2 死
ゲーセンに入れてもらえなくなってから、俺は彷徨うように街を歩いた。
長年住んできた街だが、色々と変わるところがあった。
大きな建物が増えていた。そこには学生が多くいた。俺は見るだけでそこからすぐに立ち去った。
しばらく歩くと、半年ぶりの妹と会った。
妹は気づかなかった、気づいたかもしれないが、目は合わせなかった。遠くから聞こえる妹とその友達の声。
「兄弟っているの?」
「ううん、いないよ。」
俺は、ちょっと悲しかった。
でも、これで吹っ切れた。
…自殺
前から考えていた事だ。
この世界の生物の暗いところだけと顔を合わせるのはやめにする。
周りの人の仕草、視線、色々な事が俺の知っている暗黒なところにしか見えないようなこの世界とは。
誰もいない路地裏で俺は、近くにあった鎖で首を吊り、自殺でこの世の人生を終わらした。
読んで下さりありがとうございます(`・ω・´)
よければ、ポイント評価や感想を書いていただけると嬉しいです(o^^o)
ブックマークを付けてくださると、私が凄く喜びます。続きが読みたいな、気になるな、と思ったら是非、ブックマークをお願いします(*^ω^*)
今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m