお願いします(*^ω^*)


今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ