159 パニック
こんな時間になってすいませんでしたm(_ _)m
「こちらに来てください!ここで待機を!」
そこでパニックになっている人が多くいた。
その為、魔法を乱発する生徒や、自分からヴィーパーに突撃していく生徒もいた。
「力を得たもののパニック状態ってこんな風になるんだな」
「動揺しているのか、感心しているのか、本当に分かんないわ…ここまで強くなってるとは思ってなかったわ」
「シオンさん、学校での反響はどうですか?やっぱり告られたりするんですか?」
「何を言い出すと思ったら…そう言うのはこれが終わってからにしてね」
「逃げないんですか?」
「たまには弟子に、カッコいいとこ見せたいじゃない?」
「それじゃあ、自分にカッコいいところ、見せてくださいね。じゃないと、あの約束は無しにしますからね」
「分かった。そう言うことで!」
ナユタとシオンがちょっとだけ会話を交わしてヴィーパー討伐をしていった。
ナユタが十数体倒したところでなんだか違和感を感じる。
「なんか、いつもより元気がないな。これだったら誰でも殺せるな」
気づいた時にはもう全てのヴィーパーはいなかった。
「やっぱりおかしいよなぁ…」
全体的に相手が弱すぎる。誰かが弱らせていたのか。でも、そこまでするのなら、倒していないのが疑問になる。
「ナユタ君、戻りませんか?」
シオンに言われるが、ナユタは森の深くまで走っていった。
「もしかしたら…」
ナユタはユカとユナのことが心配になった。
「ユカとユナはどこにいるんだ…?」
森を進んでいくと、地面の枯れ草がチリチリになっているのを見た。
「これは…」
ナユタはその燃えた跡を辿っていった。
「ここか…洞窟?」
あまり深くはないようには見える洞穴らしき場所を見つけた。
「入るしかないよな」
中はしっかりとした作りで、どちらかといえば神殿らしい感じだった。
ナユタは今までにない禍々しい感じで足が思うように動かなかった。
「引き返した方が、いいか」
引き返す判断をすることがないナユタはこれが新鮮な感じがしていた。
「やっぱり気になる!」
ナユタは洞穴の奥の方へと足を運んでいった。
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