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やり直した人生は変えてくれる  作者: あるかり
95/307

95 昇格試験当日

「おはよう」


「ああ、今日からだね」


「うん、最初は人任せだったけれど…迷惑にならないように頑張ってみるよ」


俺とサーラはギルドに足を運んだ。


「早いな、まだ30分もあるんだぞ?」


「平気に見えて、正直なところとても緊張してるんです」


「2人が緊張することがあるんだな」


「対策練ったのは俺ですし、これで不合格だったりしたら、なんて声をかければいいか…」


「なるほどな。あ、もう1つのパーティーも来たぞ」


「すいません!遅れました!」


あれ?まさか相手って…


「お姉ちゃん、急ぎすぎ…まだ時間には余裕あるでしょ」


茂み姉妹が来た。


「よし、全部のパーティーが揃ったところでしっかりとしたルールを説明しようか」


「相手のパーティーってどこにいますか?」


「ここだが…」


マスターが俺らのことを示す。


それでやっと俺らが試験を受けるパーティーだと認識したらしい。


「終わった…もう無理や…」


おい、妹の方…心の声が聞こえるぞ


「よろしくお願いしますね」


姉の方は笑顔で挨拶してくれる。


「よ、よろしくお願いします!」


サーラが挨拶している。ちょっと前だとありえない光景だな…


「挨拶とかは後で済ませてくれ。済まんな。これから説明する。受ける前にあったように、Dランクモンスターの討伐が合格条件だ。期間は三日間。討伐する場所はどこでもいいが、命だけは落とさないでくれ」


これで、皆が危険なことをすると認識する。


「後、今回ナユタ君は護衛役だ。討伐に参加することはできない。この少年の強さはギルドマスターである私が保証する」


また、冒険者じゃないからな。


「本当に大丈夫なんですか?こんなちっちゃくて細いこんな少年に任せて」


「ああ、冒険者じゃないが、ひとまずCランクくらいの実力はもうあるはずだ」


姉妹が驚く。


「マジで?こんなちっちゃいのが?信じらんないわ」


妹の方がさっきから失礼な気がします。この先が心配です。


「まあ、そういうことだ。行ってもいいぞ。あ、2人はもうちょっとだけ残っていてくれ」


姉妹の方が残されて、数分したら帰ってきた。


「改めてよろしくね?」


「ああ、よろしく」


「そうそう、冒険者らしく、タメ語で行こうよー」


「わかりました。あっ、オッケー?そうするよ?」


「あはは、君たち面白いねー。私はユナあなたたちは?」


「僕がサーラで、リーダーがナユタです」


「いい名だね!こっちは妹のユカだよー。なんだかわかんないけど拗ねちゃってるの…」


ユナの後ろにずっと隠れて歩いている。


「よろしくね」


サーラがそう言っても知らんぷりしたままだ。


「あはは、いつもの人と関わらないからこんな感じなのかな…2人はどうやって出会ったの?」


2人が黙りこむ。


「そ、そうだね!まだわかんないことだらけだから、今日の野営とかで話してくれると嬉しいな」


どうやらユカはだいぶ社交的な感じだな。こちらとしてはありがたいが。


しっかりと合格してやる!


俺は気合を入れた。

読んで下さりありがとうございます(`・ω・´)


よければ、ポイント評価や感想を書いていただけると嬉しいです(o^^o)


ブックマークを付けてくださると、私が凄く喜びます。続きが読みたいな、気になるな、と思ったら是非、ブックマークをお願いします(*^ω^*)


今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

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