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やり直した人生は変えてくれる  作者: あるかり
194/307

194 2人との出会い

遅れました…

ナユタがベッドの上で落ち着いてから2人が質問を投げかける。


「単刀直入に聞いて、何があってからあそこにいたのかを教えてくれない?」


「…何もないです。森を感じてました」


ナユタがプイッと視線をそらす。


「迷子なのか?それとも、脱走か?」


「今、この時点で言えるのはただ一つです。誘拐されてます」


アイナとレイは思った。


((扱いづらい子だなぁ…))


「用は済みましたか?もう解放してもいいんじゃないでしょうか…?そろそろ助けを呼んで騒ぎ立てたいんですけど」


「最後にひとつだけ。親元は?」


ナユタはそれを聞いて黙り込む。


「親は…殺されました」


先ほどまでサラッとした返答だったが、急に声色が暗くなったのを聞くと、どうも体が動かなくなる。


「もう、いいですよね」


その場を離れようとするナユタをほっとけなかったのか、アイナが手を差し伸べる。


「楽しいこと、しましょう?」


「別に俺、楽しいことなんて、求めてないですけど。さらに言うと、病人ですし。そんな人を連れて楽しいですか?」


「じゃあ、したいことをさせてあげるわ。何がいいかしら」


「風邪に効果のある魔法の開発、又は、薬の開発がしたいです」


驚いただろう。したいことが予想の遥か上をいっていたのだから。


「自分が風邪になって初めてわかりました。自分がこんなにも辛いのに、さらに周りの人にも迷惑をかけてしまう。そのために、自分の風邪の早期治療にも、周りの安心にもつながるようなものがあればいいなと思いました。お二人もそう思いませんか?体の怪我を治す魔法はこの世に存在しているのに、風邪を治す魔法がないのはおかしいと思いませんか?」


唖然。アイナとレイの様子で一番しっくりとくる言葉はこれだった。


「確かに、そうかも知れないな」


レイがナユタの意見に乗った。


「どうだ、アイナ。たまにはこう言うことしてもいいんじゃねぇか?」


「むむむ……わかったわ。手伝ってあげる。名前聞いてもいい?」


「ナユタです。よろしくお願いします」


3人の意見が決まったところで、外に出る。


そこは見慣れない光景だった。

読んで下さりありがとうございます(`・ω・´)


よければ、ポイント評価や感想を書いていただけると嬉しいです(o^^o)


ブックマークを付けてくださると、私が凄く喜びます。続きが読みたいな、気になるな、と思ったら是非、ブックマークをお願いします(*^ω^*)


今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

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