130 護衛
「ちゃんと乗ったか?それじゃあ、行くぞ」
学園祭が終わった次の日は馬車がよく混むらしい。そこで冒険者が乗りやすくする方法として、護衛というものがあげられる。
「こんなちっこいので大丈夫かと心配していたが、まさかBランクだったのか。それだったら安心して行くことができる」
「だからと言っていきなり走り出すなんてことしないでくださいよ。俺らでも限度があるんだよ」
「分かってるよ。他の客もいるんだ。安全第一で走るよ」
馬車が走り出す。周りの馬車も一緒に走っており、ずっと先まで馬車が見えた。
「護衛さんたちが忙しくなるのは王都を抜けてからだ。頑張ってくれ」
本当に王都までは何も起こらなかった。前にいる馬車の護衛が倒したのか、もともといなかったのか分からないが、何も起こらなかった。
「どうする?前に乗るか?」
見渡しの良い前に座らせてくれるようだ。
「いいんですか?それでは前に座らせていただきます」
代表としての俺だけ前に乗った」
「少年はいつ頃冒険者になったんだ?」
「つい最近です。学園祭前日くらいですかね?」
「それは凄えな。急成長以上の成長をしてるじゃねえか」
「いや、冒険者になる前からモンスターは狩っていたので、実質一年くらいになります」
「そうか、それでも凄いさ」
「そんなに凄いって言わないでください…」
「おっ?照れてんのか?コンニャロ」
馬術師の人は、話しやすい人が多いような気がする。コミュニケーションとかも鍛えられているのかな。
「そういえば、モンスターが出たとしても、あまり叫ばないでくださいね。乗客がパニックになったりしますから」
「ああ、分かった。少年も、乗客がパニックにならないように護衛を頼むぞ」
「まあ、仕事ですからね」
そんな話をしていると、モンスターが出てきた。
「まあ、ざっと十数体ですか…」
「1人でいけんのか?」
「ちょっとだけ待っててください。サクッとやってきますから」
その言葉どうり、剣を振るだけでモンスターは倒れていった。
「さすがとしか言いようがないな」
「これくらいできておかないと、自信を持って護衛なんてできませんよ」
「そうか?引き続き頼んだぞ」
その日は、比較的モンスターの数が多く、数十体で襲ってくることが多かった。
サクサクと進めたおかげで昼には元いた街に到着できた。
「護衛、ありがとな」
「いえ、こちらこそ乗せていただきありがとうございました」
「私たち、何もしていないんだけど…」
「そろそろリーダーには敵がいることを知らせることを覚えて欲しいです」
「まあ、安全に来れたからいいんじゃない?」
「そろそろ戻らなければならない。それでは」
そう言って、馬車が引き返していった。
「ひとまずギルドよね」
「そうだな。俺の報告もしなきないけないしな」
こうして、またいつも同じような、少しだけ違う生活が戻ってきた。
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