87ギルドマスターと。
今日、事情により、9時に投稿できそうにありません…
明日、午前9時台、午後1時台、午後7時台もしくは8時台で三部分、投稿したいと思います。
最近、色々と変更があり、申し訳ございませんm(_ _)m
「おはよう、リーダー」
「おはよう。おはようは分かるんだな」
「うん、前のパーティーで使ってたんだよ。夜は別行動だったからおやすみって言う機会がなかったんだよ」
「そうなんだ…それじゃあ、準備してからギルドの方に行ってくるよ」
「僕も一緒に連れて行ってよ」
それから数分して準備を済ませ、朝ごはんを済ます。
「行こうか」
俺は立ち上がる。
「僕はどうしていればいい?」
「自分の好きなようにしていればいいよ」
「わかった。ギルド内に入るね」
「ありがとう、そうしてくれたら助かる」
そうしてギルドに入る。
「それでさ、昨日ちっちゃい子供がアルクトスの首を蹴ってたんだよ。あの後、付けて行ったんだが、ギルドマスターがある部屋に行ったんだ。あ!あいつらだよ、その俺が言ってる奴らは!」
俺らの方を指差す冒険者がいたが、相手にするとめんどくさそうなので、放っておいた。
「ここらで待っておくよ」
そう言ってサーラと別れ、受付に行く。
「すいません、セリアさんでしたっけ。ギルドマスターとお話ししたいことがありまして…」
「ちょっと待っていてくださいね」
少し奥の部屋に行き、「どうぞ」と、招き入れてくれる。
俺は扉をあけてからすぐに謝る。
「昨日はいきなり飛び出してしまってすいませんでした」
「いや、いいんだ。ナユタ君にとっては嫌なことだったのかもと私も反省したよ」
「それで、今日は、少し俺のことで話があってきました」
「そうかい。それでは、中に入りなさい」
それで、俺は部屋に入る。「座りなさい」と言われて、ソファに腰をかける。
「話というのは、俺がなぜ冒険者にならないか、ということです。なぜかと言うと、学校を卒業していないからです」
「でも、旅をしているって」
「はい。簡単に言うと、学校をサボっている状態です」
「どこの学校かな?」
「ヘイディア学園というところの一学年の生徒です」
「プルガのところかい?」
ギルドマスターはプルガさんのことを知っていた。俺は頷く。
「アイツとは昔一緒に冒険したよ。頼もしいやつだったな。でも、なぜ抜け出して旅をしてるんだ?今のアイツのことだから、「うちの生徒が」って死んでも連れ戻すと思うが」
「俺のわがままなんです。とある事件があって、僕が出て行きました」
「その、とある事件ってのは……言えないか」
俺のことを察してくれたようだ。
「すいません。まだ言える勇気がないです」
「そうかい、学園の方には戻るつもりは?」
「あります。退学処分になっていたとしても、一度は戻る気でいます」
「そうしてくれ。おそらくプルガのやつも気になって仕方ないだろうしな」
改めてプルガさんたちに悪いことをしたな、と思う。
「変なことを聞いてもいいですか?」
「おう、なんだ?」
「俺はニンゲンですよね?」
俺は、なぜかこう聞いていた。
「この歳で、あの強さは見たことないが、人間ではあると思うぞ」
「内面は、どうですか」
「……長いことギルドマスターをしているが、初めて聞かれた質問だな。まだ、会って間もないんだ。そこまではわからない」
「ですよね。すいません。変なことを聞いてしまって」
「いや、いいぞ。困ったらなんでも聞いてきな」
俺はこのギルドマスターは、いい相談相手になりそうだと思った。
「話はそれだけか?」
「はい。ありがとうございました」
俺はゆっくりと部屋を出て行く。
ギルド内で待っているサーラのとこに行く…が、サーラはどこにもいなかった。
「セリアさん、サーラ、見ませんでしたか?」
「……見てないわよ」
少し何かを含んだ言い方だった。
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