201 休憩終わりのひと時
「そろそろ休憩も終わって帰るか」
「第2弾の準備をしないとね」
「え?第2弾って?」
「私ら、1日に2回のクエストをするの。なら、たくさん稼げるでしょ?ギルドにクエストはひとつなんてルールが無いから、そうしているだけよ」
「そうなんだ。俺らもやろうかな…」
「その代わりに夜が遅くなるから、危ないと言えば危ないけどな」
「じゃあ、今日は同行させてください。明日からの肩慣らしもしたいんで」
「ナユタって勉強ばっかだと思ってたけど、意外にもこっち側の人間だったりする?」
アイナが笑顔でシャドーボクシングをする。
「よく分からないけど、バケモノだの、戦闘狂だの、色々言われたことはありますね」
今となってはあまり気にしていなかった。
「おお!じゃあもう私ら友達だね!改めてよろしく!」
よく分からないまま、話が進んで、帰る準備をしている。
「俺が補足しておく。こっち側というのは、モンスターの討伐を楽しんでいる人の事、ってのも俺の勝手な推測なんだけどな。あっ、俺は違うからな」
小声でレイがナユタの耳元で言う。
(意外というか…怖い一面があるんだな…)
ナユタは思った。そしてすぐにナユタが言い返す。
「じゃあ俺も違いますよ!言われるだけで楽しんでいるとは思ってません!」
「わかってる、わかってる。まぁ、アイナの勝手な解釈だ。流してもらってていい。あんなこと言ってるが、アイナはアイナで考えというか、まあ、色々あるんだろう。あまり追求はしないでくれ」
「レイさん。ひとついいですか?」
「レイでいいぞ。なんだ?」
「アイナさんのこと好きですか?」
「…⁈」
レイが無言でナユタから離れていく。
「アイナさーん。ちょっといいですか!」
「ちょっ、バカ、やめろ!」
これは…と、ナユタは確信を持った。
「アイナでいいよ。何かあった?」
「冒険者していて、楽しいですか?」
「楽しいよ。でも、1人だったらここまで続いていなかったと思うよ」
「最初は1人でやっていたんですか?」
「うん。それで、どうかな…10日も経っていないくらいでレイが仲間に入れって言ったんだ」
「そんなに強引では無かったはずだぞ…」
「まぁ、飽きたらやめればいいなと思っていたのだが、レイがものすごく強くてな。ギルドでも騒がれ森に行っても騒がれ…おまけに女がいっつもそばにいる」
「そうだったんですか⁈」
「俺が呼んでいたわけじゃねぇよ!なんか物凄く女性から話しかけられるんだ。女性と話すのはあまり得意ではないのに…」
「全部ウソだぞ〜女を呼んでめちゃくちゃ自分から話しかけてたぞ〜」
「サイテー!女ったらし!」
「だから違うって!」
必死なレイを見てアイナが笑う。
「まぁ、一言で言うとモテていたわけだ。なんだか憎たらしくてやめれなかったんだよ。だから、コイツには負けたくないって思ってずっとパーティーを組んでいた。今もそうだな。まぁ、レイがどう思っていたのかは分からないがな」
「俺はありがたく思ってるよ」
「ナユタ、女はこうやって落とすらしいぞ」
「本心で言っていることが全てウソみたいになるじゃんか!」
2人共がこうして笑っていられるのも、パーティーを組み続けている理由なのかもしれない。
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