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プロローグ
あの日から、俺はおかしくなった。
突然、電車の前に飛び込んだ女性。そして、そこには死体があるはずなのにない。
俺は、その一部始終を見ていた。
何がおきたか分かってた。でも、分かりたくなかった。
普通はあり得ないからだ。普通だったら、、、。
(きちんと現実世界にいるよな。)
そう思わずにはいられなかった。
周りの人は、気にする様子もなく普通に電車を待ってたり、乗ったりしている。
俺は驚いた。怖くなって、その場から立ち去った。
(何で俺だけ見えるんだ?おかしいだろ。)
そんなことを考えながら、家に着いた。