第1話 異世界転生初日
この物語は何の能力もない新卒社会人が努力と運とスキルで成長していきなんやかんやでハーレム生活を送るありふれた物語です。
文法などおかしい点は多々あると思いますが許してやってください
少しずつ勉強していきます
???「お兄ちゃん私と一緒に寝よ///」
???「兄さん僕と寝ようよ」
???「お姉ちゃんが一緒に寝てあげる!」
他にも数人の女性の声が聞こえる......
僕に姉妹はいないはずだが、これは夢か?
などと考えているうちに僕は深い眠りに落ちた。
母「早く起きなさーい!」
聞き慣れた声が聞こえる。
僕は顔を洗い歯を磨き下の階に降りる
僕「おはよう。」
母「おはよう、早くご飯食べて仕事行かないと遅刻するわよ。」
僕「今日もご飯はいらない。」
僕は基本朝ごはんは食べない。というより気持ち悪くて食べられない。
母「じゃあ、おにぎり食べながら行きなさい。」
僕「ありがとう! 行ってきます。」
母「行ってらっしゃい!」
僕は車に乗りエンジンをかけ会社に向かう
会社は隣の市にあり毎朝小一時間かけて通勤している。
見慣れた建物に見慣れた景色いつもと何も変わらない道に退屈している。
自己紹介がまだだった
僕の名前は柊 友貴
10月11日生まれの18才
身長体重は164cm54kg
特技は高校でやっていた弓道と昔からやっているゲーム
今年高校卒業し第2志望の会社に入社し今日で丁度入社6ヶ月目だ。
会社は辛くはないが同じ作業で飽きてくる。
そんなことを紹介しているうちに唯一の死亡事故多発地点のカーブにさしかかる。
見通しが悪く対向車と正面衝突で毎年人が亡くなっている、僕はスピードを落とし標識に従いクラクションを鳴らしカーブを曲がる。
曲がり切ろうとした時エンジン音が聞こえた。
「まさかな......」
と冷汗をかいているとそのまさかだった......
猛スピードで対向車がこちらに向かっていたのである。
そんなスピードで曲がれるはずもなく反対車線である僕の車線に飛び出していた。
そして轟音とともに正面衝突をし僕は意識を失った......
10月2日僕は不幸にも黒塗りの高級車と交通事故にあい18歳という若さで命を落とした......
目を覚ました時僕の前には青空が広がっていた。
「僕は死んだのか......?」
ありふれたセリフをつぶやき辺りを見渡す。
周りは木に囲まれ、小さい泉があるだけだ。
僕は1度いや何度もこの光景を見たことがある、それがいつどこでかはわからないがこの場所には確実に見覚えがあった。
足元にはいつも車に積んであるテントとお菓子や非常食、道具などが入ったバッグが都合よく落ちている。
身体には外傷などはないが左手の甲に見慣れない模様がある。
「ここはどこなんだ......」
死後の世界なのか?
頭が混乱していてまとまらない。
「喉が乾いた…...この泉の水は飲んでも大丈夫かな?」
泉はとても澄んでいて手をいれるとひんやりと心地よい冷たさだ、おそるおそる飲んでみることにした。
「うん、美味しい!」
今まで飲んだ水で1番美味かった、それと同時にキュインキュインと音がしたがあまりの美味しさにそんなことどうでもよく感じた。
「ふぅ〜」
溜息をつきバッグの中を漁った。
辺りの木々は闇に紛れていて何がいるかわからない、とりあえず護身用に小物のナイフを身につけておく。
ぐぅーと腹がなるバッグからレトルトカレーに白米、鍋、コンロを取り出し食事の準備をする。
こんな非常事態でも人間は腹が空くのだから不思議なものだ。
5分程で辺りにカレーのスパイシーな匂いが広がってきた、バッグから紙皿を取り出し白米にカレーをかける
「いただきます。」
手を合わせカレーを頬張る。
朝ごはんをまともに食べるのは久しぶりだ、朝は低血圧と睡魔と吐き気のせいでまともに会話も出来ないほどで朝ごはんは食べられていない。
「ご馳走様でした。」
美味しかったの一言に尽きる、レトルトだからって侮れないなと再確認した。
「これからどうするかぁ…...」
ここがどこかもわからないとはいえ、何もしないわけにはいかない。
今は朝だから明るいが夜になれば闇に包まれるだろう。
「今のうちに枝や枯葉を集め夜に備えなければ」
コンロがあるとはいえ無駄に使っていればガスが無くなり使えなくなってしまう。
とりあえずテントをたて、薪を集めることにした。
「よっこらせ。」
1人でテントをたてるのは一苦労だ......
テントがたったのは数十分後だった。
中にバッグを投げ込み自分も入る
寝心地は悪くはないが良くもない、まぁ雨風が防げるだけマシかと思い外にでる
ここから新しい生活が始まるのかと考えると心細く涙がでてきそうだ、だがくよくよしてても始まらない。
第2の人生だかなんだか分からないが大切に生きよう。
枝や薪を集めおえた頃にはすっかり日が沈み肌寒くなってきた。
「これだけ集めればしばらくはもつだろう。」
拾ってきた薪に火をつけテントに入る
ほのかに暖かいテントの中で寝転がり目をつぶった。
この場所はどこで見たんだ.....?
あと少しで思い出せそうなのだが思い出せなくもどかしい。
その日、僕は疲れからか寝てしまった。
読んで頂きありがとうございます!
なかみーという者です
初めて小説を書くのでつたないものですが暖かい目でみていただけたら嬉しいです。
どんなことでもいいので感想や評価を頂けるととても嬉しいです