表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
やり直した人生は変えてくれる  作者: あるかり
23/307

23 男

今か今かと待っていると、俺は誰かに話しかけられた。


「おい、坊ちゃん、ちょっとどいてくれねぇか?」


そこには、ニヤニヤしながら立っている男が2人いた。


「あ?聞こえねぇのか?お前だよ、ガキ」


男の1人が俺の髪を引っ張り無理やり顔を合わせる。


「やめて下さい!私たちが先に座っていたじゃないですか!」


母が言うけれども俺の髪を掴んでいる男は聞こえていないのか、聞こえないふりをしているのか、俺に対してだけこう言った。


「どかないなら俺がどかしてやる」


そう言って俺を抱きかかえてから闘技場の下の方に投げた。


「ひゃひゃひゃ、お前やべーよ、あのガキ死ぬんじゃねーの?」


「どかねーのがわりーんだ、知ったことないね」


「ナユタ!」


母の声とあの男らの笑い声だけ聞こえる。



ここの人は知らない人でもこう言うことをするのか。やっぱり外に出ない方が良かった。人は酷いことしかしない。


闘技場の1番上から投げられた俺は地球のことを思い出していた。


宙に浮いていた身体は人のいない地面につき、俺は呼吸ができなくなるくらいの衝撃を受けた。血を吐いている。そのまま1番下まで転がって行った。


周りから、


「なんだ?子供が転がってきたぞ?」

「あの子大丈夫か?」

「誰か医者呼べ!!」


ところどころからそんな声が上がっていた。


痛い。身体全体が痛い。受け身をうまくとれなかったせいだ。意識が遠のいていくが踏み止まり、ゆっくり立ち上がろうとした。だが、打ち付けたせいか、上手く力が入らない。

でも、試合が始まるだろう、俺は闘技場から出ようとして動かない体で出口へ向かう。体を動かしてないと意識が遠のいていくと感じた。


出口に少しだけ近づいたとき、俺は誰かに抱えられた。


「痛っ…」


「ごめんね、少しじっとしてて」


そう言われた。

誰かに抱えられたまま、俺は気を失った。

読んで下さりありがとうございます(`・ω・´)


できれば、ポイント評価や感想を書いていただけると嬉しいですm(_ _)m


ブックマークを付けてくださると、私が凄く喜びます。続きが読みたいな、気になるな、と思ったら是非、ブックマークをお願いします(*^ω^*)


今後ともよろしくお願いします(o^^o)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ