145 昇格試験 〔 Ⅹ 〕
「お疲れ様〜」
翌日、祝賀会が開かれた。
「さすがうちの新米エース。一年足らずで凄いことをやってくれるなぁ!!」
「そんなことないですよ。みんなが毎日頑張ってくれてるからです」
ナユタは酔っている冒険者に対して、丁寧に接することで大変そうだった。
「サーラちゃん、ちゃんと飲むものはお酒以外の物にしなさいよね」
「はい?僕、お酒飲めないから飲まないですけど…」
ギルドは大盛り上がりだった。お酒でいい感じに酔っている冒険者がゴロゴロいる。4人に賞賛の声を上げる冒険者もたくさんいた。
「お姉ちゃん」
ユカが真剣な目をしてユナに話しかける。
「何?真剣な表情しちゃって」
「私たち、この人たちに奇跡的に…偶然出会ったのかな」
「ナユ君とサーラちゃんの事?」
「うん。これは奇跡なのかな…アイツらが居なかったら今頃私たち…それと、本当にこれからもついて行っていいのかな」
ナユタとサーラについて行くと決めたのはユカ本人であることは間違いない。確かに2人には了承も取っていない。
ユナはユカのその言葉に即答した。
「私ね、「奇跡」とか「偶然」とか、あんまり言いたくないんだ。なんかほら、たまたまみたいな感じするしさ。だから私は運命なんだと思う。神様が絶対にこうしてくれてるんだって私は思うんだ。そっちの方がなんかいいよ。ナユ君とサーラちゃんが出会ったのも運命。その2人に私たちが会ったのも運命。そう考えると、これからも4人でいることが当たり前だと思うけど?」
「運命か…」
ユカはその時、どことなく嬉しそうな感じをしていた。
「ユカ、ユナ、これからなんかイベントがあるらしいからこっち来ない?というか来て!」
「行くよ、お姉ちゃん」
ユナはユカに腕を引っ張られて走り出す。
そして、立たされたのは壇上だった。
「何が始まるの?」
「分かんない。でも、イベントがあるとだけ聞いたよ?」
『これからこの4人に、チーム名、二つ名を決めたいと思います!』
明らかにユカが嫌な顔をした。
「まずは、パーティーのリーダーからつけていこう」
冒険者はナユタらを置いて先々進行していく。
「そもそも、リーダーって誰なの?」
確かに知らない人も多いだろう。サーラがナユタのことをリーダーと呼んでいるから勘違いしている人も多そう。
「リーダーは、ユナです。サーラが俺をリーダーと呼んでいるのは昔の名残なんです。なんかこんな感じがいいですね。二つ名とかやめて、自由にお話しする方が俺は好きなんですけど…」
それを聞いて進行側は相談し、普通の質疑応答ぽいことをしようということになった。
それも意外と長く続き、宿に帰ったのはだいぶ遅い時間となった。
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