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7時10分、君とすれ違った

作者: P0ne

大きくなったら自然と何かになれるものだと思ってた。高校生くらいには何か特殊な才能が目覚めて、大人になったら誰もなし得ないことをできるものだと。他人と私は違うものだと思っていた。

小さい頃は臆病な性格で他人に対して意見を言うことが全くできなかった。そのせいかはわからないが、友達や同級生からはよくからかわれていた。今になって思うことは、自分の気持ちや意見をしっかりと相手に伝えることは幼い頃にできるだけ多く経験しておくべきだと言うことだ。

理由は私自身のストレスの解消法にある。誰かにからかわれた時は、自分の心の中で相手をボコボコに痛めつけたり、とりあえず自分の心が安心できるように妄想を膨らませる。想像程度で辛さが軽減するのかと思うかもしれないが、人間は慣れる生き物とはよく言ったもので私の心は妄想程度でストレスを発散できる様になってしまっていた。

妄想でストレスを発散できるなら良いのではないかと思う人もいるだろうが、そんなに良いものではない。なぜなら、心の中では常に俺が一番強い、賢い、偉いといったような本当に都合の良い妄想を考えている。そうしていく内に、あえて俺は意見しないでやってるだとか、相手に合わせてやっているんだなど心の中で他人を見下す様な妄想にエスカレートしてしまったのである。

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