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初投稿です。あるかりと申します。
異世界になるのはちょっと先になります。
初心者の作品でも読んでくださる方はどうぞご覧ください。
平日の昼間。学校に行かずにゲーセンにこもる。
もはや日課、だった。
親はそのことを知っている。
だが、もう何も言わない。出来の良い妹がいるからだろう。俺の事なんてどうでも良い事だ。
「お前はうちの子ではない。」
と言われて、かれこれ半年くらい家に帰ってない。
ゲーセンの店長には顔も名前も覚えられていた。こんな俺でも店に居させてくれる優しそうな店長だ。
そんな店長だったのだが、3日ほど前からはゲーセンに入れてくれなかった。
俺の親が店長に俺を入れるなと脅したようだ。金を使って。
俺は人間が嫌いだ。正しくは優れた者を優先し、何かに困れば、武力行使や金を使って解決を図ろうとするような奴が嫌いだ。
金を見せられて、それに従う奴も同じだ。
全てがそうではないかもしれない。だが、俺の見てきた、育ってきた環境はそのような景色しかなかった。
店長はそのような人ではないと信じていた。違ったようだ。
俺の親に金をちらつかされてそれに従った。
口では「ゴメン」とは言っているけれども、ガラス越しから見るその顔は俺の嫌いな奴の顔だった。
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11月1日より、新しい小説を描き始めました!
題は「夢を追う少年はその夢の悪夢を知らない」です。
良ければそちらも読んでいただけるとありがたいです。